● 国土交通省はダイハツに対して一連の不正行為に関する重大処分「是正命令」を適用 | エコカーブログ [eddie-k's eco_car blog]    

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◆国交省からは、関連3車種にも「型式指定の取消し」
ダイハツの不正行為に対する処分は厳しいものになった。2024年1月16日、国土交通省はダイハツに対して一連の不正行為に関する是正命令を出しました。

これを受けて、ダイハツならび親会社のトヨタはリリースを発表。さらにはトヨタの佐藤恒治社長が同日夕方に都内で報道陣の取材を受け、謝罪ならび今後1カ月後を目処に再発防止策などを説明すると明かしました。


ダイハツの認証不正問題は2023年12月20日に第三者委員会の調査報告書を受け、国土交通省に報告。その後、報告書内容の事実確認の為、12月21日以降に国土交通省による立入検査が行われていました。

その立入検査の結果、日本での販売車種において特に悪質な不正であると判断された3車種(ダイハツ「グランマックス」、トヨタ「タウンエース」、マツダ「ボンゴ」)のトラックタイプのみ型式指定の取消し手続きが開始されことになった。


さらに新たな不正行為が確認されており、ダイハツは当社としては技術検証を行い、安全性能・環境性能が法規基準を満たしていることを確認していると説明。その上で国土交通省の指示に基づき、認証当局立会いでの試験など必要な対応を行っていくとしています。

また、今回の法令違反につながる不正行為を行ったダイハツの体制について、前述の通り国土交通省は「不正行為を起こさない体制への抜本的な改革」を促す是正命令を出しました。


その他、国土交通省は基準不適合の可能性がある2車種(ダイハツ「キャスト」、トヨタ「ピクシスジョイ」)について、リコールが必要な場合は速やかに届出を行うよう指導したとしています。

今回の是正命令に対して、ダイハツは関係各位への謝罪に加えて以下のようにコメント発表しました。


「この度の是正命令でいただいたご指摘を真摯に受け止め、認証業務の見直しに留まらず、法令遵守を大前提に、経営、職場風土や文化、適切なモノづくり&コトづくりという3つの観点から改革に取り組み、トヨタの全面的な支援を受けながら、再生に取り組んでまいります」

また親会社のトヨタも謝罪に加えて、次にコメント発表しています。


「ダイハツが国土交通省より、このたびの不正行為に対する是正命令を受領いたしました。ダイハツが、再びお客様から信頼をいただき、お選びいただける会社として再生できるよう、今回、ご指摘いただいた点を真摯に受け止め、認証業務の見直しに留まらず、抜本的な企業風土・経営の変革についても弊社としても全面的にサポートしてまいります」

こうした両社の発表がされた後にトヨタの佐藤恒治社長が同日夕方に都内で報道陣の取材を受け、一連の不正行為に対する受け止めや、型式指定の取消し、今後の行方を説明しました。


一連の受け止めについては次のように話しています。
「本件をたいへん重く受け止めております。このような不正行為が二度と行われないように、ダイハツと共に抜本的な改革に取り組んでまいりたいと思います。

トヨタ並びにダイハツのクルマを信頼し、日々ご愛顧いただいているお客様に対しまして、多大なご不安、ご迷惑をおかけしていることに対しまして心から深くお詫びを申し上げたいと存じます。

ダイハツのクルマは日常の生活を守る足であり、大切な命をつなぐクルマです。国民の生活に対してなくてはならない大切な乗り物であると思っています。


そういった大切なクルマを、このような不正行為でお客様に対して不安な状態にしてしまっていること、これは本当に心から反省すべきことであり、1日も早くお客様のご不安を解消し、再び笑顔でご使用いただけるようになるように全力で取り組んでまいりたいと考えております」

また、今回の3車種での「型式指定の取消し」について、佐藤恒治社長は次にように説明しています。
「型式指定の取消しにつきましては、これまで販売済みのものに対して適用されませんので、基本的にはそのままお乗りいただけるという状況であると思っています。


なお、取り消されるということなので、全ての認証項目に対して改めてすべての項目の認可を取り直すということがこれからやることです。この作業がどれくらいの時間軸で進むのか、国土交通省と相談しながら進めていきます」

そして今後のことについては、前述の発表の通り、今後、ダイハツならびトヨタで再発防止策を取りまとめて国土交通省に1ヶ月以内に提出しするとしています。


今後の発表内容に対して佐藤恒治社長は次にように述べています。
「事業領域やそれに伴う新しい体制(役員体制含む)について、そのタイミングで発表していきます。元々2月中旬に豊田会長からのトヨタグループのフィロソフィーを再定義する場を持つ予定でした。しかし、このような問題もあるので、それを少し早めて、改めてトヨタのグループガバナンスに対する考え方をお話できればと思っています」

今後、ダイハツの不正行為に対する対応や、新しい体制がどうなっていくのか、親会社のトヨタと協力してダイハツが早く信頼を取り戻せる日が来ることを願っています。コンプライアンス是正の進捗状況も含めて、ユーザーや世間が注目しています。
 

 

 

 

 


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【 国交省 ダイハツなどの3車種型式指定取り消しへ(関テレNEWS) の動画はこちら 】

https://www.youtube.com/watch?v=dD2Zkf6dAi0

 

 

【 ダイハツの国交省“是正命令”を受け、トヨタ 佐藤社長が会見(日テレNEWS) の動画はこちら 】

https://www.youtube.com/watch?v=NZd71V5_0VM

 

 

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