● ロールス・ロイスが驚愕のコーチビルド「ボート・テイル」を発表! 製作期間4年は「究極の贅沢」 | エコカーブログ [eddie-k's eco_car blog]    

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◆富裕層が望んだ愛車の“オートクチュール”
何かを買い求めるとき、隅から隅までこちらの思う通りに仕上がっている商品なんてめったにお目にかかれない。サイズがほんのちょっとだけ大きいとか色がわずかに明るいとか、必要ない機能まで付いているとか、どこかしらに相容れない部分があって、でもそれは「些細なこと」と納得できるから、お財布を開いているのである。ところが富裕層の方々は経済的余裕があるがゆえに、こうした「些細なこと」でもどうにか排除して、自分が100%満足できる商品が欲しいと思い、それを実行する。


自動車業界でいう“コーチビルダー”あるいは“カロッツェリア”と呼ばれる『それ』は、元々の由来は馬車の製造会社を意味していたが、顧客の要望に応じて主にボディや内装だけを1点モノのオートクチュールに仕上げる車体の製造・架装会社のこと。1960年代頃からロールス・ロイスにも、「マリナー」、「パークウォード」、「フーパー」、といったコーチビルダーが存在していた。彼らが「ロールス・ロイスが欲しいけれど、もっと自分好みにしたい」という富裕層の強いこだわりに応えていたのである。


ロールス・ロイスは今般(2021年5月28日)に「ボート・テイル」を公開しました。同社の新しい柱となる「コーチビルド」部門が手掛けた特別な車両で、4年を費やして製造されたという「規格外」のモデルなのです。


ロールス・ロイスが公開した「ボート・テイル」は、ある顧客からの注文に応じて製造したコーチビルド・モデルという。ロールス・ロイス・モーター・カーズ最高経営責任者のトルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏は次のようなコメントを添えた。


「本日、わたしたちは『ロールス・ロイス ボート・テイル』を発表できることを誇りに思います。同時に、コーチビルドが当社の将来のポートフォリオに永続的に存在していくことを確認致しました。」


今回公開されたロールス・ロイス ボート・テイルは、昔でいうコーチビルダーの仕事を自社内で行うという新たな部門の設立を高らかに宣言するアイコンといえる。


「歴史的にも、コーチビルドはロールス・ロイスにとってブランドのルーツとも言える重要な存在です。わたしたちはいつの時代においても、常にお客様の声に注意深く耳を傾けてきました。お客様はみなさん、真のラグジュアリーを追求した独創的製品をわたしたちと共に創造することで、ブランドとの関係を深めたいと考えていらっしゃいます。『ボート・テイル』は極めて特別な3人のお客様との4年間の共同作業の集大成でもあります」


「ロールス・ロイス・コーチビルドのお客様は、設計から製造に至る各段階で、それぞれ密接に関わっています。わたしたちはお客様の性格や個性や趣向といったニュアンスを正確に理解するために、コミュニケーションを丁寧にとりながら作業を進めていきます。お客様が製作過程の細部にまで参加するという機会をご提供できるのが『ロールス・ロイス・コーチビルド』であり、これこそが本物のラグジュアリーであると自負しています」


ロールス・ロイス ボート・テイルは、船舶に造詣の深い3人の顧客が注文。車両後端にかけて、まるで美しいヨットのようなフォルムを描いている。


「いままで見たことがないものを作って欲しい」、つまり、古の時代であれば「コーチビルダー」という外部の専門業者が手掛けていた仕事を、自社で対応する環境を整えたのがロールス・ロイス・コーチビルドということのようである。


そもそも2017年に、ロールス・ロイスは「スウェプテイル」(Sweptail)と呼ぶモデルをお披露目している。これもまた、ある顧客の要望(ヨット型のテールをイメージしたデザイン)に応えた商品だったが、その後こうした依頼がロールス・ロイス本社にいくつか届くようになり、グッドウッドに常設のコーチビルド部門を新設したという経緯があったそうだ。


ロールス・ロイス ボート・テイルは、「フィックスド・キャノピー・ルーフ」と呼ぶ独特の屋根をもつ。外しているときに悪天候に見舞われた場合を考慮し、雨宿り用のトノーカバーも収納している。


今回の3名の顧客には、現代の船舶デザインに造詣が深いという共通点があったそうで、Jクラス(国際ユニバーサルルールでもっとも大きなクラス)のヨットの純粋なフォルムをモチーフにすることが決まった。同時に、ロールス・ロイスのシャシーに船体の造形を移植する「ボート・テイル・タイポロジー」を現代の手法で表現したいという、デザインチームが長年抱いていた願望とも一致していたそうだ。


