ピンポンのない我が家、ある朝9時にドアがドンドンと鳴る。

 

 

二人とも夜遅くまで働いているため、毎日朝9時半ごろまで寝ている私たちはびっくり。

 

 

 

なんやろ、、、何も頼んでいないんだけどな。。。

 

 

 

とドアを開けるとWalmartよりお届け物が。

 

 

 

 
 
 
寝起きの頭でいっぱい考えて、間違えて配達されたと気づき、見渡すとまだ配達人は駐車場にいる。
 
 
 
寝起きのぼっさぼさの頭と、パジャマということで門を飛び出すことができず、門の中から大きく手を振って、
 
 
 
 
おーーーい、間違えてますよーーーー!!
 
 
 
 
と叫んでみたけど、
 
 
 
 
髪の毛ぼっさぼさのパジャマ姿のアジア人女が怖かったのか、私に気づいていたはずなのにぶおーーんと行っちゃった。
 
 
 
 
どうしようかな、、、間違えに気づいて取りに来るだろうか。。。
タグをみても苗字しか書いていなくて、ご近所さんは下の名前でしか覚えておらず、
Ms. C.Blandyさんが誰かわからない。
 
 
Cindyさんかな。Chrisさんかな。。
 
 
ご老人が沢山住むコミュニティー。
朝から雨で、パンが入っているし、朝9時にお届けということで、朝食で食べようと注文したのではないかあ。。。
 
 
 
心配だからWalmartに電話して、間違えて受け取ったことを伝えた。
 
 
追跡番号を告げると、
 
 
「本当に注文していないのですか?」
 
 
と念を押して聞かれ、
 
 
 
「していないよ、名前が違うもの。近所の誰かだと思うから、住所教えてくれたら届けますよ。」
 
 
 
というと、
 
 
 
「その必要はないです。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。そちら差し上げます。」
 
 
 
とあっさり言われて、びっくり。
 
 
 
特に欲しいと思える商品でもなく、近所のおばあちゃんのものだったら本当に申し訳ないので、
 
 
 
「いえ、必要ないです。それに注文した人、きっと待ってると思いますよ。誰か取りに来てくれませんか?もしくは私が届けるから、住所や名前教えてもらうことはできますか?」
 
 
 
「心配いりません。注文者は届かなかったとキャンセルして全額返金されます。そしてまた注文したらいい。」
 
 
 
ということで、
 
 

 

 

 

 

 

 

貰ったんだけど、、、。

 

 

 

なんかね。

人件費払うくらいならキャンセルさせてもう一回配達したほうがいいという、利潤追求のキャピタリズムの渦の中にいる気がして朝から気分が悪かった。

 

 

 

今アメリカは物価がどんどん上がっていて、こうやって無駄なことをするからもっと値段が上がるのではないかな。

 

 

 

もしかして誰かのいたずらかなとも思い、気持ち悪くてパンは食べられないな。。

 

 

 

 

 

 

 

こちらボディーソープ。

 

 

これは使うか。ああとてもいい匂い。

トイレットペーパーもちょうど切れかけてたから、季節外れのサンタさんの贈り物と思っていただいておこう。

 

 

 

 

 
 
 
こういうの、私たち飲まないんだけど、庭師さんが来たら上げようかな。。。
 
 
 
 
と、あげるといわれたので早速ばらして手片付けて、使ってみたりしていたら。。。。
 
 
 
 
その約3時間後、お昼過ぎにまたドンドンとドアをたたかれる。
 
 
 
 
今度は30代の背の高いピッピーっぽい女性が無愛想に立っていて、
 
 
 
「朝に間違えた配達があったと思うんだけど。。。。
住所間違えて伝えちゃったの。」
 
 
 
なんと。
 
 
がーーん。
 
 
 
もうトイレットペーパーはばらしてトイレに設置しちゃってるし、ボディーソープもちょっと使っちゃったし、ゲータレードもばらして何本かは冷蔵庫に。。。
 
 
 
 
本当のこと言うと気まずかったので、
 
 
 
 
「あれ!電話して取りに来てもらったんだけどな!」
 
 
 
 
と、とぼけてみたら、
 
 
 
 
ええ?そんなはずは。。。
 
 
 
 
とつぶやき、ありがとうも、迷惑かけてごめんねも言わずに去っていった。
 
 
 
 
そこで思ったんだけど、この人、わざと住所間違えて届かなかったとか言って、返金してもらっているのでは。。。。
だって、あんなにあっさり差し上げるって言ったり返金するって言ったり、今日まで知らなかったわ。
 
 
 
常習するとばれるだろうけど、ご近所はスノーバードが多くて、半分ぐらいは半年空き家。
 
 
 
ランダムに家選んで、空き家の家の前に配達させて、後でそこに取りに行くってできるなぁ。
 
 
 
と、今回の経験でいらない悪知恵が働くのでした。
(やりませんけどね!)