以前、「メガネのマトバ」にて受けた「至高体験」について報告いたしました。

 

 

長く読まれている記事の様で、ありがたいことに、先日お問い合わせいただきました。

要点は以下の2点です。

1.自分の最寄の支店があるが本店に行った方がよいのか教えてほしい。

2.フレームに愛着があるのでレンズのみ作りたい。

私、モニターの前で考えこんでしまいました。

たっぷり15分。

挙句、「答えられませんすみません」と降参したのですが。

やっぱり心に引っ掛かっていたので…

やっと回答らしきものを思いつきました。伝わるかどうか…?


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1.本店と支店の値打ちに差はあるか

私、シャトレーゼのお菓子なら近隣の支店に向かいます。

なんでメガネを作るのに、本店に向かったのか…?

 

「支店」でももちろん、満足いく眼鏡を手に入れることはできたと思います。社員教育を怠っているはずがないですから。

 

 

本店に電話(予約)した動機は、「ハズすのが怖いから」だったと思います。

そう、私は「臆病で欲張りな」ア●ドル♪

7月より2期放送開始!

 

お菓子の美味しさは、喉元を過ぎれば美味しい記憶しか残りません。

自分の手で再現はできません。どんなに腕を磨いても、その時の味は再現できないです。

それに、おいしくなかったとしても、喉元過ぎれば忘れるのです。

 

また、、おいしさには「幅」があります。

ある程度以上の美味しさは、まあ何でも受け入れることができるでしょう✩.*˚

 

しかし。

家具や文具に調理器具、あるいは眼鏡や義歯・補聴器などはどうでしょう。

毎日その効果を突き付けられます。

難点があっても何らかの理由で妥協したとすると、後で「ああこのポイントは我慢するんじゃなかった」と思うかもしれません。

 

例えはよくないかもですが、もしあなたの街に、アイドルグループが来たとして。

推しがその日のメンバーじゃなかったとしたら。

満足できるでしょうか?

(しつこい?)

 

私は「納得したかった」のです。

 

 

私、完成後も3回もお店を訪ねて、調整してもらったり、妻を連れて行ったりしてしまいました。

(妻はまだ作らないそうですが)

そう、私自身も知らなかったことですが、ブログ記事の時点ではまだ完成じゃなかったのです。行ってみて初めて「まだまだ欲張ることができる」とわかったのですから!

 

「本拠地」には、創業者のこだわりや大切にしている言葉にしきれないものが、空気として詰まっていました

そして、眼鏡が完成に近づくにしたがって、その眼鏡をどんどん好きになっていったのは…

「本店」の空気のおかげだと思います。

支店だとどうだったかは、私が語れるところではありません。強調しておきます。

 

 

私はたまたま「本店」体験を買うことができました

それは価格には含まれません。

でも。

はい。

 

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2.フレーム持ち込み

昔、私も「メガネの愛眼」にあることを依頼して、断られました

 

「気に入ったデザインだからフレームを残してレンズだけ売ってほしい」

 

といったのです。

 

 

JINS眼鏡市場などではやっているようですね。
しかし、何でもOKとは書かれていません。ちゃんと「お受けできない条件」が書かれています。審査も必要です。

 

 


愛眼で断られた理由は
「このフレームの強度がどのくらい残っているかわからない」
ということでした。

どんな素材であれ、見えない傷や歪みは蓄積されています。
加工する際に破損してしまえば、
たとえ事前に客が免責を承諾されたとしても、店にも傷がつきましょう。


ところで、マトバさんのフレーム調整はそれは見事でした

 

その人の「使い方に合った」見え方を実現するために、きっちりと問診を詰めて下さり、遠近両用レンズの遠と近の面積をどうとるかは「発注前の作業」で決まりました。「見える」部分をできるだけ広くとり、狙った距離や高さでピントが合うように調節するには、レンズの加工とフレームの調整が同時に必要です。

 

フレームの「フィッティング」も技術の一つ。顔から落ちないとかいうレベルの話ではなく…

ノーズパッドもブリッジもテンプルもモダンもすべてを曲げ伸ばしして、上記の「価値観を実現する」見え方を実現します。

お借りしました

 

ここまでやるお店であれば…

お客に対して真摯だからこそ、選び抜いて入荷したフレームだけを扱いたいのではないでしょうか。品質の分からないフレームは危なくて触りたくないと思います。

 

まあ私も一度断られたことがあるからわかったので…

体験を積み重ねたからこそ、その値打ちが分かったのです。

体験は、苦労してでも買うものだと、身に染みています。

 

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3.そういうわけで

しかし…娘はまだ若いので順応力があるよね♪ってことで

眼鏡はいきなりマトバではなく、もう少し予算の低いお店で作ることにしたのですが。

こういった経験があるので、「メガネの愛眼」に向かったのでした。

十分満足です。

なかなか素敵な眼鏡を作ってきて、新学期が楽しみなようですよ♡

 

イメージです

 

私は臆病で欲張りなので、納得できるよう「体験」も買いたいのです。

だから労力を割くのです。「体験料」が「価格」に含まれるとしても――。

どうせ限度がありますが、まあできるだけのことはしたいのです…

 

そんなテツガクなので…

私の現在の業務は訪問リハビリなのですが。

利用者さんにも「価格」以上の体験をさせて差し上げたいと、常々考えています。