米国EVベンチャーのリヴィアン・オートモーティブ（Rivian Automotive Inc）は、昨年から「R1T」（ピックアップトラック）と「R1S」（SUV）の予約注文サイトを公開しています。
ブルーバーグによると、このEVスタートアップは今後数年間は製造上の制約があり、デリバリーが遅れる想定となった。ほとんどの購入予定者は2022年まで車を手にすることができないという。
リヴィアンは需要を満たすために生産体制を増強しているが、2021年にR1S、R1T、そしてアマゾンの配送車をすべて製造して販売するのは極めて困難なことだと同社のスカーリンジCEOはブルームバーグTVに語っている。
昨年オープンしたWEBサイトから、誰でもピックアップトラックやSUVを予約注文できるようになった。しかし、購入希望者は1000ドルのデポジットを支払う前に、R1T（ピックアップトラック）とR1S（SUV）がデリバリーまで長期間の納車待ちの価値があるかどうかを判断する必要がある。
以前は初期限定モデルのLaunch Editionだけがカスタマイズ可能だったが、今では標準モデルを予約注文したユーザーも、好みに合わせて、さまざまなカラー、バッテリー容量、内装をカスタマイズしたり、5000ドルのキャンプキッチンのようなユニークなオプションを選択することができる。
しかし、その生産能力は限られているため、顧客が車を手に入れるまでにはかなりの時間がかかるだろうとリヴィアンの創設者でCEOのR・J・スカーリンジ（R.J.Scaringe）は、ブルームバーグのTVインタビューで述べている。
｢我々は長期間に渡って、供給に制約を受けることになる｣ と彼はコメントし、懸念も述べている。 ｢現在の受注状況では、購入者は残念ながらとても長い行列に並ぶことになる。もともと2023年までは過剰な需要と大きな供給制約が前提になっていた｣
リヴィアンは、それぞれ2021年6月と2021年8月に納車が始まる予定のR1TとR1SのLaunch Editionは完売したと発表していた。上位モデルの｢アドベンチャー｣とより安価な｢エクスプローラー｣は2022年1月までは市場に出回らないだろう。また、ブルームバーグによると、ほとんどの購入者はR1TとR1Sを2022年の第1四半期までに受け取ることはできないという。
スカーリンジCEOによると、リヴィアンは現在、顧客に向けて迅速に納車するため、生産体制を増強しているという。しかし、2021年にR1S、R1T、そしてこのEVメーカーに出資しているアマゾン（Amazon）の配送用バンの3車種を製造して販売するのは複雑な取り組みになると同CEOは述べた。さらに複雑なのは、リヴィアンが市販車両を複数の内装とバッテリーの構成で販売していることだとブルームバーグは指摘している。
数年間、秘密裏に活動してきたリヴィアンは、EVにおけるテスラ（Tesla）への挑戦者として浮上してきた。同社はこれまでにBlackRock、T.Rowe Price、アマゾン、フォード（Ford）などから60億ドル以上の資金を調達している。
バッテリー駆動のピックアップトラック市場は今後数年で爆発的に成長する見込みで、テスラ、フォード、GM、そしてその他のEVベンチャーのすべてが電気自動車トラックの製造計画を持っている。そして、報告されている製造上の制約を考慮しても、リヴィアンは、2021年の夏にR1Tの出荷を開始できれば、他のプレーヤーよりも市場で優位に立つ可能性は高いだろう。
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【 Rivian : Tesla's Newest Rival | Forbes の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=RaMhY2Z_Svs
【 What EV Start-Up Rivian Is Doing That Tesla Isn't の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=oqO_508it14
【 Rivian - Electric Adventure Vehicle | Fully Charged の動画はこちら 】
https://www.youtube.com/watch?v=QMfxJEfb4lw
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