海外の、特に田舎に行くと、「おくちゃん」ではなく、「日本人」として扱われる。


日本人なんて一人もいないイタリアの片田舎にやって来たおくちゃん。


最近は中国人が沢山移民してきて、ビジネスを奪っているんだって。


近くの工業都市が経営破綻して工場が閉鎖し近々1万人の失業者が出る予定。


工場で働く人の多くは農業も兼業していて、工場の収入がなくなれば、農業も続けられない。


あの近所の農家はもう空き家。
売ってもお金にならない土地だから、捨てて皆で都会に引っ越したそう。


だけど、そのあと中国人が全部買うんだ。
現金で。



。。。



世界で起こっていることは、全て同じ。


私も中国人に見られる。


特に、香港で出会ったと紹介されるから香港人と思われ、今デモで話題なので、中国人=香港人=暴れている人種と思うのかな。。テレビやネットって怖い。


スーパーに行くと、凝視して見られたり、わざわざ振り替えって見る人もいたり。


旦那の友達と夕食の集まりがあって、ピザを食べに行った。


イタリア語話せないおくちゃんは、ただ愛想良くして美味しいピザにがっついていた。


分からないからと何かを囁いているイタリア人女子。一人の女性なんておくちゃんを完璧無視。


なんかしましたか?私。
初めて会うんですがね。
言葉分からなくても、悪口って雰囲気で分かるから、同じ言うなら笑って悪口言った方がいいよニヒヒ


もうこういうの慣れたし、気にしないけど。


その後色々と旦那が話して周り、私が日本人と分かったら、一人の女性は大きな甲高い声で、


アーーーージャポネーゼ??
日本人なの??


と叫んでいた。


その後の女子たちのおくちゃんに対する対応が変わり、突然ニコニコしだす。


国のイメージというものはとても大事で、私はいつも「日本人」であることで助かっている場面が多い。(中国の田舎では指差されて罵られましたが。。)


戦後、日本人が世界に向けて発信した日本人としての品格がきちんと世界に伝わっている。
祖父母両親世代、本当にありがとう。


日本人がイタリアに憧れを持つように、イタリア人は日本に憧れを持つ。


小さな頃から、キャプテン翼、ジョジョの奇妙な冒険や北斗の拳を読み育った旦那。


友達と漫画を読みながら、日本ってスゲーな!!と育ったそうです。


そんな昨日は、「日本人と結婚した」ど田舎出身旦那の幼馴染の奥さんが、


「日本人に会いたいラブ
友達になりたいラブラブラブ


と言い出し、皆で日本食レストランへ。


イタリアでも、日本食は大人気です。







中国人オーナーで、日本食メニューと中華メニューがありました。


イタリア語ペラペラの店員たちは、みんな中国大陸人だった。


凄いな、中国パワー。


寿司が甘たれソースにどっぷり浸っていて、
照り焼きチキンは醤油の味しかしなかった。


チャーハンとワンタン麺も注文し、さすが中国人オーナー、そっちの方が遥かにおいしかった。


同席したイタリア人たちは、人によりベジタリアンだったり、生魚を食べられない人もいるので、日本食一本だと注文に困る。


そこに中華あると、幅が広がり、どちらかというと中華の方が味が濃くてイタリア人の口に合うみたい。


日本食ブームなので、中華料理店にするより日本料理店にして客を寄せ、本当の日本食なんて知らないイタリアの田舎で、実は中華を提供するという戦法。
中国人は頭がよく商売上手。


ま、そんなことはおいといて、



この奥さんが面白い人でした。


イタリアの片田舎で育ち、結婚、出産し旅行はしたけどアジアに行ったことはない。


日本に強い憧れがある。


頭を下げて、初めましてと言うと、


きゃ~凄い!!本当だわ!!これこれ!!!
日本人は、頭を下げるのね~。
そのあとどうするの??


とキャーキャー。


イタリア式にキスして抱き合うと、


キャーーー生まれて初めて日本人に触った!!



笑い泣きおくちゃん、芸能人の気分。



彼女はイタリア語のみなので、グーグル翻訳を使って会話した。


最近のグーグル翻訳は声で訳してくれるので便利になりました。翻訳機能もよくなっています。


アプリに英語で話して、イタリア語に訳したのを見せる、若しくは聞かせる。


そういうことしたことなくて、楽しみにしていたものの私(日本人)と話せるか不安だったそうで、会話ができたことでもキャーキャー言ってて、


感動!!日本人の友達ができたわーラブラブ


と大喜びしている、とてもかわいい女性でした。

おくちゃんも、イタリア人女性友達は初めてで嬉しいデレデレ
(イタリア人男はすぐ友達になれる。。)








内装は、イタリアっぽい日本。






デザートには雪見大福。
大人気です。







熱燗。
温度高過ぎる触れないくらいの熱々熱燗でしたが雰囲気は伝わる!!






みんなも喜んでた~。
とっても楽しいイタリアジャパンナイトでしたちゅー