● F1へタイヤ供給継続のピレリ、「F1は新しい技術や生産プロセスの野外実験室なんだ」 | エコカーブログ [eddie-k's eco_car blog]    

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◆ステファノ・ドメニカリF1CEOがコミットメント
現在F1へタイヤを供給しているピレリが、2027年まで引き続きサプライヤーを務めることが正式に発表された。なお今回の契約延長にはFIA F2/F3へのタイヤ供給も含まれており、さらに2028年の契約もオプションとなっている。

今回の入札はF2とF3も合わせたパッケージであること、さらにF1が2030年にCO2排出量実質ゼロを目指しているためより厳しい持続可能目標を達成する必要があったということから、そのプロセスはより複雑な物となっていた。


そして、今回の契約をめぐっては、ピレリとブリヂストンの一騎打ちになっていたが、最終的にはピレリが契約を勝ち取ることになった。日本のファンとしては、ブリヂストンを応援したいが、ブリヂストンはF1から撤退した後、モーターポーツ以外のスポーツへの協賛に舵を切り、2014年からワールドワイドオリンピックパートナーとなったため、商業的条件面から不利になったようだ。

また、ピレリーでは2024年からのすべてのF1タイヤについて、森林管理協議会(FSC/※責任ある森林管理を世界に普及させることを目的とした非営利団体。森林認証制度を運営している)による公認を受けることになっているそうだ。まさに環境アピールも重要ということなのだ。


F1のステファノ・ドメニカリCEOは、ピレリのテクノロジーとF1への理解が、F1レース運営上の今後に向けてたいへん重要になると言及した。

「2011年にこのスポーツに復帰して以来、ピレリは非常に重要なパートナーとなり、新世代のテクノロジーとテクニカルレギュレーションを通じて、ファンにとって素晴らしいレースを可能とするタイヤを届けてきた」


「2026年の新たなレギュレーションに向けて、彼らの品質や革新性、そして我々のスポーツに対する深い理解は今後不可欠な要素となるだろう」

「また、ピレリはサステナビリティに関する取り組みでFSC承認も受けている。これは2030年の(CO2)ネットゼロの目標に向かって、今後も協力を続けていくことを保証するものだ」


そして、ピレリのマルコ・トロンケッティ・プロヴェラ上級副社長は、F1への継続的な関与によって、ピレリも良いリターンを受け取っていると語った。

「リバティ・メディアの推し進める力と、FIAのサポートのおかげで、このスポーツは世界的に成長を遂げており、若い世代の支持の増加も同様に増えている」


「イノベーションとテクノロジーはピレリのDNAに組み込まれており、F1は新しい技術的ソリューションを試し、テストのみならずタイヤ製造におけるフレッシュなリサーチや開発、生産プロセスを加速させる究極の野外実験室となっている」

「タイヤに来年から導入されるFSC認証が示すように、我々のサステナビリティに対するコミットメントも非常に強力なものがある」


「少なくとも2027年までこのモータースポーツの頂点に関わり続けることは、我々会社にとっても重要な価値を加えることになる」

また、FIA会長のモハメド・ベン・スレイエムも、ピレリとの契約延長に際して次のように語った。


「ピレリは長年にわたってトップレベルのモータースポーツで活動しており、今後も世界の舞台で革新と卓越性を提供し続けてくれるだろう」とコメント。

「F1はタイヤサプライヤーにとって、特別な挑戦だ。ピレリはこの素晴らしいクルマの極端な要求を満たすタイヤの製造に多大な努力を払ってきた。F1だけでなく、他の多くのチャンピオンシップやあらゆるレベルのカテゴリーにおいて、モータースポーツを継続的にサポートしてきてくれたピレリに感謝したい」


「パフォーマンスと持続可能性の両面でさらなる進歩を目指す取り組みは、今後数年間継続される。ピレリはこれまでも、この両方の目標に積極的に取り組んできたのだ」と語った。

主催者と供給者、何か『欧州の密約』的な出来レース、契約に関するドロドロしたものを感じざるを得ない。「あーだこーだ」と理屈もあるだろうが要は「お金」ということらしい。


しかし、ドライバー達にも懸念があるようで、FIAと主催者間で進められた「サーキットの改修」について、苦言を呈するドライバー、チームも表面化している。

例えば、優勝したフェルスタッペンは、「サーキットの改修後、F1が最初に走るべきじゃない。実験室!? F1ドライバーは『モルモット』じゃないぞ!」と主張している。


大幅な改修や急遽の再舗装、部分的なトラック幅の変更などが実施されたサーキットで、タイヤトラブルによる周回数制限、スティント制限でレースが開催されたことを非難しているのだろう。まだまだ一考が必要のようだ。

 

 

 

 


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