◆コンセプトカー「チルアウト」はやはり『リーフ』の次期モデル
この夏にラスベガスで開催された全米日産ディーラー年次総会だが、「Automotive News」によれば、この会合では今後の日産北米戦略とともに、これから投入される新型車に関する概略が明かされたという。その中でも注目されたのは、次期型リーフに関してだ。初めて具体的な言及があり、同時にごく短時間ではあるが実車(コンセプトモデル?)も公開された。その大胆な変貌ぶりに招待者は衝撃を受けたという。
実はアナウンスされた次期型リーフの情報は断片的で、2021年11月26日に日産が発表した長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」で公開されたコンセプトカー「チルアウト(NISSAN CHILL-OUT)」に極めて近いとアナウンスされた。
そして、その直後に欧州日産の英国サンダーランド工場で生産開始する予定の限りなく市販モデルに近い「チルアウト」が発表されている。今回の「Automotive News」の報道で、それが次期型リーフであることが確定したと言ってよいだろう。
◆次期型『リーフ』はクロスオーバーSUVに転生か
チルアウトには、グローバルカーに採用されるフレキシブルなEVプラットフォーム「CMF-EV」が採用される。日産アリアのほか、ルノーメガーヌE-TECHエレクトリックや9月上旬の「IAAモビリティ 2023」で発表された新型セネックE-TECHエレクトリックにも採用されている。
ちなみに日産/ルノー/三菱自動車のアライアンスでは2022年1月27日に「Alliance 2030」を発表。今後、EV専用プラットフォームを5種類に絞って共用し、2025~2030年までに3社合計35車種の新型EVを投入する計画という。
バッテリーを含むパワートレインに関しては、まだ明かされていないが、全固体電池の搭載は2028年度を目指していることから、次期型リーフのバッテリーは従来と同じリチウムイオン電池と見て良いだろう。
ちなみに、現行型リーフはベースモデルに110kWhバッテリーを、上級の「リーフe+」には160kWhのバッテリーを搭載し、リーフe+の航続距離は458kmを実現している。効率の良い全固体電池ほどではなくとも、次期型リーフでは600kmが目標となるのではないか。航続距離への不安を払拭することで、商品力を高めてくるのは間違い無いだろう。
◆次期型『リーフ』の初公開はジャパンモビリティショーか
次期型『リーフ』には、チルアウトで見せた未来的なデザインを手直し、転生させたエクステリアデザインが採用されそうだ。そしてより実用的に落とし込んだ形で量産化されるのだろう。ハッチバックスタイルだったリーフだが、SUVブームに乗っかり地上高が高いクロスオーバーSUVスタイルとなるのが大きなポイントだろう。
Vモーショングリルとヘッドライトを融合させた新たなフロントマスクのデザインは、2022年に登場したミニバン『セレナ』で先行して採用されており、日産の新時代のデザイン哲学をアピールする意味でもこの路線で行くことは確実だ。全体的なイメージは電動SUV『アリア』の弟分としてキャラ立ちさせるという感じだろうか。AUTECHやNISMOモデルの登場にも期待がかかる。
次期型リーフのワールドプレミアは2024年内と予想されるが、これまで日産は東京モーターショーで目玉モデルやそのコンセプトを大々的に発表してきただけに、10月26日に開幕する「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」でその姿を見せる可能性も大となっている。
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【 Nissan unleashes all-new LEAF NISMO RC の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=M6dhYdzgZf8
【 90 years in the making: How Nissan dares to do what others don't | #Daring23 の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=xEEPcUDKaEc
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