顧客からは「私好みのまだ見たことがないものを作って欲しい」との注文があり、3台のクルマはボディこそ共通だが、細部についてはそれぞれの顧客の要望を採り入れることで合意を得た。実は、ロールス・ロイスは過去に「ボート・テイル」という名のモデルを発表している。顧客のひとりはロールス・ロイスのコレクターで、彼が1932年型のボート・テイルを所有していたことも、今回のコンセプトの一端になっていた。


ロールス・ロイス ボート・テイルのボンネットは、濃紺から淡い青に変化する繊細なグラデーション塗装となっている。もちろん手塗りだ。


全長5.8mにも及ぶボート・テイルは、伸び伸びとしたプロポーションと上品な面構成に目を奪われる。フロントはパンテオン・グリルとヘッドライトの組み合わせによってこのクルマが紛れもないロールス・ロイスであることを主張する一方で、よく見るとパンテオンは専用の造形となっており、威厳のあるフォーマルな顔つきを若干柔らかくしている。


しかし、このクルマのデザイン上での特徴はやはりサイドからリヤへかけての部分だろう。左右に回り込んだウインドウスクリーン、後方に向けて天地方向に薄くなっていくサイドビューなどは、ボートをモチーフにしていることが明確に伝わるディテールだ。さらに、車両後部は後甲板を意味する「アフト・デッキ」と呼ばれ、“カレイドレーニョ・ベニア”を帯状に貼り込んでいる。リヤエンドに向けてテーパードしている様とあわせて、まるで船尾のような美しい造形となっている。


ボディカラーは顧客のお気に入りであるとともに海洋をイメージするブルーを基調に、フレークを混ぜて光の当たり具合によって輝く特注の塗料を採用。ボンネットは昨今のロールス・ロイスでは初めて、熟練工による手塗りのグラデーションとした。


ロールス・ロイス ボート・テイルのリヤデッキには、アルフレスコ・ダイニング(野外の正餐)のためのカトラリーセットが…。 パリのクリストフル社製で、片側が食前酒、片側が料理用という拘り様です。


リヤデッキには特別な仕掛けが隠されている。ボタンを押すとデッキが蝶の羽根のほうに大きく開き、宝石箱のようなボックスが姿を現す。中には食前酒用と料理用のクリストフル社製カトラリーが収まっており、屋外での食事を楽しめるようにもなっているのである。もちろん冷蔵庫も備えており、シャンパンに強い思い入れのある顧客の要望に応え、ヴィンテージ・シャンパーニュの適正温度である摂氏6度まで急速に冷やすこともできる特注品である。


インテリアもエクステリアカラーのブルーを基調に上品にまとめられているが、目を惹くのが時計である。顧客のひとりがスイス・ボヴェ(BOVET 1822)社の時計のコレクターということもあり、ロールス・ロイスと協同で3年の歳月を費やして開発した特注のダッシュボード・クロックだという。車載時計としてトリムにセットできるのはもちろん、外して腕時計としても使えるとのこと。また、グローブボックスにはアルミニウムとレザーでしつらえたモンブランのペンが収まる専用のケースも備えられている。


4年の時を費やして製作されたロールス・ロイス ボート・テイル。もちろん正規に認証を取得した公道走行可能モデルである。今後はこのような規格外の贅沢を具現した車両が、グッドウッドの「コーチビルド」部門から世に送り出されていくのだろう。


「ボート・テイル」は認証を取得した公道走行可能なモデルであり、シャンパンやカトラリー(食卓用のナイフやフォークなどの総称)が走行中でも音を立てないようにするなど、他のロールス・ロイスと同等の動的テストを行った後に納車されたそうだ。

 

 

「究極」という言葉がよく使われる超高級グレード車や超速スポーツ車。カスタムに関しては、英国の老舗といわれるカスタム工房の「ロールス・ロイス・コーチビルド」はやはり本物、巷のカスタム工房とは一線を隔する存在といえるでしょう。一番気になるのはお値段なのですが、もちろん「公表無し」、ただ巷では数十億円では…とのようですよ。


 

 

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【 Rolls-Royce Boat Tail - World's Most Expensive New Car! の動画はこちら 】

https://www.youtube.com/watch?v=bXQTvvpsgNw

 

 

【 Boat Tail : Coachbuild by Rolls-Royce の動画はこちら 】

https://www.youtube.com/watch?v=qcEmHLKX2_w

 

 

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