日曜日の午前中。子供とスケートに行った。

寒かった。

帰宅後、寒気が取れないような気がした。

そういえばどうもこのところ鼻水が続いている。

咳まで出始めた。

まさか! 熱を計ってみる。

38.8度あった。

この現実を前に、体の節々がミシミシと悲鳴を上げ始めていた。


とにかく水を飲んで、寝ることだ。

午後からスクランブル態勢に入った。

隔離され(笑)、ひたすら眠り、ときどき小用に起きる。

汗が出て夜中に着替える。というか、何時かわからない。

その都度体温を測る。

朝までに下がるようならただの風邪ではないか。

そういう希望にすがりたかった。


熱は下がりきらずにあがったり、38度台をキープしたまま月曜の朝を迎えた。

いずれにせよ熱を薬で下げるのは長引いてよろしくないと信じている。

それに、体への害を考えると、信用できる鎮痛下熱薬はカロナールだけだ。

手元にない。


体の痛みやだるさはピークだ。

観念して職場に電話し、近医受診の旨告げる。

あとは何日休むことになるか、だ。

 

起き上がらない体に鞭打って、これだけは行かねば!

…と起き上がるのに3時間を要した。

ものの本によると「抗ウイルス薬は発症48時間以内に体内に入れるのが効果的」と。

少しでも早く行けば早く治るというもの、らしい。

がしかし、この3時間はどうしようもなかった。