中華ブランドに救われるの巻(前編) | bangmaoの部屋

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癒やし系の自転車ブログのつもりが、ご覧の通りの残念な状態に...。
趣味の自転車のほかアウトドアの話も少々。

先日、アマゾンで発注していた商品がようやく届きました。

 

 

簡素な包装の中に入っていたのは、何とも中華なパッケージ。

 

 

中華ブランドのTIEBAOのSPDシューズ(TB15-B943_0204)です。

 


私が自分の使ってるSPDシューズのことを書かなかったのは、今迄使って来たSPDシューズに納得がいかなかったからです。

 

SPD-SLではなくてSPDを使っているのは、若い頃に左膝を痛めて、街中で信号ストップする度にSPD-SLの脱着を繰り返すと左膝が痛くなるので、SPDのビンディングを弱めに設定して使っています。
また、コンビニや公衆トイレに立ち寄ったりデジカメで撮影する際に歩けるSPDの方が使い勝手が良いので好みだからです。

 

メーテル号のペダルは、ショップの勧めでシマノの片面SPDペダルのPD-A520を使い続けてきたのですが、このペダルに合うシューズを選ぶのが至難の業でした。

 

SPDペダル PD-A520にMTB用のSPDシューズは靴底のブロックパターンが干渉して合わないのと、レース志向の細身の靴はアッパーが固くて幅広甲高の私の足にはよけいに合わないだろうと思い、シマノのインドア・サイクリングモデルを選びました。

 

最初に買ったのが、シマノSH-FN インドア・サイクリングモデル(サイズ:41)です。
自転車用の靴はピッタリサイズの方が良いと聞いていたので、41シマノサイズ(25.8㎝)を選びましたが、シマノのシューズは白人に迎合している為か幅が狭いので、特に右足の母子球辺りが痺れて痛くなりました。

 

おそらく、ヤマト号に乗り始めてからピンの長い踏み面が平らなフラペを使い続けて、サドル高さ低めで踏み込むペダリングをしていたのが原因だと思うのですが、右足の母子球の辺りが変形してきているようで、幅の狭い靴を履くと特に右足に痛みが出てきてしまいます。
幅広甲高の私の足の計測上のサイズは3E(足長:24.5㎝、足囲:25.0㎝)なのですが、いつもは4E(26.0㎝)の靴を履いているので事なきを得ています。

 

次に買ったのは、同じモデルの後継モデルのSH-FN22 インドア・サイクリングモデル(サイズ:42)で42シマノサイズ(26.5㎝)ですが、やはり右足が痛くなりました。
SH-FNとSH-FN22はネット通販で買ったから失敗したのですが、ネットで気に入ったサイクリングシューズが実店舗に行って売っていることなんてまず無いですよね。

 

そこで、ウエパーさんの実店舗に出向いて、色々履き比べさせて貰ったのですが、幅広甲高の私の足に辛うじて合いそうなのはシマノSH-FN51 インドア・サイクリングモデル(サイズ:43)ぐらいしかありませんでした。
SH-FN51はリールアジャスト機能が付いたモデルで、43シマノサイズ(27.2㎝)を選びました。
因みに、ネット通販で買ったシマノ41,42シマノサイズのSPDシューズは、私より足のサイズが少し小さい弟にプレゼントしました(無念...)。

 

SH-FN(サイズ:41)やSH-FN22(サイズ:42)に比べるとSH-FN51(サイズ:43)は随分マシになりましたが、それでも少し長い距離を走ると帰路には足の痛みが出て来ました。
かと言ってロードバイクをフラペにすると、峠の下りで路面の段差で弾かれた際に足がペダルから離れると落車・転倒する恐れがあるので、フラペにする気にもなりませんでした。

 

これは、サイクリングシューズとは所詮こんなものだろうと半ば諦めて足の締め付けをユルユルにして、帰路に痛みが出てきたらシューズの締め付けを緩めて一休みしてから帰ることが続いていました。
この夏は週末が雨だったり、所用で潰れたりしてなかなか乗れなかったのですが、前回、メーテル号で走った際に久々に痛みを感じて、今更ながら何とかしたいと思いました。

