◆ド迫力の民間向け新型装甲車が登場
アメリカでおこなわれる世界的なオークションの「バレットジャクソン」（Barrett Jackson）では、カスタムカーやクラシックカー、特殊車両などさまざまなコレクターズカーが出品されます。
2023年1月21日から29日にアリゾナ州スコッツデールで開催されたオークションでは、カリフォルニア州に本拠地を置く新興自動車メーカー「REZVANI」（レズヴァニ）の民間向け新型装甲車「VENGEANCE」（ベンジェンス）の実車が公開されました。
◆ゴツ顔最強SUVの新型「VENGEANCE」、もはや無敵か？
レズヴァニは、アメリカの新興自動車メーカーで、2017年に防弾ガラス・パネルを装備したSUV「TANK」（タンク）をリリースして以来、6輪のピックアップトラックである「HERCULES」（ヘラクレス）など、特殊な車両を展開しています。
今回のオークションで実車が公開された新型「VENGEANCE」は、2022年10月に発表したばかりの装甲モデル車です。レズヴァニは、このクルマを「世界で最もタフな3列SUV」と表現しています。
ベース車となったのは、アメリカの高級車ブランドとして知られるキャデラックのSUV「エスカレード」です。エクステリアは、ベース車両の存在がわからなくなるほど激しく変更されており、直線を多用したタフでゴツい印象のデザインに変更されています。
また、インテリアはエスカレードそのままの豪華な内装を生かしており、湾曲したOLEDディスプレイが特徴的です。後席を2席化した豪華なエグゼクティブシート仕様もオプションで選択可能ということです。
同社はこのクルマのデザインについて、「バーチャル世界の近未来的で高性能な軍用SUVからインスピレーションを得た」と説明しています。
ボディサイズは全長220インチ（約5588mm）×全幅88インチ（約2235mm）×全高78インチ（約1981mm）で、ホイールベースは120.9インチ（約3700mm）と巨大。国内で展開される国産SUVに同サイズの車両はありません。
搭載されるエンジンは、標準搭載の6.2リッターのV型8気筒エンジンにスーパーチャージャーをオプション追加したり、3.0リッターの直列6気筒ディーゼルターボエンジンに換装することも可能という。トランスミッションはいずれも10速ATが組み合わされる。
車名は英語で「復讐」を意味する「VENGEANCE」ですが、オプションに設定されている「ミリタリーパッケージ」では、その名に恥じない高い防犯性を備えています。
◆装甲に“無茶苦茶”電撃“ビリビリ機能”までを装備!?
ミリタリーパッケージには、防弾ガラス・ボディパネルなどの「装甲」や、後続車をふり切るために白い煙を放出する「煙幕装置」、夜でも周辺状況が明確に確認できる「サーマルナイトビジョン」、核爆発などの際に発生する電磁パルスでもクルマが破壊されないようにする「電磁パルス保護」も装備される。
ちょっと“無茶苦茶”な装備もある。ドアなどに許可なく触れようとする人に電流（電撃）を流す「磁気デッドボルト」、強烈な明かりで目くらましをする「ブラインドライト」といった強烈な装備が含まれるほか、乗員用の人数分用意された「防弾チョッキ」や「ガスマスク」などがクルマに搭載され、いつ銃撃戦に巻き込まれても耐えられそうな重装備の数々が用意されている。
「VENGEANCE」の基本価格は28万5000ドル（約3662万円）。さらにミリタリーパッケージの価格は12万5000ドル（約1606万円）となっています。車両の予約はレズバニの公式Webサイトで可能となっています。
今回のオークション・イベントで披露されたのは、基本となる通常モデルですが、その異様さは健在。レズヴァニの公式Instagramアカウントには、会場でストロボライトを起動するVENGEANCEの姿が投稿され、会場の盛り上がりも大きく、「VENGEANCE」にかけられた布が取り除かれるときには、かなりの人だかりができていたそうです。
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【 Rezvani Vengeance worldwide reveal at Barrett Jackson Scottsdale 2023 の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=mAmlaTM1TP8
【 ALL NEW | 2023 Rezvani Vengence Three Row SUV | CAR RELEASE TV の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=fHdlkB1Oj0c
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