最近やっと決着のついた年金型保険がある。
詳しく書くと長いので短縮しますが、要は香港に一生住むと思っていた独身の頃に、契約した年金型保険金があり、放置してアメリカに来てしまい、アメリカの金融法に合わないだとかなんだで、フリーズされてしまうから他の金融商品に変えろとかなんだとかで手紙が来て困っていた。
面倒くさいからもう解約しようと思ったら、解約は本人よりの窓口手続きのみ。
香港はコロナ禍で鎖国をし、国に約3年間入れなかった。
やっと世界が開いた!とさっさと香港に去年の11月に行き、その保険金を解約。
すると、小切手のみの発行と言われた。
(小話もあり、、、最初サインが違うから解約できないとも言われた。
10年前に自分でしたサインなのに、10年経って知らないうちに筆記癖が変わってしまい、自分がどんな筆記でサインを書いたのかさっぱり覚えていない。。。)
契約するときは押し売りして簡単なのに、なかなか返してくれないのが保険金。
分かりました、小切手でもいいです。
でも、普通郵便のみでしか送れないと言われ、アメリカの普通郵便は届かないことが多く紛失されたら困るから、日本に送ってください。
と実家に送ってもらうことにした。
その後日本に1週間滞在予定だったので、上手くタイミングが合えば私が受け取って、アメリカで換金したらいいや。
と考えた。
でも、よくよく聞いたら、香港ドル建てしか小切手を発行してくれない。
金融大国の香港の保険会社が、なんなの、その融通の利かなさ。。。
仕方ないから香港ドル建てで発行してもらい、もし私が日本に居なくても、
母にその香港ドル建ての小切手を換金してくれる銀行に行ってもらおう!
と軽く考えた。
でも、ほとんどの銀行は、小切手は銀行口座を持っていないと換金してくれない。
香港ドル建ての小切手を現金化してくれる銀行は日本で限られており、
見つけたので早速銀行開設しようと思ったけど、私が海外在住なので新規でその銀行を開設できなかった。
結局私が日本にいる間、小切手は届かず、後日届いて、母にアメリカへ書留で送ってもらった。
無事アメリカの手元に届き、香港ドル建ての小切手を換金してくれる銀行を探すも、これまた困難。
小切手には6か月という有効期限があり、再発行はできるけどさっさと換金して終わらせたくて、
香港に住む友達に頼んで、小切手を送るから、私のHSBC香港銀行口座に入金して欲しいとお願いした。
お金のことだし、友達には頼みたくなかったんだけど、友達以外の手段は、6か月以内に香港に自分で行くしかなく、仕事の関係上長期で休み取れないし、20時間のフライトで週末4泊で香港まで行くのはしんどいし、そして高い飛行機代払うなら友達にお金払って美味しいもの食べてもらおうと思い、金一封でお願いした。
そして、またその小切手は空を飛び、香港へ戻った。。
小切手のくせに、世界一周することとなった。
無事香港の友人宅に届き、友人が振り込んでくれ、やっと決着がついた。。。。
気が疲れた。
香港銀行口座残しておいて良かった。
なかったらこの小切手はどうなったんだろうか。
ただの紙切れになるところだった。
アメリカでも、年金型保険の勧誘をよく目にし、一生アメリカに住むと思っていても私たちのような移民はいつどうなるかも分からないので、契約する前にどうやってお金を引き出せるのか、日本の銀行に振り込めるのか、日本円なのか、usドルなのか、解約はリモートでできるのか、書面契約をきちんとしたほうがいいです。
そして、サインも、しっかり覚えておきましょう
てか、秘密の場所にメモっていた方がいいかも。。。
カナダにも、残してきた銀行口座がある。
20代、一生住みたいと思った土地、ウィスラー。
優しい健康的な人々、多国籍文化、スポーツ大国。
ワーホリを終えても、27歳から30歳までの合計3年間、日本と行ったり来たりして。
30歳の時、別の仕事を求めてニュージーワーホリに行き、その後フランスアルプスを滑るためにフランスに行ったけど、
いつかカナダに帰るかも知れないと心の底に期待があって、カナダにいつでも渡って生活できるように、生活初期費用くらい残してある口座。
未練。
カナダは、ずっと未練だった。
若い頃に、しがみついたけど、成し遂げられなかった未練。
こっちに進むとどうなるんだろう。
あっちに進むとどうなるんだろう。
人生の分かれ道をした場所。
今、もう40代も半分過ぎて、自分のこれからの人生に、カナダで生活することはもうないだろうと、
やっと思うことができるようになって。
世界が開いたら、銀行口座を閉じに行こうと、ずっと思っていた。
今週末、突然4連休になり。
最初ロンドンまで通い妻しようかと思ったけど、飛行機代高すぎたので諦め。
代わりに、安い飛行機見つけたので、トロント弾丸週末旅行に行って銀行口座を解約してきます。
本当は、旦那ちゃんと行きたかった。
カナダの生活を本当に終わらせる旅。
20年の想い。
ちょっと、センチメンタルな旅。