● 2024年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア SS12後【順位結果】

FIA世界ラリー選手権(FIA World Rally Championship/WRC)は、1973年に創設された世界各地で行われるラリーの世界選手権です。

SSは舗装路(ターマック)、未舗装路(グラベル)、スノーなど様々な条件のコースが設定されており、大会毎に特徴が異なるのも魅力の一つとなっています。

またSSとSSの間は、移動区間(リエゾン)が設けられており、そこでは一般車と同じ交通ルールを順守する必要があります。マシンを操るドライバーと、それを支えるコ・ドライバーの2人体制で挑むのもWRCならではの特徴となっています。

地中海に浮かぶサルディニア島を舞台に開催されている第6戦。ラリー・イタリア・サルディニアのグラベルステージは、表面がパウダーのように細かな砂状のグラベルに覆われているため軟らかく、駆動力が伝わりにくい路面が多い。

しかし、再走ステージでは砂状のグラベルが掃け、下から硬い岩盤や石が現れるため、タイヤがダメージを受けやすい。今大会は、シェイクダウンおよびスペシャルステージ（SS）1から4までがデイ1に組み込まれるというショートフォーマットのスケジュールが採用されている。

ラリーの折り返しでもあり、今大会唯一の“フルデイ”であるデイ2は、SS5から12までの計8本が実施された。

◆WRC Rally Italia Sardegna 2024 「Day2」
6月1日（土）、WRC世界ラリー選手権第6戦『ラリー・イタリア・サルディニア』のデイ2が行われ、SS12終了時点でTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチームのセバスチャン・オジエ／ヴァンサン・ランデ組（トヨタGRヤリス・ラリー1）が総合首位に立っている。

また、日本人ラリードライバーの勝田貴元（トヨタGRヤリス・ラリー1）は、SS9でマシントラブルが発生した影響でデイリタイアとなった。

◆2024年WRC世界ラリー選手権第6戦ラリー・イタリア・サルディニア　SS12後暫定結果
Pos.／No.／Driver／Machine／Gap
1／17／S.オジエ／トヨタGRヤリス・ラリー1／2h39’43.2
2／8／O.タナク／ヒョンデi20 Nラリー1／＋0’17.1
3／6／D.ソルド／ヒョンデi20 Nラリー1／＋2’12.8
4／33／E.エバンス／トヨタGRヤリス・ラリー1／＋2’43.3
5／13／G.ミュンスター／フォード・プーマ・ラリー1／＋5’28.8
6／25／S.パヤリ（WRC2）／トヨタGRヤリス・ラリー2／＋5’38.5
7／20／Y.ロッセル（WRC2）／シトロエンC3ラリー2／＋6’33.2
8／31／J.ソランス（WRC2）／トヨタGRヤリス・ラリー2／＋6’45.2
9／28／K.カエタノビッチ（WRC2）／シュコダ・ファビアRSラリー2／＋8’12.1
10／48／M.プロコップ（WRC2）／シュコダ・ファビアRSラリー2／＋8’22.1
15／16／A.フルモー／フォード・プーマ・ラリー1／＋16’06.3
R／18／勝田貴元／トヨタGRヤリス・ラリー1／SF9
R／11／T.ヌービル／ヒョンデi20 Nラリー1／SF8