中華ブランドに救われるの巻(後編) | bangmaoの部屋

bangmaoの部屋

癒やし系の自転車ブログのつもりが、ご覧の通りの残念な状態に...。
趣味の自転車のほかアウトドアの話も少々。

今日の大阪は朝方は良い天気だったのですが、急に黒い雲が出て来て風が吹きだし空模様が怪しくなってきました。
ここのところ、週末に雨が降ったり所用で潰れて自転車ブログをなかなか更新できてなかたので、こんな日はブログでも書いて過ごすとします。

 


昨日の調製ライドで新しいSPDシューズ(TIEBAO TB15-B943_0204 43サイズ)を履いてみたのでインプレを少々。

 

これまで使い続けてきたシマノFN51(SH-FN51 インドア・サイクリングモデル サイズ:43) では、走る旅に母子球の辺りが痺れて痛くなりましたが、TIEBAOのシューズは足の痺れが全く皆無というわけではありませんが、ほとんど問題ないレベルでした。
これから使い込んできたらアッパーも馴染んできて更に快適になって来ると思います。

 

また、ナイロングラスファイバーのソールは堅めですが、コンビニやトイレなど平坦な部分を少々歩くぐらいなら問題なさそうでした。
但し、ナイロングラスファイバーのソールのブロックパターンは小石を噛むので、小石のあるところは歩かない方がいいです。

 

昨日、猪名川町からの帰路にビンディングの解放具合に違和感があるなと感じていたら、クリート部分に小石を噛んでいました。
これまで使ってきたラバーソールなら全く起きなかった現象で、ラバーソールは小石を噛んでも外れやすいのだと思います。

 


折角なので、シマノFN51(左)とTIEBAO(右)を比較してみましょう。

 

クリート付きの重量を量ってみると、シマノFN51が364g、TIEBAOが404gでした。


インソールを比べるとこんな感じです(左:シマノ、右:TIEBAO)。

 

インソールを重ねてみるとTIEBA0の方が先端がほっそりしていてシマノよりも少し長いですが、横幅は意外にも全く同じでした。


横幅が同じなのに何故、シマノFN51の方が足が痛くなるのかと思い靴の内側を手で触ってみると、母子球辺りのソール内側がTIEBA0は扁平に近くて母子球側面の当たりも柔らかいですが、シマノFN51はソール内側の母子球辺りの縁辺部が足裏を包み込むように盛り上がっていて母子球側面の当たりも固いです。
幅広甲高の私の場合、このソール内側縁辺部の盛り上がった部分が最も力かかる母子球を圧迫して足が痺れて痛くなっていたようです。

 


それから、クリート位置について感じたことを書いておこうと思います。
私の場合、シマノFN51はクリートを取りつける2箇所のプレート穴の内、プレートを目一杯後に下げた状態で前側の穴にクリートを取りつけて丁度でした(後ろ側の穴も使えるので土踏まず側にまだまだ余裕があります)。

 

TIEBAOの場合、プレートを目一杯後ろに下げた状態で後ろ側の穴にクリートを取りつけた状態で丁度でした(土踏まず側に全く余裕が無いです)。

 

私の場合、この位置で母子球より僅かに後ろのスイートスポットに取付られたので問題ありませんでしたが、幅広甲高の足で土踏まず寄りのポジションが好きな方は留意された方が良いと思います。

 


因みに、これが新しく取り付けた両面SPDペダルのPD-M520です。

 

これまで使っていた片面SPDのPD-A520に比べると随分重たくなりましたが、ロード用SPDで愛用者の多いPD-A530(片面フラットペダル)よりも僅かに軽いです。

 

TIEBAOのこのモデル、というかソールがブロックパターンのSPDシューズにはこれまで使ってきた片面SPDペダル(PD-A520)はブロックが干渉して合わないのと、TIEBAOのこのSPDシューズはソールがナイロングラスファイバーなので、キャッチのしやすさを考えて両面SPDペダルにしました(因みに、随分前に買ってデットストックになっていたものです)。

 

 

ナイロングラスファイバーソールのSPDシューズを使ってみた印象ですが、これまでラバーソールのシマノFN51と片面SPDの(PD-A520)で横着な乗り方をしてきたこともあって、街乗りにはラバーソールの方が使いやすいと感じました。
ラバーソールは渋滞しているクルマの横をすり抜けたりするときにつま先が自由に使えたり、敢えてビンディングを嵌めたくない時やビンディングをキャッチし損ねても土踏まず部分でペダリングできたりします。


街乗りすると、つま先が使えると便利なことが多いと思います。

ナイロングラスファイバーソールのSPDシューズでもつま先が使えますが、やはりラバーソールの方が使い勝手が格段にいいので、SPD初心者の方はラバーソールのSPDシューズを選ばれる方がいいと思います。
TIEBAOのこのSPDシューズはどちらかと言うとSPDーSLに近い使用感で、街乗りにはあまり使いたくない印象です。

 


(余談)
街乗りや初心者向けにクリッカーというモデルがあって、通常のSPDよりもビンディングが解放しやすいそうですが、従来のSPDでもバネ力を弱めるといくらでも外れやすくなるので、敢えて選ぶ必要もないように思います。
ビンディングペダルなのに踏み面があるところをみるとソールが柔らかいラバーソールのシューズ用といったところでしょうか。


因みに、私はラバーソールのFN51に片面SPDのPD-A520の組み合わせでずっと使ってきましたが、前述の足が痛くなること以外は問題なく使えてました。

 

また、SPD用のクリートで初心者向けにマルチモードというのが出ていて外れる角度が広がった(外れやすくなった)そうですが、ビンディングペダルは自分で外そうと思わないと外れないから安全なのであって、ビンディングが不用意に外れると落車・転倒する恐れがあるのでかえって怖いです。
ラバーソールなら万一クリートが外れても靴底がペダルから滑りにくいですが、ナイロングラスファイバーのソールはツルッと滑ってしまいます。

 

初心者の方はラバーソールのSPDシューズで、SPDのビンディングを弱めにセットされたら十分なんじゃないかと私は思います(足に合うシューズさえあれば...)。
ビンディングペダルに慣れてる方でも、ラバーソールのSPDシューズは街乗りやツーリングで使いやすいと思います。