トヨタのGRシリーズがスープラ、ヤリス、86に続く4車種目となったのが「GRカローラ」、1.6Lの排気量から304psを絞り出し、四輪を駆動するとのことで、タイミング的に4/1のエイプリルフールネタかと思いきや、冗談ではなく本当にリリースされるモデルということだった。
注目のパワートレインは、GRヤリスにも搭載された1.6L直3ターボをさらに強化して搭載(最高出力304ps)。リアエンドには、個性的な3本出しのエグゾーストパイプがのぞく。詳細なレイアウトについては公開されていないが、バルブ付き3本出しマフラーを採用することで排圧低減と消音性能を両立させたと説明している。
トランスミッションは、iMT(6速マニュアル)で配置調整されたショートストロークのシフトレバーを採用、駆動方式はスポーツ4WDシステムとなる「GR-FOUR」を最適化して搭載する。ブレーキは対向キャリパー(前18インチアルミ対向4ポット/後16インチアルミ対向2ポット)を採用し、サーキット走行時の制動力強化にも抜かりがない。
パーキングブレーキは手引き式で、ドリフト走行も視野に入れて、限界域でのコントロール性能を追求している。もちろん一般的な5ドア・5人乗りの高性能な箱車としての存在はそのままに、羊の皮をかぶった狼的な走りが期待できることだろう。
タイヤはミシュランのパイロット・スポーツ4で、車体構造は、カローラ・スポーツのホイールベースはそのままに、トレッドを大幅に拡大。フロントを60mm、リアを85mmワイド化し、コーナリング性能を追求している。
フロントバンパーのインテーク、フェンダーのエア・アウトレットは冷却性能・空力性能をアップデートした証だろう。GRヤリスと同様に形状自由度の高い工法で成形したCFRP素材のルーフパネルが採用され、剛性・軽量化にも貢献している。
GRカローラは、トヨタの元町工場GRファクトリーで生産される予定だが、現時点では日本仕様の詳細や販売価格は明らかになっていない。なお、北米仕様のGRカローラのスペック(目標値)は、下記のとおりとなっています。
【北米仕様GRカローラ』 主要諸元(開発目標値)
・ボディサイズ:全長4410×全幅1850×全高1480mm(ルーフ高は1455mm)
・ホイールベース:2640mm
・トレッド前:1590mm
・トレッド後:1620mm
・車両重量:1475kg
・エンジン:1618cc直3ターボ(G16E-GTS)L
・最高出力:304ps/6500rpm
・最大トルク:37.7kg-m/3000-5550rpm
・トランスミッション:6速マニュアル
・駆動方式:電子制御多板クラッチ式4WD
・差動装置:前後ともにトルセンLSD
・サスペンション前:マクファーソンストラット式
・サスペンション後:ダブルウィッシュボーン式
・乗車定員:5名
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【 TGR 新型車GRカローラを世界初披露 の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=lttxjGQ6TMQ
【 GRカローラ(北米仕様、プロトタイプ) の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=cDWMdkupgEc