ホンダの米国部門は、『パスポート』(Honda Passport)の2022年モデルの生産を米国アラバマ州リンカーン工場で開始したと発表しました。
◆16年ぶりに車名復活した現行モデル
Honda「Passport」(パスポート)はもともと、ホンダが1990~2000年代に北米市場で販売していたSUVモデルです。いすゞからSUVの『ロデオ』のOEM供給を受けて、1994年からホンダがパスポートとして現地で販売を行っていました。1998年には2代目にモデルチェンジを行うが、2002年に生産を終了しています。
現行パスポートは2019年2月、16年ぶりとなる車名が復活して、米国市場で発売されました。現行パスポートは、ホンダの北米でのSUVラインアップにおいて、4番目のモデルとなっています。日本市場にも導入された『CR-V』と北米専用のミドルクラスSUV『パイロット』の間を埋めるSUVに位置付けられます。現行パスポートは、ホンダR&Dアメリカが設計と開発を担当しました。
現行のパスポートは、より力強い走りと幅広いパーソナルユースに対応した5人乗りのミドルサイズSUVとなっており、一般道での洗練された走りとオフロードでの高い走破性を両立させるとともに、クラストップのゆとりある室内空間を追求している。
◆オフロード仕様車「トレイルスポーツ」の第一弾に
パスポートの2022年モデルには、SUVやピックアップトラックにオフロード仕様車として設定される新シリーズの「トレイルスポーツ」が用意された。トレイルスポーツ第一弾モデルが、パスポートの2022年モデルとなる。
パスポートのトレイルスポーツでは、専用の内外装を採用された。エクステリアは、グリルが専用デザインとなり、前後バンパーにはシルバー仕上げのスキッドガーニッシュが備わる。オレンジの「TrailSport」エンブレムが、フロントグリルとテールゲートに添えられた。「Passport」と「AWD」のエンブレムは、クロームからグロスブラックに変更されている。
足元にはマシーン加工された18インチアルミホイールが採用され、トレイルスポーツの専用デザインとなっている。走行安定性を向上させるために、前後のトレッド幅が10mm拡大され、タイヤも245/60R18サイズとなりスポーティーな装いとなっています。
室内では、ステアリングホイール、ドアパネル、シートにオレンジ色のコントラストステッチが添えられた。フロントシートのヘッドレストとオールシーズンラバーフロアマットには、TrailSportのロゴが刺繍された。メーターはグレーの照明とホワイトの指針に、専用の黒いクロームゲージサラウンドを追加する。夜間には、足元、オーバーヘッドコンソール、ドアハンドルポケット、ドアトレイ、カップホルダーを、琥珀色のアンビエント照明が照らすようになっている。
◆3.5リットルV6エンジン+9速AT
2022年モデル全車に、直噴3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載し、最大出力は280hp/6000rpm、最大トルクは36.2kgm/4700rpmを発生する。トランスミッションは9速ATで、力強くスムーズな走りとダイレクトなレスポンスを追求している。
路面状況に合わせて前後輪の駆動力配分をコントロールする電子制御4WDシステム、「i-VTM4」も搭載されている。砂地、泥道、雪上など各シーンに最適化した4つの走行モードが設定されており、適宜に切り替わる「インテリジェント・トラクション・マネージメント」を組み合わせることで、さまざまな状況下で高い走破性と走行安定性を実現したという。
2022年モデルには、最新の「ホンダ・センシング」を標準装備される。ホンダ・センシングには、前面衝突警告(FCW)を備えた衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)、車線維持支援システム(LKAS)、車線逸脱警告(LDW)を備えた道路逸脱軽減(RDM)システム、アダプティブクルーズコントロール(ACC)が含まれている。また、新機能として、後席リマインダーと後席シートベルトリマインダーが装備される。
↑ ↑ ↑ eddie-k's eco_car blog ↑ ↑ ↑
【 NEW Honda Passport TrailSport Off Road SUV(YOUCAR) の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=LvcwMCeYpoY
【 2022 Honda Passport TrailSport : FIRST DRIVE REVIEW! の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=_RfeSUPfZVc