アニメアイドルマスターミリオンライブ! 第10回 | どうもこんにちは 番長です

どうもこんにちは 番長です

本編の重大なネタバレはなしの方向で

みなさんどうもこんばんは!番長です!JPY!

今日改めて10話を見て先行上映のことを思い出したんですが

俺は先行上映を見に行った際

この10話があまりにも良すぎて11話のAパートが全然頭に入ってこなかったんですよね

ここで余韻に浸る時間がないのはおかしいって文句を言いたくなるくらいでした

そのこともあり第3幕だけは2回見に行くことになったわけです

最終話も掛け値なしに良かったとは思うのですが

俺の中ではこの10話が一番気に入ってるんだと思います

1話目からずっと重苦しく立ち込めていた霧が鮮やかに晴れていくような

そんなカタルシスにも似たようなものを得ることができたのではないかと思います

 

○静香さんのお父さんについて

このアニメアイドルマスターミリオンライブ!を通して

一番考えたのは間違いなく静香さんとお父さんとの関係についてです

今回の記事ではそれについて書いていこうと思います

 

アニメ開始当初から頑なにアイドルに反対していた父親が

ついにアイドルを続けることを認めた…というのが

この10話の簡単な内容になると思うのですが…

はたしてそれは正しかったのかと疑問を持ちました

思い返せば第1話から一貫して

「静香さんに厳しくて理解のない父親」というイメージを与えられてきたように思いますが

あのお父さんは本当にそのような人だったのでしょうか

 

改めて考えてみると…

そのイメージ通りのお父さんであれば考えにくい言動がいくつかありました

ちょっと今パッと思いつくことを列挙してみます

 

⓪母親の存在がまったく見えてこない

①オーディションを受けることを許可している

②オーディションに受かったら期間限定での活動を許可している

③静香さんは実際に他のみんなと変わらない活動ができている

④原っぱライブの準備の泊まり込みを許可している

⑤原っぱライブを見に来た

⑥静香さんに嫌われたり無視されたりしていない

⑦なんか静香さんが帰ると必ずリビングにいる

 

ここまで書くともう俺の結論なんて言わずもがなな気もしますが

静香さんのお父さんは実際のところ

子煩悩で親バカでめちゃくちゃ不器用な人なんじゃないかと思います

①②③④は静香さんのわがままを聞いてあげてるわけなので

仮に今回のような良いタイミングがなかったとしても

どこかで静香さんがもっとアイドル続けたいって言えば

しょうがないな高校の間だけだぞ

しょうがないな就活が始まるまでだぞ

しょうがない気が済むまでやりなさい

というような感じで問題なく続けられたのではないかと…

⑦はなんとか静香さんとコミュニケーションを取ろうとしているものの

不器用で話が弾まないんだろうなって考えるとちょっとかわいいとすら思えます

 

原っぱライブの後には「お前がやりたかったのはこんなものか」

というようなことを言っており

その発言にはけっこうな圧力を感じましたが

実はあのステージを見てお父さんは安心したのではないでしょうか

「アイドルの世界ってもっと殺伐としてたりいかがわしかったりすると思ってたけど

こんな手作り感満載の学芸会みたいなことやってるんだな…

それに同じ年代の女の子いっぱいいるし…友達もできるかもな

なんか俺静香のやりたいこと誤解してたかもしれん…」

みたいな感じだったとしたら微笑ましいと思いました

そもそも呼んでないのに見に来てくれてるってことが

すでに無関心でも無理解でもないですよね

またやめろとは一言も言ってないというのも重要ですね

 

改めて10話を見て見つけてしまったんですが

俺が思う静香さんとお父さんとの関係をエレナさんが一言で表現していました

「星梨花のことが心配なのはわかるけどケンカしちゃダメ」

というような一言だったと思います

星梨花さんのパパとはまったく見え方は違いますが

実は静香さんのお父さんも自分なりに

スカートを長くしようとしていただけなのではないでしょうか

 

単純に娘である静香さんの将来のことを考えると

当たるも八卦当たらぬも八卦のような世界に足を踏み入れるのは

親として認めがたいというごく一般的な感覚で反対していたのではないかと思います

もしかしたら水着の仕事とかが入ったらNGを出すかもしれないですね

あとなんか10話以降静香さんの一番のファンになるんじゃないかって気もしました

 

あとは…10話ではコンサートで静香さんの歌を聞いて

それで中学以降の活動を認めたように見えたのですが

実際のところは前日のプロデューサーと未来さん翼さんの訪問で

もう心は決まっていたのではないかという印象も受けました

娘のためにこんなに懸命になってくれる友達がいる

その事実はなによりも強くお父さんの心に訴えかけたのではないかと感じました

 

その根拠?が静香さんが帰宅したときの

「あの時の歌…」という発言なのですが…

あれはこのときにはすでに心が動いていたからこそ出てきた発言だと思います

しかしどの時のどの歌のことを言ってるのかというのが分かりません

太陽のジェラシーじゃないですけど言いかけた言葉聞いてみたかったですね

 

○静香さんにとってのお父さん

ここまで書いてきた流れでどうしても疑問を持ってしまうのは

本当にそういうお父さんだったとしたら

静香さんはなぜこんなにお父さんを恐れていたのかということです

 

10話の最後の方に静香さんのお父さんの回想で

体調を悪くしたお父さんに幼いころの静香さんが歌ってあげるシーンがありました

あの場面は幼い静香さんがお父さんのこと大好きなんだな

というのがよく伝わってくる表情や言動だったと思います

きっとそれは今も変わっておらず

静香さんはお父さんのことが大好きで強く尊敬しているのだと思います

決して父親の意思を無視してでもアイドルを続けよう

というような考えは持ちません

 

そのお父さんにアイドルの道を反対されて…

なんかちゃんと勉強して将来に備えなさいとか言われたら

そのほうが正しいように思えてくるのも当然だと思います

アイドルに対して強い憧れは持っているけど

お父さんの言うことの方がきっと正しい

これが静香さんがずっと苦しかった原因じゃないかと思います

 

 

本当は志保さんのことや志保さんのこと

それに千早さんのことやその他のことも書きたい気はするんですが

今日の記事は静香さんとお父さんのことだけでまとめたほうがきれいだと思うので…

今日はここまでということにしようと思います

たぶんお父さんについて書きたいことはすべて書いたと思うのですが

もしもっと書きたいことが出てきたら追記や別の記事で書きたいと思います

 

それじゃあみなさんおやすみなさい!JPB!