最近読んだ本 その16 | どうもこんにちは 番長です

どうもこんにちは 番長です

本編の重大なネタバレはなしの方向で

みなさんどうもこんばんは!番長です!JPY!

今日は超☆久しぶりに本について書きます

ラビリンスの彼方は書けるほど進んでないので・・・

ちょこちょこプレイしてはいるんですが

やっぱり土日は忙しくてほとんどプレイできませんでしたね


前回の本の記事が11月22日になってるので

実に2ヵ月半ぶりということになりますね・・・

お仕事が忙しくなった煽りをモロに受けてしまってる感じです

それでも記事を書いてないだけでそれなりに読んでましたけどね


今日紹介するのは次の6冊5作品です

・村上春樹 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(上下)

・加納朋子 魔法飛行

・今野敏   処断 潜入捜査

・東直己   立ち向かうものたち

・西澤保彦 腕貫探偵

村上春樹さんのだけは上下巻なので計6冊になります

宮城谷さんの草原の風はあとで内容を確認しながら書くことにしようかと・・・

前過ぎて内容があやふやなんですよね

それでは1作品ずついってみましょうか


・村上春樹 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

僕は村上春樹さんの小説を読んだのは初めてだったんですが

一見無関係なふたつのお話が妙な感じでつながってたり

普通の世界っぽい中にファンタジーな要素が入ってたり

漫然と読んでるとなにがなんだかわからなくなりそうでした


僕は書いてある内容以上のことは考えられませんでしたが

考えようと思えばいろんな想像ができそうなお話だったと思います

たとえば世界の終わりの世界では

構造物一つ一つが主人公の精神を表してるはずですし・・・


最後が結局ハッピーエンドなのかどうなのかよくわからず

あのあとどうなるのか知りたいと思ってしまいました

しかしあそこで終わるのがきっといいところなんでしょうね


どうも村上さんの小説はすんなり読み進められない感じがします

面白いとは思うんですが・・・難しいところですね


・加納朋子 魔法飛行

加納さんの小説は3冊目ですね

これまでの2冊と同様やっぱり短編連作です

主人公の駒子さんが自身の日常における謎を物語として書き綴り

それを友達以上恋人未満みたいな瀬尾さんという人に送るんですが

その書き綴った物語がそのまま小説になっています

そして幕間に瀬尾さんの感想が挿入されてる感じですね


この連作の凄みはやっぱり最後のお話にあると思います

短編ひとつひとつもしっかりと謎が提示され

それについての答えが出されるわけなんですけど

最後のお話はそれまでのすべての短編にヒントが隠されていて・・・

言われてみればたしかにそうだって感じになってしまいます


全体的にほのぼのとしていて

最終話に関わる部分だけはちょっとダークな感じですが

それが全体を引き締めるような効果があって・・・

日常的なのに幻想的な印象のする小説だと思います


・今野敏 処断 潜入捜査

潜入捜査シリーズの第3弾です

環境犯罪に関わるヤクザに立ち向かうという変わったシリーズですが

今回は密猟・密漁がターゲットになってました


前作でもそうだったんですが

この潜入捜査シリーズで特に際立っているのは

ヤクザの人の残忍さだっていう気がします

この小説も冒頭から漁師が殺される場面から始まりますし・・・

それもただ殺されるだけではなくひどい殺され方をします

こういうヤクザは許しておけないっていうのを

読んでる人に感じさせるのが目的だと思うんですが・・・

下手をするとその冒頭だけでいやな気分になって終わりそうな気もします


内容としてはわりとわかりやすい勧善懲悪って感じですし

そんな残忍なヤクザもきっちりやっつけられますし

楽しめることは間違いないんじゃないかと思います


・東直己 立ち向かう者たち

ススキノ探偵シリーズの東さんの短編集です

この小説についてなにか言うのは僕にはかなり難しいです

たしかに面白かったと思うんですが

じゃあどこが面白かったのかと聞かれるとうまく答えられません


謎が提示されてそれが解決するというものではなく

感動的なストーリーがあるわけでもないんです

内容も一貫性があるわけではなく

いい話だと思えるものもあれば胸糞悪くなるようなものもあります

どういう短編集かといえば・・・

タイトルの通り立ち向かう者の短編を集めたということでしょう


・西澤保彦 腕貫探偵

僕はこの作者さんがけっこう好きなんですが

あたりはずれが激しい部分がある作家さんだとも思ってます

この腕貫探偵はそんな中でもあたりの部類に入ると思うんですよね


設定がけっこう不思議な感じなんです

登場人物が悩みの渦中にあるときに

ふと気づくと市民サーヴィス課の出張所というところが目に入ります

それは大学の事務課にあったり病院の廊下にあったり・・・

そして自分以外はその存在にまったく気がついていないかのように振舞うんです

僕は読んでて人外のなにかなんじゃないかと想像してしまいました


登場人物はその悩みを相談することになるわけです

そして腕貫探偵はそれを聞いただけでたちどころに解決の糸口を示してみせます

いわゆる安楽椅子探偵ってやつですね

ジャンル的には加納さんの小説に近い気もしますが

加納さんのはファンタジックでノスタルジックな内容ですが

こっちはもっとどろどろしたなにかがあるような気がします

どちらが気に入るかは好みの問題じゃないかと・・・



こんなところでしょうか

あと一回分くらいは本のストックがあるので

書くことがなくなったらまたやろうと思います

次回は今野敏さんが3冊ってことになりそうです

今野敏さんの格闘小説は鉄板ですね


というわけで今日はここまでにしておきます

明日はP4について書くつもりです

鳴上さんがどうみなぎるのか・・・

今から楽しみですね

それじゃあみなさんおやすみなさい!JPB!