ほとんど気のせいだったみたいです(ハブのグリスの検証) | bangmaoの部屋

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癒やし系の自転車ブログのつもりが、ご覧の通りの残念な状態に...。
趣味の自転車のほかアウトドアの話も少々。

先日ポチったものが届きました。

 

シマノ プレミアムグリース 100g (以下、以前からの癖でデュラグリスと呼ばせて頂きます。)

 

先日の調整ライドで、ハブのメンテに使ったパークツール ポリリューブ1000(PPL-1)に納得がいかなかった私。
自分の直感を信じてフロントホイールのハブのグリスをデュラグリスに入れ換えてみます。

 

では、早速、タイヤを外すことから始めましょう。
フロントホイールのチューブはデリケートなチューブ(パナレーサー R-AIR)を使ってるので、あまりタイヤを付けたり外したりしたくないのですが...

 

グリスを入れ換える前に、比較の為に自転車を逆立ちにさせた状態で、ホイール(リムフラップのみ、サイコンのマグネットは付けたまま)をセットして、スポークを手で摘まんでホイールを思いっきり回して何秒間回り続けるか計測します。

 

次に、まだ一度走りに行っただけだけど、パークツール ポリリューブ1000でグリスアップしたハブをお掃除して、デュラグリスに入れ換えます。

 

グリスアップが終わったら、同様にホイールをセットして何秒間回り続けるか計測します(その後、リアホイールも同様に計測しました)。

 

 

結果、ほとんど同じでした(笑)
わざわざグリスを入れ換える必要はまったく無かったかも知れません...(汗)

 

<フロントホイール(単位:秒)>

       P     D(TAKE 1)  D(TAKE 2) 
1回目   43       32       40
2回目   39       33       40
3回目   42       32       43
4回目   40       32       42
5回目   40       33       43

 平均   41       32       42

 

<リアホイール(単位:秒)>

        P    D(TAKE 1)   D(TAKE 2)   D(TAKE 3) 
1回目   41       35       29       44
2回目   42       36       28       40
3回目   43       33       28       42
4回目   43       34       29       42
5回目   43       36       28       40

 平均   42       35       28       42

 

注)

 P: ポリリューブ1000(但し、約64㎞走行後)
 D: デュラグリス(但し、グリスアップ直後)
 各々、7回計測して最大値と最小値はイレギュラーとして削除、n=5としました。

 

因みに、使用ホイールはシマノWH-RS10(ラレーCRF 2008年モデルのデフォルト)で、ハブはティアグラ相当です。
なお、ポリリューブ1000は約64㎞走行後でグリスがこなれた状態で計測していますが、デュラグリスは入れ換えたばかりなので、走行後はもう少し伸びるのかも知れません。

 

 

一応、考察しますと、先日の調整ライドでハブがうなるように感じたのは、グリスを回転が滑らかなAZウレアグリースからポリリューブ1000に入れ換えた為と思われます。

 

また、ハブが鈍いように感じたのはグリスを入れ換えた影響もあると思いますが、往路は上り基調で、復路は下り基調であるものの強い南風(逆風)が吹いていた為と思います。
更に、目的地の道の駅いながわでサイコンを誤ってリセットしてしまいましたが、復路は下り基調なのにアベレージがいつもより低かったことから、走りに伸びがないと思ったのだと思います。

 

ハブの回転持続時間に関しては、結構使い込んだホイールなので、これらのグリスではこのぐらいが限界だと思います。
私はレースをやる訳ではないし耐久性重視なので、これ以上は望みますまい。

 

一体、私は何の為にこんな面倒くさい作業をしてしまったのだろう。

作業中は”いらんことしてしもた感”でいっぱいでしたが、頭の中のモヤモヤが取れてすっきりしたのでよしとします。

手持ちのグリスが多量に出来てしまい、当分使い切れそうにありません(苦笑)

 

 

(追記)

以上のような次第で、メーテル号はデュラグリスに入れ換えましたが、ヤマト号はポリリューブ1000でグリスアップしたハブを納得して使い続けられます。
耐久性について結果が出るのは1年後か2年後になると思いますが、パークツールはアメリカの老舗の一流メーカーで、代理店のもホーザンもこれまた自転車工具の一流メーカーで、また、アメリカはケミカルには結構強いので耐久性については多分大丈夫だろうと思っています。

 

作業性に関しては、デュラグリスはやたらネチャ着きますが、ポリリューブ1000の方が比較的さらっとしているので、私的には後者の使用感の方が好みです。
チューブからしぼり出す時もデュラグリスよりもポリリューブ1000の方がすんなり出てきます(チューブの口の径が関係?)。

 

なお、ポリリューブ1000について好き嫌いが分かれそうな点は、毒々しい青緑色だろうと思います。
写真のようにチューブ入りの絵の具を塗りたくったような感じになるのでご参考まで。

 

 

(過去ログ)

取り敢えず揃えておきたいケミカル用品