◆13年目でF1タイトル狙い王者に向けて
F1 2023年シーズンの第2戦サウジアラビアGPに続き、第4戦アゼルバイジャンGPも制したレッドブルのセルジオ・ペレスは、チームメイトでドライバーズランキング首位のマックス・フェルスタッペンに6ポイント差まで接近。この好調さは、昨年の弱点を改善できたからだとペレスは考えている。
新テクニカルレギュレーションが導入された2022年シーズン、レッドブル所属2年目のペレスはモナコGPとシンガポールGPで勝利を挙げた。しかしこの2勝は、フェルスタッペンの予選順位や不調といった面が影響した結果だったとも言えるレースだった。
一方で今年のペレスは、シーズン序盤から2勝を挙げ、フェルスタッペンと勝利数で肩を並べている。特にその2戦ではペレスが真っ向勝負でフェルスタッペンを倒し、アゼルバイジャンGPではスプリントも優勝。F1参戦13年目での初載冠に向け、勢いを見せている。
メディアの取材に応じたペレスは、「昨年の僕の弱点のひとつは、タイヤマネジメントだったと思う」とアゼルバイジャンGPを振り返り、次のように続けた。
「オフシーズンの間、エンジニアと一緒に分析を行なった。僕は本当に失望していたし、レースペースが良くなかったからね」
「僕らは多くのことを理解できたと思うし、その結果、今年はより良いペースで走れている」
ペレスはタイヤマネージメントが得意なドライバーのひとりとして知られてきたが、そのスキルはレッドブルのマシンコンセプトではなかなか発揮することが難しかったという。
「レッドブルに来た時、タイヤの扱い方がチームによって全く違うということが分かった」とペレスは言う。
「だからレッドブルのマシンでタイヤをどう扱うべきか、多くを学ぶ必要があった」
「1年目はシーズン末にかけて調子が上がっていったと思う。でもレギュレーションが変わったことで、(昨年は)タイヤマネジメントを正しくできなくなってしまった」
「今はその点に関して、より良くなったと感じられている。レッドブルのマシンを理解することで、レッドブルドライバーらしく感じられているんだ」
レッドブルのマシンに求められるモノを理解し、ここまでパフォーマンスを上げてきたペレスだが、まだまだ改善の余地はあると考えている。
「真のレッドブルドライバーになってレッドブルのマシンを操るということについては、まだもっと多くの課題が残っている」とペレスは言う。
「チームの中で地位を確立し、マシンコンセプトを理解できれば、最大限の力を引き出すことができると思う。それは時間が経てば経つほど、チームと過ごす時間が長ければ長いほど、より良いモノになるんだ」
「それでも昨年と比べれば、大きなステップを踏み出せたとは思っているよ」と語る。
現在ドライバーズタイトル2連覇中のフェルスタッペンのようなチームメイトにペレスが対峙することは簡単なことではなく、実際にダニエル・リカルドがレッドブルを去って以降、ピエール・ガスリー(現アルピーヌ)やアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が後釜として起用されたものの、シートに定着することはできなかった。
そのためペレスは、オフシーズン中に自身のドライビングを深く分析することにしたのだという。
「僕は精神的にとても強いんだ。それが僕の最大の強みだし、これまでもずっとそうだった」
「マックスのチームメイトでいるのは簡単なことじゃない。彼は常に結果を残し、勝っているからね。チームメイトが生き残るのが簡単じゃないというのは、過去にも見られたことだ」
「僕は自分自身を信じているが、マシンコンセプトを深く理解して、戦うために必要なツールを揃えることが必要だったんだ」とペレスは言う。
レッドブル・チームのクリスチャン・ホーナー代表は、今後もフェルスタッペンとペレスに「自由にレースをさせる」と明言し、ペレスの成長、チーム・エースのライバルとして切磋琢磨し、その差が縮まることを望んでいるようだ。
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