最近読んだ本 その12 | どうもこんにちは 番長です

どうもこんにちは 番長です

本編の重大なネタバレはなしの方向で

みなさんどうもこんばんは!番長です!JPY!

前回のその11からだいたい2週間ですね

数えてみたらすでに9冊読み終わってました

そのうち2冊は上下巻なので8作品ということになりますが・・・

本を読む時間が増えちゃってるのは間違いないような気がします

エルミナージュも全マップを埋めちゃったので

あとはレベル上げかボス戦かしかないわけで・・・

どうしても長くプレイし続けにくくなってきてますね


まぁそんなことより本です

今日書くのは次の5冊ですね

あと3作品あるんですが・・・その13にまわします

・スワン        吉川英梨

・ガリレオの苦悩   東野圭吾

・行きずりの街    志水辰夫

・フリージア      東直己

・残光         東直己

最後の2冊は同じ作者の同じシリーズなので

元々は間に別の本を挟むつもりだったんです

しかしフリージアがあまりにも面白かったので続けて残光

残光があまりにも面白かったので疾走とシリーズを全部読んでしまいました

今回いつも以上のハイペースなのはこのシリーズのおかげですね

東さんの言語感覚は僕の好みにとても合ってる気がします

それじゃあいつもどおり1冊ずつ書いていきましょうか


・スワン 吉川英梨

前回紹介したアゲハの続編です

アゲハでは事件こそ解決したものの

一番の黒幕と思われる男は結局影も形もありませんでした

アゲハの事件から1年後 突如その黒幕が姿を現しました

得られた指紋を調べていくと

なぜか奈良県の殉職した警察官のものと一致し

主人公の原真希さんはかつての恋人とともに奈良県へ行くことになります

そこで新たな誘拐事件が起こり その脅迫状にはスワンの名前が・・・

否応なく巻き込まれていく原真希さん

黒幕の人とこの事件とはいったいどんな関係があるんでしょうか

というような内容です


アゲハと同様派手な設定と派手なストーリーだと思います

地元警察?との対立の構図とかもあって

やっぱり単純な推理小説というよりは警察小説なんでしょうね

愛嬌のある相棒役みたいな人も出てきますし・・・

ラストはやっぱり不穏な終わり方だったので

きっとそのうち続編が出るでしょうね


・ガリレオの苦悩 東野圭吾

探偵ガリレオのシリーズの文庫最新刊です

この前の容疑者Xの献身はとても面白い長編小説だったんですが

これは短編集ですね

そもそも探偵ガリレオのシリーズは奇抜なトリックを売りにしたミステリなので

基本的に長編は書きづらいのかもしれません

どの話も面白かったんですが

強いて一番面白かった話を挙げるとすれば最後の撹乱すでしょうか

主人公の湯川さんと犯人の明確な対決の構図は

見ていて派手で面白かったですね


・行きずりの街 志水辰夫

平積みになってたので買ってみたっていう感じの小説です

1991年のこのミステリーがすごい!の大賞受賞作らしく

たぶん間違いなく面白いだろうなと思ったわけです

田舎で塾講師をしている主人公は

東京の大学に進学した教え子が行方不明だと知り彼女を探しに上京します

主人公は過去に東京の名門女子高で教師をしていて

女生徒とのスキャンダルによって追放されたといういきさつがあります

教え子を探す過程でその女子高の暗部に再び触れることとなった主人公

いったいこの事件の奥にはなにが潜んでいるのか・・・

という感じのお話です


ストーリー構成やキャラクターもさることながら

この小説で一番印象に残ったのは粘着力のある描写だと思います

特に印象に残ってるのは序盤にラスボスと対面する場面です

ラスボスの立ち居振る舞いから表情までありありと想像できました


・フリージア 東直己

ススキノ探偵シリーズの東さんの別シリーズである

榊原健三シリーズの第一作です

冒頭からまず衝撃的で・・・

主人公と主人公が暴力団にいたころの兄貴分との会話シーンから始まるんですが

なんの躊躇もなく突然刺し殺します 始まってから5ページくらいでです

なにか読み間違えたんじゃないかと思ってまた最初から読み直してみたくらいです

こう書くと主人公がとんでもない殺人鬼のように思えますが

その行動はすべて愛する人の幸せを守るという目的のためだけなんですよね

僕もできるものならこの人のように生きたかったですし生きたいです


結局主人公は愛する人の幸せを守るために

関係する暴力団関係者を殺してまわることになります

読めばわかることなんですが

この主人公の強さは肉体的な部分もさることながら

精神的な部分によるところが大きいと思います

シリーズの中でも特にこのフリージアに顕著ですが

敵方の暴力団に交渉を持ちかけられる場面がよく出てきます

愛する人の安全は保証してやると持ちかければ

乗ってくるはずだと思うのが当然なわけですよね

主人公はその部分を突いてこれでもかというくらい鮮やかに殺してのけるんです

こう書くと主人公がとんでもない殺人鬼のように思えますが

なぜかこの人のことはまったくそんな風に思えません

殺す対象をしっかり選んでるからでしょうか・・・


・残光 東直己

榊原健三シリーズの第二作です

フリージアから5年くらいたったお話でしょうか

まず拳銃を持った殺人犯が

愛する人の息子である恵太くんを人質に立てこもり事件を起こします

その立てこもり事件自体は恵太くんも無事に解決するんですが

問題はその解決時に恵太くんが見たものでした

この立てこもり事件はただの立てこもり事件ではなかったんです


主人公はそれを肌で感じてたんでしょう

異変にいち早く反応し恵太くんを救出し逃亡します

フリージアは攻めのお話でしたが

こっちは守りのお話ですね

敵がどういう存在なのかわからないということが

この小説の中で大きなファクターになっていて

それが終盤まで緊張感を持たせていると思います

結局これも一気に読んでしまいました



このあと疾走の上下→ススキノ探偵シリーズの消えた少年と続くので

東直己さんの小説を4作品続けて読んだことになります

この人の小説は本当に気に入ってしまいました・・・


そういやススキノ探偵シリーズは

主人公が豊富な人脈やススキノの土地勘を駆使して事件を解決するので

石田衣良さんの池袋ウェストゲートパークのシリーズに似てると思いました

もっともちがう点は主人公の設定じゃないでしょうか

つまりはマコトさんと<俺>の人格の差だということかもしれませんね

これ次回の消えた少年のところで書けばよかったなぁ


といったところで今日はこのへんにしておきます

明日はエルミナージュについて書こうと思ってます

一応また大魔公をひとり倒したので・・・

今日また3人くらい倒して4人ずつ紹介していけたらいいかなと・・・

それじゃあみなさんおやすみなさい!JPB!