ちょっと別のシリーズとして抗うつ薬治療の

個人的体験について書きます。

 

当初、うつ病の診断を受けた際、

抗うつ薬の副作用について説明があり、

その病院では抗うつ薬ではなく、

経頭蓋磁気刺激(TMS)による治療を勧められました。

 

以下、余談になります。

TMSは保険適用外になり、高額になるものの

「治療期間が短くなる(ということが期待できる)」

というのが売りでした。

保険適用にできないこともないものの、

それになるためには

一度抗うつ剤による治療を行った上で、

治療の効果があまり見込めないという条件があるので短期的には難しい

ということだった気がします。

 

 

 

で、結局抗うつ剤の治療を開始しました。

まず自宅療養ということで、かなり楽にはなりましたが、

より早く治療し、回復に向かいたいという思いから

積極的に動きました。

 

で処方されたのは、デュロキセチン、

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)というものです。

不安が出たときに頓服でクアゼパム、

寝る前にトラゾドンも処方されました。

 

デュロキセチンは20mgから徐々に増やしていくとのことで、

最初は20mgと低用量でスタートしました。

なんとなく効いているかな…という感じで、今もそんな感じです。

 

クアゼパムは、筋弛緩作用をかなり強く受けたため、

ほとんど飲まずに処方もすぐになくなりました。

 

トラゾドンは顕著に睡眠安定作用を受けることができました。

睡眠が安定的に確保できると

徐々に認知機能、記憶力、判断力、意欲減退は改善していきました。

 

記憶力に関しては、もしかしたら戻らないのではと思っていたので

記憶系の脳トレを使って評価とかねてトレーニングをしていました。

やはり最初はやばいぐらいに成績が悪かったのですが、

1か月ほどで平均的な成績までは向上しました。

 

こんな感じが短期的な治療状況です。

また、中期的な視点でうつ病の薬理治療体験を書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

私が使っていたのはスマホアプリですが、こういうのでもいいですよね。