◆エントリーモデルからデザインや装備を刷新
ジープのアイコンともいえる本格オフロードSUV「ラングラー」の大幅改良モデルが発表されました。エクステリアは7スロットグリルのデザイン変更などが行われています。より幅広い層にアピールすべく、エントリーグレードの復活や価格の見直しが行われたことに注目です。
◆装備を充実させながら価格引き下げ
ステランティスはジープの本格オフローダー「ラングラー」の改良を実施した。従来の「アンリミテッド サハラ」と「アンリミテッド ルビコン」に加え、エントリーグレードとなる車両本体価格799万円(消費税込)の「アンリミッド スポーツ」を追加設定する。
さらに従来モデルの価格をアンリミテッド サハラは31万円下げの839万円(消費税込)に、アンリミテッド ルビコンは16万円下げた889万円(消費税込)とすることで、より幅広い層にアピールすることを狙いとしている。2018年に登場した現行ラングラーの国内累計販売台数は2万5000台を超え(2023年末時点)、シリーズ最多の販売台数を記録しているという。
◆伝統の「7スロットグリルのデザイン」を変更
エクステリアはラングラーのアイコンである7スロットグリルを変更、デザインだけでなくエンジンの冷却性も向上させている。新デザインのグリルはブラックをベースにアンリミテッド スポーツとサハラにはニュートラグレーメタリック、アンリミテッド ルビコンにはプラチナシルバーのグリルサラウンドが採用される。
ホイールも新意匠が採用された。アンリミテッド スポーツはグレーアクセント入り17インチアルミホイールにオールテレインタイヤを、アンリミテッド サハラは18インチアルミホイールにオールシーズンタイヤを装着する。ハードコアモデルであるアンリミテッド ルビコンは専用17インチアルミホイールにマッド&テレインタイヤを備えている。
◆最新世代システムを標準搭載
これまでオフロード走行時に木の枝などに引っかかることがオーナーから指摘されていたというマストアンテナを廃止し、フロントウインドシールドに統合したアンテナを装着した。ちなみに、従来のマストアンテナがあった所には「Trail Ratedバッジ」が備わる。
アンリミテッド ルビコンはサスペンションとアクスルの設置方法をセミフロート構造から、より強固で堅牢な構造のフルフロートへと変更しており、牽引能力がさらに向上している。
インテリアも装備が充実し、ラングラー初のカーテンエアバッグを標準装備。Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応した、最新世代システムを搭載する12.3インチタッチスクリーンも標準で搭載されている。また、アンリミッド スポーツ以外にはフロントシートに12ウェイパワーアジャスタブルシートを備え、ドライブをより快適にする。
◆改良新型を記念した限定モデルも用意
今回の新型登場を記念して「アンリミテッド ルビコン ハイ ベロシティC/C」と「アンリミテッド サハラ ローンチエディション」という2つの限定モデルも登場した。
アンリミテッド ルビコンをベースとしたハイ ベロシティC/Cの価格は899万円(消費税込)で、10台限定の抽選販売となるが、残念ながら応募抽選は人気のためすでに終了している。ボディカラーは新型のアイデンティティを際立たせるビビッドなイエロー(ハイ べロシティ C/C)としている。
一方のアンリミテッド サハラをベースとしたローンチエディションは300台の限定で価格は849万円(消費税込)。ラングラー生産工場であるトレドノースの地形柄のフェンダーデカール、ジープ誕生の年である1941のロゴが入ったテールゲートデカールを装備し、ボディカラーは特別色であるアンヴィル C/Cを用いている。
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【 The all-new Jeep Wrangler 2024 | Feature Walkthrough の動画はこちら 】
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