みなさんこんにちわ!!、、、亀 (山本)です。
今日は私の田舎に昔から伝わる怖い話の話をしますね。
下の写真は私の田舎の港の風景です、
そして向こうの山の中腹に一軒の、家のような物が見えますよね。
更に、拡大したのが下の写真です。
その中腹の家のような物は観音堂です。
現在は綺麗に修復をされていますが私が子供の頃、
今から四十数年前の頃はかなり傷んだ感じのお堂でした。
実はその観音堂にまつわる謂れみたいな怖い話があって、
地元の人なら多分一度は聞いたことがある話です。
それでは、みなさん、、、ああ~心臓の弱い方はここから先は読まない方が
良いかもしれませんね、だってこの話はね~、
話している方も段々と怖くなってくるような話なので、
本当は今日この話の事をこのブログで書くかどうか迷ったんです、
だって、俺も怖くなってくるからね~、
でもこのままだったらこの話もやがてそのうちに誰も話さなくなって
忘れられてしまうかもしれないので、
ここは、私が犠牲になってこの集落に昔から伝わる怖い話を
私のブログにでも残しておかねば、って思って、
正義感の強いこの私が書き残す事にしました。
「早く話を始めろ!!」 って、聞こえてきたので早速始めますね。
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( 題 ) { 目抜き坊さん }
昔、昔、この集落の観音堂には誰も住んでいませんでした、
ところがある日、旅をしていてこの集落に辿り着いたひとりのお侍さんが、
集落の観音堂を見て、
「これは酷い荒れようじゃ、これでは観音様もかわいそうじゃのう」
それを見ていた集落のある老人が、
「すごい荒れちょろ~が~、このお堂に住んでくれる坊さんがおらんけ~、
荒れ放題なほですいね~」
するとそのお侍さんが、
「そうですか~、いや、もしよければ、、、その役目を私に、
やらせてもらえんでしょうか?」
「たあ~、そりゃ~、いけま~、お侍さんを坊さんにゃ~させられんやろ~」
「いいえ~、私もいろいろとあって、ちょうど出家しようかと」
「たあ~、そりゃ~、もしそれが本当なら誰も反対するもんはおりゃ~すま~で」
「それならば、早速今日からでもここのお堂に住ませてもらってもよろしでしょうか?」
「いや~、あんた~、そりゃ~ええけど、なしてまた、急やな~?」
「いや、実は、私は昔、介錯人をしてまして、、、」
「たあっつ!!介錯人っちゅうたら、首を刎(は)ねる役目の侍さんかね~?」
「はい」
「なしてまた?そんな人が坊さんに?」
「はい、私はこれまで多くの人の首を刎ねてきました、それが藩の役目として
やっていた時はまだそうでもなかったのですが、藩が無くなり介錯人の役目も
無くなって、そしてその後、ある日突然、毎日のようにいやな夢のようなものを
見るようになって、それで出家して今までの供養をしなくてはと思うように」
「ほ~、それでかね~、うん、それなら、そうされたらええいね、
わしが集落のもんには事情を説明しちょこういね」
「それは、それは、ありがとうございます、それともう一つ、」
「もう一つ、、、、?ちゃ~何かね~?」
「実は、私はその変な夢のようなものを見るようになってから、うなされた時には気が狂ったようになって暴れだしてしまうみたいです、自分ではそんな事は
一切記憶がないんですが」
「た~、そりゃ~いけんな~」
「なので、私の坊さんとしての修業ができてその夢のようなもので、
うなされんようになるまでは誰か見張りの人を付けて貰えんでしょうか?
ほんとに勝手なお願いですが」
「は~、そりゃ~えかろで~、この観音堂をこれから先、守ってくれる坊さんが
できるほやけ~、集落のもんも嫌って言わんし協力するやろ~」
ということで、
そのお侍さんはその日からその集落の荒れ果てた観音堂に住まわせて貰える事になったのです。
そして、それから、
その観音堂で、いろんな事が起き始めるのでした。
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すみません、今日はこの辺で終わります。
続きはまた書きますのでお楽しみに!
でも、この話は作り話でもなんでもなくて、その観音堂の裏手には
そのお侍さんからお坊さんになられた方のお墓もちゃんとあるんですよ。
それと、
集落の人の言葉は方言のまま書いていますのでちょっと解りずらい
ところもあるかもしれませんが、どうにかニュアンスで読み進めて下さいね。
それでは、
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
こんな私の会社のホームページや関連のページも良かったら見てみて下さいね。
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