ガザへの攻撃を、かなり抑え始めてるイスラエル軍なんだが。

戦力を北に振って、ヒズボラとの戦闘を始めるらしい。

ヒズボラは、ハマスよりも武器や戦闘員が充実してるので、手ごわいんだが。

これはもう相手がレバノン領内のテロリストとはいえ、国と国との戦闘になるので、アメリカが明確に出張るようです。

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米即応群、イスラエルとレバノンの国境付近へ移動 衝突の懸念強まる
6/28(金) 10:30


イスラエルとレバノンの間で国境をはさんだ衝突エスカレートの懸念が強まる中、米軍が国境付近へ部隊を移動させている。米当局者が明らかにした。

米海軍によると、第24海兵遠征部隊(MEU)を含むワスプ水陸両用即応群(ARG)は、26日に地中海へ移動した。

以前から計画されていた配備だったと説明している。

しかし別の当局者は、イスラエルとレバノンのイスラム組織ヒズボラの間で衝突がエスカレートする懸念が強まったことから、地中海のさらに東部へと艦隊を移動させたと話している。

イスラエルは先に、レバノン南部での「集中行動」の用意があると述べていた。

米国務省は27日、米国人に対して改めてレバノンへの渡航を再考するよう強く求め、「治安情勢は依然として見通せず、瞬く間に変化する可能性がある」と警告した。

米国の一般市民に対するレバノンからの退避命令はまだ出していないものの、ホワイトハウスは退避命令を想定した計画を立てている。

ワスプARGは水陸両用強襲揚陸艦「USSワスプ」、水陸両用ドック型輸送艦「USSニューヨーク」、ドック型揚陸艦「USSオークヒル」などで構成され、6月初めに配備された。

海軍の27日の発表によると、オークヒルは今月18日にジブラルタル海峡を通過して既にこの地域に入っていた。

USSワスプを拠点とする第24MEUは特殊作戦の遂行部隊で、米国民の避難実行を重要任務の一つとする。

イスラエルとヒズボラが前回衝突した2006年には、米国務省がレバノンに滞在する米国人の非戦闘員に対して退避命令を出し、およそ2週間で約1万5000人が退避していた。
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ワスプは本格的な強襲揚陸艦で、オスプレイとシードラゴンを使えば、一気に500人以上を目的地に送り込めるですよ。

しかもそのカバーの為に、攻撃ヘリ4機、攻撃機6機を搭載しています。

上陸兵員は最大1800名。


ワスプ搭載航空機

MV-22×10機、オスプレイ、乗客32名
CH-53E/K×4機、シードラゴン、乗客55名
AH-1W/Z×4機、スーパーコブラ、攻撃ヘリ
UH-1N/Y×3機、 ツインヒューイ 汎用ヘリ
AV-8B×6機、ハリアー II、艦上攻撃機


ニューヨーク (ドック型輸送揚陸艦)

上陸兵員は最大800名

LCACを2隻、オスプレイ2機


ドック型揚陸艦「USSオークヒル」

上陸兵員は最大500名

LCACを2隻


この3隻で上陸兵員は、合計3100名です。

3100名というのは、 MLR=海兵沿岸連隊が2000名ですから、その1.5倍、補充要員込みという事ですかね。

実際の運用は、2大隊500人x2の1000人単位で回すんじゃないでしょうかねえ。


何はともあれ、これだけの兵員がレバノン・イスラエルの、国境周辺の海域にいるという事です。

ヒズボラがそれを判ってるとしたら、かなりのプレッシャーになるはずですけどねえ。

ただ、米軍が本格的に関与するのなら、ヒズボラ支配地域にイージス艦から大量にミサイルを撃ちこむのと、爆撃機によるかなりの爆撃をしてからじゃないですかねえ。


ネット民のコメント

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ヒズボラが、このまま攻撃を続けるなら戦争になるんだろね。レバノン政府には何一つ出来ないけど、イランはその気があれば止めることは可能なはずだが、このままやらせるのだろうか。
今度はミサイルの応酬みたいな攻撃では済まないだろう、空爆してロケット攻撃を防ぎつつ徹底的に地ならしをしてから、機甲部隊が進んでいく。

湾岸戦争とかですら一月でイラク全土が制圧された。イスラエルが本気を出せるほど攻撃してきて、ハマスも片付いて全軍動員出来る時に、ヒズボラに抵抗なんぞ出来やしない。
これもハマスとの戦い同様に一方的なものになるだろう。

端的に言ってヒズボッラーの武器はイスラエル国民の値段に尽きる。
それが自分たちとはおよそ比較にならないほど高価だから今のようなやり方が成り立っているだけだ。
ただここにきてイスラエルも解決を先送りにした場合、その結果に伴う損失は現時点での行動によるそれをはるかに凌駕することは避けられないとの結論に達したようだ。
こうなればもうその「抑止力」で忍耐を強要することはできない。

イスラエルは高価な人命の損失を最小限にするため、批判を気にして攻撃手段を選ぶ、といった「配慮」はしてくれない。
実際にひとたび戦端が開かれてしまえばヒズボッラーはいくら安い命でも到底補いがつかないだけの損害を瞬時に受けることになるだろう。
その前におとなしくリタニ川以北に撤退すべきだ。

ヒズボラのナスララは全面戦争に興味があった訳ではなく、いつでも対応できる準備はできている姿勢を見せていただけでガザ戦争も当初から、組織は大規模な紛争に至るつもりはなくハマスを支援することに満足していたとナスララと近い関係にあるビズボラ関連のメディアアクバルの編集長に語っており木曜日の新聞にも出ていたそうだ。

ナスララはイスラエルとの全面戦争を望んでいるようには思えない。
イスラエルはビズボラとの全面戦争に備えイランが参入する事を考えてか弾道ミサイルジェリコの能力を向上させたミサイルの1700kmの距離をクリアさせるテストもイギリスやロシアの衛星写真で確認されてる。
数カ国は自国民に対しレバノンから離れるよう指示も出しています。日本ではまだのようですが万が一全面戦争になるのであれば在レバノンの日本人にも離れるよう早めに指示を出すべきだと思います。

アメリカがイスラエルを支援するから事態がエスカレートするんだと思う。エスカレートを避けるように口では言ってるくせにバカなの?わざとなの?
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