 

そこで、何かシマノ以外で幅広甲高に合うリーズナブルなSPDシューズがないものかとネットを見ていたら、あるサイトの記事が目に留まりました。

・幅広甲高な足にTIEBAOのSPDシューズがちょうど良かった(「クソパンダの健康生活」さんより)
http://monoooki.net/2015/08/tiebao-spd-shoes/
 
この記事を拝見すると、何と、クソパンダさんと私の足のサイズがピッタリ同じでした。
これはもしかしたらいけるかもしれないなと思いネットで探してみたら、アマゾンで現在も売られているモデルであることが分かりました。

 

そして、レビューを読んでいるとロックスミスさんという何処かで聞いたことのある名前が載ってました。
もしや、当ブログによく遊びに来てくれる「気づけば風が吹いていた」さん(アメブロ)のブロ友ローディさんではないかと思ってチェックしてみたらやはりそうでした。

これはもう、何かご縁的なものを感じたのでクソパンダさんと同じ42サイズ(26㎝)をポチりました。

 

因みに、私がTIEBAOのこのモデルを選んだ理由は次のとおり。
・ロードによく乗られるブロガーさんの使用実績があり、私の足のサイズにも合いそうだったこと。
・通気性が良さそうだったこと(他のTIEBAOのモデルは通気性が悪そうに見えました)。
・ソールのブロックパターンが大きめで、歩いてもクリートがコツコツ当たりにくそうだったこと。
・ソールが堅めで、シマノの街乗りSPDシューズ(=初心者向け)よりもパワー伝達が良さそうだったこと。
・TIEBAOは外国ブランドのスニーカーの下請け生産をやっていて信用できそうだったこと。
・シマノその他に比べてかなりリーズナブルだったこと。

 


しかしながら、アマゾンなれどマーケットプレイス出品者の販売・発送で、店舗所在地は何と中国内陸部の「武漢」。
お届け予定日も注文してから9日~27日後という遅々で商品が無事に届くのか一抹の不安がありましたが、カスタマーレビューも32件書き込まれていることから実際はその数倍の購入者がいる筈なので、中には批判的なレビューもあるけど多分大丈夫でしょう。

 

ポチって数日後、出品者からいかにも中国人っぽい日本語メールで、私の申し込んだ42サイズ(26㎝)が品切れなので43(26.5㎝)サイズに交換してもよいか?と申込キャンセルの案内とともに届きました。
キャンセルしようかとも思いましたが、これまでシマノのSPDシューズをネットで買って2度も失敗した悪夢が脳裏をよぎり43(26.5㎝)に変更しました。

 

因みに、今よりずっと痩せていたからかも知れませんが、昔、初めて買ったSIDIのSPD-SLシューズはピッタリでした。
にも関わらず、何故、日本製のシマノにこれほどまでに苦しまなければならないのか...。

また、何が悲しいと言って、これだけサイクリングブームと言われながら国産のシューズではなくて、何故、中国内陸部の店から中華ブランドのシューズをわざわざ取り寄せねばならないのか。

 

そして、注文から14日後にようやく簡素な包装の商品が届きました。
開封して、早速足に合いそうかどうか試してみます。

一サイズアップしましたが、結果的に私にはこれでピッタリでした。
つま先はかなり余裕がありますが、母子球辺りの幅からすると私にはこのサイズでよかったです。

当初の42サイズだったら、また足が痛くなる愚を繰り返していた可能性もなきにしもあらず。


サイズ的には履いてみた感じでは2Eと3Eの間ぐらいの印象です。

履き心地もいいし、つくりもしっかりしていて質感もそこそこです。
何より、これで長年煩わされてきたシマノSPDシューズの呪縛から解放されました(実際に履いて走行してみたインプレは後日記したいと思います)。

 

サイクリングシューズをネット通販で買うなんて博打みたいなものなのでお勧めできませんが、幅広甲高の人にはこういう選択もあると言うお話しでした。