「北風と太陽」

 

旅人のコートを脱がせられるか

北風と太陽が競争しました。

 

 

まず北風がビュービュー吹き付けます。

コートを吹き飛ばそうとしましたが…

旅人はますますコートの襟を固くしました。

 

 

次に太陽が燦燦と照りつけます。

旅人は汗をかいてコートを脱ぎました。

 

 

太陽の勝ちということになりました。

 

*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*

 

しかしその後も

北風は吹きつけ

旅人は寒さにおののきます。

 

 

一度知った温かさ…

 

「現実」という名の北風に

震えあがり

コートを脱がなければよかったと後悔し

 

涙を流します。

 

 

 

でも――

 

 

泣きながら歩みを止めない旅人は

 

いつしか

 

春の国にたどり着いていたのです☆。.:*・゜

 

太陽の温かさ…

 

 

それを知った旅人の

幸せそうな顔!

 

今こそ

太陽は

本当に勝ったのです。

 

゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,。*゚*。,

 

旅人よ/爆風スランプ

 

 

 

 

 

なんだかほんとに安心したよ
無茶して心を傷つけただろ
なんだかほんとに安心したよ
お前の笑顔に今会えたから

やるせない夜は街路樹を
アンテナにしてあの人に
SOSでも打ちまくれ
計算できない悲しみの


強い風に今立ち向かっていく
はるか彼方を目指した旅人よ
いつか再び君に出会うまでは
どうかどうか笑顔を絶やさぬまま



36.5度の体で
乗り越えなければならないんだな
36.5度の体で
しっかりしなけりゃいけないんだな


果てしない夜は切なさと
孤独に抱かれてあの人の
優しさを胸に泣きまくれ

どうにもならない悲しみの

強い風に今立ち向かっていく
はるか彼方を目指した旅人よ
いつか再び君に出会うまでは
どうかどうか笑顔を絶やさぬまま


広い宇宙の上を歩いていく
遠い遠い自分に出会うために
かっこ悪い道を選んだ男
かっこ悪い夢を選んだ男


強い風に今立ち向かっていく
はるか彼方を目指した男
いつか再び君に出会うまでは
どうかどうか笑顔を絶やさぬままで