ジャガーカーズ(Jaguar Cars)は、ラグジュアリーとパフォーマンスを追求したSUV『F-PACE』の高性能グレード「SVR」に、「エディション1988」を設定し、世界限定394台を発売すると発表しました。ルマン24時間耐久レースでの勝利から、およそ35年を迎えることを記念するモデルという。
◆ルマン参戦車を連想させるミッドナイトアメジストのボディカラー
モデル名となる「1988」は、ジャガーにとって栄光の年を意味する。1988年のルマン24時間耐久レースにおいて、ジャガー『XJR-9 LM』が優勝し、ポルシェの連勝記録を「7」で止めたのだ。世界限定台数の「394」は、1988年のルマンを制したジャガーXJR-9 LMの周回数を指すそうだ。
「F-PACE SVR」の「エディション1988」では、ミッドナイトアメジストのボディカラーに、シャンパンゴールドの22インチアルミホイール、サンセットゴールドのアクセントを採用した。ミッドナイトアメジストのボディカラーは、ジャガーXJR-9 LMの車体色のパープルを連想させる色となっている。
テールゲートには、サンセットゴールドサテン仕上げのジャガーリーパーとスクリプトがあしらわれた。レーザーエッチングされた「エディション1988」のロゴがフェンダーにも添えられる。オプションの「ブラックパック」を標準装備する。ドアミラーカバー、ブレーキキャリパー、ホイールセンターキャップなどには、グロスブラック仕上げが施される。
ダッシュボードやステアリングホイールスポーク、パドルシフト、シートなどには高性能グレードの証「SVR」のロゴが入る。ドライバーが手にするステアリングホイールのジャガーリーパーとホーンリングはサテンブラック仕上げとなっている。
◆0~100km/h加速4.0秒で最高速は286km/h
5.0リットルV型8気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンは、最大出力550ps、最大トルク71.4kgmを引き出す。SVR専用チューンが施された「クイックシフト」、電動パワーステアリング、アダプティブ・ダイナミクス・サスペンション、トルクベクタリング、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)、AWDシステムを搭載する。0~100km/h加速4.0秒、最高速286km/hの性能を実現している。
ジャガー独自の「バリアブル・バルブ・アクティブ・エキゾーストシステム」が採用され、スポーティなサウンドを奏でるとともに、ガスフローの改善を図り、パフォーマンスを向上させる。エキゾーストシステムは、通常のF-PACEと比較して、約6kg軽量化されたという。
また、AWDにインテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)、オール・サーフェス・プログレス・コントロール、アダプティブ・サーフェス・レスポンスを搭載した。これにより、天候や道路事情を問わず、優れた走行性能とパフォーマンスを発揮するという。
◆先進的な「SVR」のテクノロジーでチューニング
車両にはリア・エレクトロニック・アクティブ・ディファレンシャル(EAD)をはじめ、先進的なテクノロジーによるチューニングが施されいている。トルク・オンデマンド式AWDシステムのインテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)の制御技術は、EADのメリットを最大限に発揮できるよう最適化されている。
ダイナミック・ドライビング・モード用のソフトウェアは、特別に調整されており、モード選択で素早いシフトレスポンスと鋭いスロットルレスポンスが得られるとともに、ステアリングレスポンスが向上し、あらゆる路面状況においても車両と一体感のあるドライビングが可能という。
フロントとリアには、それぞれ30%、10%硬度を高めたスプリングを採用する。アンチロールバーを組み込み、ボディロールを5%低減させているという。足元には22インチホイールが採用され、フロントで2.4kg、リアで1.7kg軽量化した。ひと回り大きくなった395mmのフロントブレーキディスクと396mmのリアブレーキディスクとの組み合わせで、より多くの空気を送り込める設計となっている。ブレーキディスクはフロント、リアともにツーピース構造を採用することで、軽量化と敏捷性のあるハンドリングを実現している。
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【 ジャガー F-PACE SVR | パワーと興奮 の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=aVdyL4mMr7I
【 ジャガー F-PACE SVR | インテリアデザイン の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=mPUj3RdQ17A