幸せになりたい
君たちへ✩.*˚
幸せとは
結末
ではない
不断の過程において
折々に感じるもの…
例えば思いが通じたと思い
しかしそれを確かめるときに
拒絶されはしないかと恐れを抱き
もっともそれはただの誤解であり
真に思いが通じるまでの過程には
何度も幸せを感じるであろう☆・:*゜
あるいは
目標を形にして達成感を味わう者も
次の瞬間には「守る」道のりに
踏み出さねばならず
幸せって何だっけとつぶやいて
首を振ってもやもやを振り払うかもしれない
ひねもすのたりしているモノにも…
ふと風のやさしさを感じられる自分を
見つける瞬間があり
”これがそうかな?”と思うものの
それはやはり虚空へ去っていく
またいいこともあるだろうと涼しい顔
それを”探す”のは無駄ではない…が
感じる心を失えば
どこにもそれは見つけられないのだ
また人は
恐ろしいほどの苦痛や絶望感の中に
一筋の光明を見出したとき
思わずつぶやくこともある――
「幸せだ」と。
ゴルゴタの丘にて失われゆく命を感じながら
磔刑に掛かる罪人はつぶやく
「エリ・エリ・レマ・サバクタニ」…
しかし最期の瞬間に神の預言の成就を知り
人類史上究極のエクスタシーを感じたであろう。
「成し遂げられた」
人は
最期の瞬間にすら
しあわせに会えるのだ…
ただ感じよ。