● なぜNEWモデルのドアハンドルは「フラット型」が増えた? ドイツ車で主流の「グリップ型」は… | エコカーブログ [eddie-k's eco_car blog]    

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◆ドアハンドルにもデザイン流行の波!?
NEWモデルが続々と発売されていますが、ここにきてドアハンドルに新しい傾向が見られます。ポルシェ「タイカンS」のドアハンドルも下から手を入れるフラットタイプが採用されています。


新型車の企画や開発は、エクステリアデザインを描くとき、ドアの外側に付くアウタードアハンドルはデザインのひとつのポイントになります。ドアハンドルも含めてカッコ良く見せるのがデザイナーの腕になります。1990年代は多くのクルマがグリップ型の「バータイプ」を採用していました。細いバーハンドルは、流れるようなデザインにもよく似合います。


◆ベンツなどドイツ車で主流を占めた「グリップ型」・「バータイプ」
バータイプを早くから多くのモデルに採用していたメルセデス・ベンツは、崖の下に落ちたクルマを引き上げるときに4つのドアハンドルをロープで持ち上げればその車重に耐えられると言われていました。


バータイプのドアハンドルは、指1本か2本引っ掛けても開けることができますし、手を上から握っても下から握っても開けることができるので、日常の使い勝手が良いので「グリップ」ファンも多いのです。


また、ドアを閉めるときにもドアハンドルを持って閉めることにより「ドスッ」といい音で閉めることができます。通常閉めたときの振動がドアパネルを震わせますが、ドアハンドルを持つ手と腕が振動を吸収するので、この振動が残りにくく良い閉まり音になります。


◆「グリップ型」は減っていく!? その理由とは
こんな「音」にこだわる背景もあって、輸入車も日本車もバータイプのドアハンドル採用が一世を風靡していたのです。しかし、ここ最近になってフラットタイプと呼ばれるボディ面と一体になったハンドルの採用が多くなってきました。


メルセデス・ベンツは、最新の「Sクラス」から、走行中はボディに埋まっているフラッシュサーフェースのドアハンドルが採用され、ドアを開けるときのみドアハンドルが持ち上がってくるタイプになった。最新の電気自動車「EQE」や「EQS」も同じフラットタイプになっています。


ポルシェ「911カレラ」も、最新型はバータイプからフラットタイプになっています。テスラはオリジナルモデルとして製造された「モデルS」からフラットタイプのドアハンドルが採用されています。その後に追加された「モデルX」、「モデル3」、「モデルY」も、すべてがフラッシュサーフェースのフラットタイプになっています。


BMWも、従来は基本的にバータイプだったものが、最新型EVの「iX」、「i4」や「2シリーズクーペ」、そして新型「7シリーズ」もバータイプからフラットタイプになりました。BMWの場合、ボディ表面と完全なフラッシュサーフェースになるのではなく、下から指を差し込むスペースが残されているタイプとなっています。


iXや7シリーズの場合はそのスペースから指を入れ裏側のボタンを押すタイプを採用。また、2シリーズクーペ、i4は開いたスペースから指を入れてフラップを引き上げて開けるタイプになっています。


そうは言っても、まだまだ現行販売モデルの多くではバータイプのドアハンドルが主流です。しかしEVやスポーツカーなど時代の最先端をいこうとするクルマが率先してフラップタイプやフラッシュサーフェースタイプのドアハンドルに移っているという傾向は気になります。


新モデルに採用される理由は、実質的なメリットが二つ考えられます。ひとつは空気抵抗を減らすことに効果が期待できるという。燃費のためならほんの少しの抵抗でも減らしたいというエンジニアの気持ちの表れかもしれません。あるいはそう見せたいというスタイル重視のパフォーマンスなのでしょう。


ただし、現実的にどれくらい空気抵抗が小さくなるものなのは疑問だと思われます。モード燃費に影響するのは、総合的なボディデザインでCD値に影響が出るので、ドアハンドルだけでは変わるとは思えません。ただし、ミラーなどと共鳴する風切り音の軽減には貢献するかも…。


もうひとつは、全幅を小さくすることです。最近はどんどん車幅が広くなる傾向にあります。ボディ表面がフラットになっていても、そこにドアハンドルが付くとその分凸部が出現、車幅が広がってしまいます。ほとんどのクルマは車幅が一番広い部分はBピラー付近といわれています。前席用のドアハンドルはBピラーに近いところにあるので、そのまま車幅が広がることになってしまいます。


BMWの先代「3シリーズ(F30)」は、本国仕様の全幅は1817mmでしたが、日本の機械式駐車場事情を考慮して日本仕様の右ハンドルだけ▲17㎜厚みを薄くしたドアハンドルを採用し1800mmにおさえました。苦肉の策だったのです。


そんなわけで、新型モデルにはユーザーの扱いやすさよりもスタイル重視やフラッシュサーフェース化の全幅設計ができることでデザイナーの主流になっているようだ。個人的には、しっかり握れるグリップタイプ、バーハンドルが好みなので、このタイプのドアハンドルが存続してもらいたいです。
 

 

 

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