つい最近のタイでの自動車ショーでも、結構中国のEV車がけ脚光を浴びてたんだけどね。
冷静に、タイのEV市場を分析してる方がいます。
日本人なら、たいてい気付いてると思うけどね。
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タイ市場、日本で伝えられているのと違い中国の電気自動車はもう終わった?
2024年4月24日
タイに中国勢が怒濤の如く押し寄せていると紹介した。
すると以下のようなコメントが。
「ご存知の通りバンコクショーは即席販売会でもあり、今年は中国EV勢の勢いはなく販売数激減だったようです。
トヨタ、ホンダの日本勢の販売は超絶好調でした。
BYDは2~3年すると使い物にならなくなるというのがタイ人の印象だそうです。
BYD製のスーパーチャージャーも壊れたり、充電が上手く出来なかったりが多いです。
クルマを買えるくらいのお金を持っているタイ人は中国製のEVは資産価値が直ぐ無くなるので、もう買わないと言ってます」。
その通りだと思う。
実際、タイは依然として充電インフラが整っていないし、信頼性で厳しいかもしれないモデルだってあることだろう。
タイの項目でも書いた通り、現時点での購入層はお金持ちのセカンドカーだ。
徐々に人気が醒めてきている。
自動車関係者は皆さん的確にレポートしてます。
そんな報告を受け「じゃ日本は心配なし」と判断している日系自動車メーカーの役員は少なくない。
だから日本が有利なままでいられるかとなれば、希望的にはそうなって欲しいけれど、心配すべきだと考えます。
家電製品や携帯電話端末など今までやっつけられてきた産業を見ると、全てアジアのライバルを「タイしたことない」と嘗めてきた。
結果、様々なジャンルで惨敗ばかり。
生き残っているのは自動車産業と、部品や素材メーカーだけになってしまった。
中国を過小評価するのは簡単だ。
かつて日本も欧米から過小評価されてきた歴史を知らないということです。
日本が労働時間で自ら縛っているのを横目に、中国の開発部門は24時間稼働している。
試作品を注文したら翌日には出来ているそうな。
そいつを実験&試験部門に送れば、タイムタグ無しで評価が戻ってくる。
カイゼンの速度は日本の3倍と言って良いレベルです。
おそらく短期的に評価すると中国勢の評価は落ちるだろう。
そのまんま「中国製品ダメだね!」で終わってくれればラッキーだと思う。
されど今までのケースを見ると復活してくる。
ダメになった産業は、そのときに戦えるチカラを持っていなかった。
価格でも性能でも商品の魅力でも技術でもアフターサービスでも負けた。
クルマだけはそうならないよう頑張らなくちゃならんです!
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タイ政府は、EV車の生産を日本メーカーに要請してるんだが。
日本のメーカーは様子を見てますよね。
だってまだEVは、中古車やバッテリーの劣化など、システムとして未完成ですから。
ただ日本のメーカーは、今の状態でのEVではだめだが、決してまともなEV車の開発の手を緩めちゃならんでしょうね。
今のところ、EVは今じゃないし、ニッチな市場で売れてる認識はあるものの、まともなEV車開発の手を緩めてるようには見えません。
それと、中国車がもてはやされてますけど、目に見えにくい車体性能の技術が、中国メーカーにはないんですわ。