◆強心臓をブラッシュアップ、95馬力アップ
パワー志向のチューナーとして、BMWの世界ではお馴染みのマンハート・パフォーマンス社が、今般、X6Mコンペティションをベースに「MHX6 700 WB」をリリースしました。
個性的なMキドニーグリルからボンネット、フロントウインドウを経て、ダイナミックに傾斜するルーフラインに象徴されるスタイリングを特徴とするBMWのSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)の頂点に君臨する「X6Mコンペティション」が「MHX6 700 WB」のベース車となってチューンアップされています。
ベース車は、625psの最高出力と750Nmの最大トルクを発揮する強心臓、モータースポーツ由来の4.4リッターV型8気筒ツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。BMWのM社によって作り出されたこのエンジンは、BMWのオーナーのみならず、スポーツ志向の強いファンには憧れのエンジンといわれます。
この優れた性能のエンジンに手を入れたのがマンハートで、「MHtronik」と呼ばれるサブコンピュータとECUの再マッピングを実行することでブラッシュアップし、最高出力を730ps、最大トルクを900Nmにまで引き上げることに成功しました。
マンハートでは、同時にセラミック、もしくはカーボンでコーティングされた100mm径の4本出しエグゾーストシステムを用意しているが、これはTUVの認可が得られていないため、現在の段階では輸出専用となっています。
また、強化型のブレーキシステムなど、他のリクエストについてもマンハートでは自社のファクトリーでオーダーに応えられる体制を取っているそうだ。
◆マンハートの外装キットでワイドボディ化
車種表記の「WB」が意味するものは、24ピースからなる「ワイドボディキット」によるエクステリアです。このボディキットにはフロントスポイラー、ラジエーターグリル、2ピースからなるリアスポイラー、リアディフューザー、サイドスカート、マルチパーツウイングエクステンション、サイドミラーハウジング、ボンネット、そして最大の特徴たるワイドフェンダーなどが含まれます。
これらの「MANHART Performance」のパーツは、ランボルギーニの「フォージドコンポジット」にも似ており、見た目が大理石や花崗岩を彷彿とさせる仕上がりとなっています。
その結果、「MHX6 700 WB」の外観は、速さを意識させるだけでなくゴージャスさが加味されており、さらにボディの残りの部分をマンハート・デカールを備えたグレー系のメタリック色でフルラップしたことで、個性的なカラーコーディネイトが完成することになったという。
前後のホイールは22インチ径の「コンケーブ・ワン」で、これはマンハートのオリジナルデザインです。スタイリッシュな5本のダブルスポークデザインのホールに組み合わされるタイヤは、フロントが295/30R22、リアが315/30R22のサイズ設定となっています。
同時にサスペンションのセッティングは、マンハートとH&Rのコラボレーションによりさらに最適化され、車高は約30mmローダウンされました。
エクステリアのスタイリングに合せて、キャビンの仕上げではハイテクファブリックと組み合わせた12ピースのカーボンインテリアキットが装着される点も特徴となっています。
著名なチューニング・メーカーにより随所に加えられた高性能で速さを感じさせるエンジンとスタイリング、これがマンハートというチューニング・メーカーの大きな魅力であり、他社に対するアドバンテージとなっているのでしょう。
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【 MANHART MHX6 700 WB based on BMW X6 F96 の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=qwyWPgKd8PQ
【 This is MANHART Performance! の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=ZKwOoJbfDtk