より。思いついたのでまだ続けます。
男女平等の問題は。
夫婦別姓の問題にも関係ある。
女性にだって父親があり、家系に連なる。
結婚するとき、(共同体の中で)どの家系に属することを宣言するか、それが姓を選ぶということだ。
まあ違うかもしれないがそうかもしれないのでこれでいいのだ。
某国では夫婦別姓ではあるが、子供は父方の姓に決まっているという。
これは夫婦別姓の理念とは関係ない。女性蔑視である。
女性の家系を、考える前から価値の低いものとみなしているのである。
本人が女性であることだけが理由で、その家系に価値がないとはどうしても思えない。
ちなみに私も妻の姓に変わることを検討したが、両家の両親と妻がそれぞれの事情で反対し、妻が私の姓に変わることとなった。時代の空気を打ち破ることにはならなかったのである。あれでよかったのだろうか、もっと真剣に考えていたらと今も悩む。
夫婦別姓でもいいが、子供はどちらかの姓しか選べない(両方つければいいではないかというと、それでは延々姓が倍に増えていく。そうでないとおかしい)。
子供に荷物を負わせるくらいなら、親が決着をつけておくべきだ。
あらかじめ選んだ姓。二人で選んだ家系。それが夫婦同姓の意義であろう。
だがしかし、子供を絶対に持つことがない事情があれば、同姓にする動機が著しく低くなるといえる。
実子であれ、養子であれ、はたまた動物であれ、何かを育てる意思や必要があるものは、進んで夫婦同姓の制度を継承していただきたいものである。
男女平等になっていけばどちらの姓も重さは同じなので、どちらの家系に属するかは半々になっていくはずだ。
男女平等の理念・政策の結果として、社会通念の変化をこの数字が表すことになろう。
注視していきたい。