● なぜ?"レトロモダン"な最新EV、ルノー「20年使える形」の狙い「新型5 Eテック」 | エコカーブログ [eddie-k's eco_car blog]    

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◆重要な意味を込めた「レトロ」デザイン
ルノーが先般発表した新型量産EV「5 Eテック」は、レトロモダンなデザインを特徴とするが、これは単なる “懐かしさ” だけを狙ったのものではないだろう。


デザイン責任者のローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏は、BMWミニやフィアット500、あるいはポルシェ911のような、長く愛されるアイコニックな外観を目指したと語っている。


同氏によると、レトロモダンなデザインは販売面で有利に働くが、フルモデルチェンジの際に課題が生じやすいという。しかし、5 Eテックのデザインは「20年はもつと考えています」と自信を見せる。


5 Eテックと同クラスにクリオ(日本名:ルーテシア)があり、こちらは時代とともにデザインを変えていくという。新型車のデザインを決めるのはデザイナーだけではない。ルノー・グループのルカ・デ・メオCEOは、フィアット在籍時に500を復活させ、レトロデザインに熱心なことで知られる人物だ。


デ・メオCEOはブランド戦略の一環として、旧来の人気モデルを参照したデザインにより、ブランドの歴史とのつながりを感じさせることを重視している。ルノー着任後すぐに5 Eテックのデザインを承認したのも、こうした狙いがあるのだろう。


今後数年間でルノーからレトロなEVが続々と登場するということだが、5 Eテックはその第1弾となる。同社の新経営計画「ルノーリューション(Renaulution)」の看板的なモデルであり、ブランドイメージや販売面でも非常に重要なポジションに置かれている。


◆主張しすぎない空力ボディ
5 Eテックは1970年代の初代ルノー5(サンク)へのオマージュとして、全体的に硬質なエッジと柔らかい曲線を融合させている。


ヘッドライトは人間の瞳孔をイメージしており、キーフォブを持って車両に近づくと「ウインク」する。

 

 

ボンネットには初代5の冷却ダクトを模した充電インジケーター(バッテリー残量計)が備わっている。


リアエンドでは、ブラックのパネルに「Renault」の文字と新しい「5」のバッジが添えられている。


かつての5ターボを彷彿とさせるルーフマウントのリップスポイラーや、フラットな形状のアルミホイール、スラット付きのリアライトなどは空気の流れを整え、航続距離を合計20kmほど伸ばしているという。


◆部品共有で低コスト実現、小型・軽量化も
競争が激化する小型EV市場における武器の1つが「低価格」であり、欧州でのベース価格は2万5000ユーロ(約400万円)とされる。


プラットフォームは、主要構造の大部分をクリオや日産ジュークと共通化するアンペア・スモール(旧:CMF-BEV)を採用した。新たに専用プラットフォームを開発するよりも、開発コストを30%削減できたということです。


モーターやバッテリーは、全長3.92m、全幅1.8mというコンパクトなボディサイズに合わせて小型・軽量化されている。例えば、ニッケル・マンガン・コバルト(NMC)バッテリーは、各セルを大きな四角いモジュールにまとめたシンプルなレイアウトを採用する。


40kWh容量では総重量240kg、52kWh容量では300kgを実現したそうだ。そのため、40kWhバッテリーを搭載した5 Eテックのエントリーモデルの車両重量はわずか1372kgに抑えられている。


ルノー初の量産EVである「ゾエ」は、その約半分の容量(22kWh)でありながら、重量は100kg近く重い1468kgだった。52kWhバッテリー搭載車の車両重量は1449kgで、ライバルのプジョーe-208と同等となっている。


こうした軽量化の努力の結果、走行性能にも大きなメリットがあった。あるエンジニアが取材で語ったところによると、ルノーのサーキットでe-208をベンチマークとしてテスト走行を行ったところ、コーナリングスピードは5 Eテックの方が速かったということだ。


◆航続距離は最長400km 来年から生産開始
なお、モーター出力は仕様によって95ps(70kW)、122ps(90kW)、150ps(110kW)の3種類が用意される。122psのモデルは0-100km/h加速8.0秒以下と謳われている。航続距離は40kWhバッテリー搭載車で300km、52kWh車で400kmとされる。


充電能力はバッテリーにより異なり、40kWhで最大80kW(DC急速充電)、52kWhで100kWとなる。また、最大11kWの外部給電機能も備えており、手続きによっては余った電力(余剰電力)を売電することも可能となっているそうだ。


インテリアでは、10.0インチのデジタルメーターディスプレイとインフォテインメント・スクリーンを1枚のパネルに統合。棚のように張り出したダッシュボードはラリーカーにインスパイアされたもので、数種類のテキスタイルが用意されるという。


サステナビリティを重視し、レザー素材は未使用。41kgのポリマーを含め、材料の18%がリサイクル素材となる。

 

 

なお、5 Eテックは2025年半ばから、フランス北部の工場で生産開始予定。モーターは、初代5のエンジンを生産していたクレオン工場で生産される予定という。

 

なお日本法人のルノージャポンは、新型サンク(5 Eテック)を国内導入する意向があると発表しており、今後の展開が待たれるところです。

 

 

 

 

 


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https://www.youtube.com/watch?v=y_guZwK1clQ

 

 

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