やっと本題のヤマト号のメンテにとりかかります。
作業部屋に持ち込み、ミノウラのディスプレイスタンドにセットします。
30年も前のチェーンホイール、すんなり外れてくれるんやろか???
まず、ペダルレンチで左右のペダルを取り外します。それと久々の出番のペグスパナ。
右:BBB ペダルレンチ
左:シマノ ペグスパナ(TL-FC21)
ペグスパナのお尻でクランクキャップを取り外します。
が、全く外れる気配がありません。
力を入れると敢えなく破損。
プラスチックが劣化して変質していました。
仕方ないのでニッパー、ラジオペンチ、マイナスドライバーで壊して取り外します。
まさか、クランクキャップにこんなに手間取るとはさい先が悪いです。
左クランクキャップはいとも簡単に外れました。
右クランクキャップは一体なんだったのだろう。
クランク取り付けボルトはソケットレンチですんなり外れました。
次に、クランク抜き工具をクランクに差し込もうとしても入りません。
先程のクランクキャップがねじ切りの溝に目詰まりして固着しています(どうりで外れなかった筈です)。
千枚通しや楊枝で溝をちまちまと掃除します。
やっとクランク抜き工具が奥まで入りました。
因みにクランク抜き工具はモノタロウ製(モノタロウ クランクツール 02192)ですが、値段の割にとてもいいです。
右クランクは固いものの、すんなり外れてくれました。
トリプルギアのセンター(36T)がこんなにすり減っています。
ここで、痛恨の大ボケをしていたことに気付きます。
あぁぁぁぁ...ボルトが5つあるwww
5アームじゃないですかぁ...。
よく確かめもせずに思い込みで4アーム用のチェーンリングを取り寄せてしまってました。
まあ、何れ4アーム用も使うかも知れないのでデッドストックとして持っていても構わないのですが、5アーム用のチェーンリング手に入るんやろか?!
めげずに作業を続けます。
左クランクも外し、バラバラにして掃除してやりました。
チェーンリングの交換だけなら、左クランクを外す必要ないのですが、BBを結構使い込んでいるので、BBのサイズ(軸長)を確認しときたかったんです。
BBは錆びていて手強いかと思いきや、左ワンも右ワンもすんなり外れてくれました。
折角なのでBBも取り外して、BBハンガーを掃除してやりました。
BBハンガーのねじ切り部分がうっすらと錆びてましたが、思っていたよりキレイでした。
BBも前から一度取り外して、BBハンガーのねじ切り部分にグリスを塗っておきたかったんです(完全に固着すると交換が難儀になる為)。
ヤマト号の心臓はシマノのスクエアテーパーBBで、製品名のシールが破れていて読めなかったので剥がしましたが、多分、BB-UN55(旧モデル)?だと思います。
左:シマノ BB-UN55(旧モデル)?
右:モノタロウ カートリッジボトムブラケット工具 02189
このスクエアテーパーBB、13, 600キロ以上走って、まだ、全くガタが出ておらず、回転もとてもスムーズです。
回転の滑らかさは、メーテル号(ロード)のTIAGRAグレードのホローテックⅡのBBよりも上です。
30年も経つのに、シールのゴムもまだ生きているようです。
やはり、BBと前後のハブが滑らかな自転車は乗っていて気持ちいいです(続く...)。