海の上や、飛行機ではネットができないのは普通だった。

最近は金を払えばネットができる飛行機もあるんだが。

船旅は飛行機よりも長いのに、ネットができないとつらいよね。

でもまずはフェリーから、ネット環境が整い始めてるらしい。

クルーズ船も当然、有料ですが、ネット環境が用意されてますよね。

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フェリーに通信革命。不可能だった「海上でYouTube」を実現できたワケ
3/31(日) 21:30

突然ですが「海の上はネット使えない」って知ってました?

「そんな、まさか? 令和も6年だよ?」と思われるかもしれませんが、陸から遠ざかるにつれてキャリアの電波が届かなくなり、スマホは徐々に圏外へ。

たとえば、外洋航行するフェリーでは、一時的にネット社会から隔離される時間があるのだとか。

しかし現在、この「海の上ネットできない問題」を解消しようといった動きが始まっているのです。

キャリアの電波網関係なく高速インターネットができるといえば…?

そうです、「Starlink(スターリンク)」の出番。

海上ネット環境をスターリンクで整備したフェリーが登場したのです。

言わずと知れたイーロン・マスクの宇宙ベンチャー、「スペースX」による衛星インターネットサービスですね。

光回線の届かない山奥へもインターネット環境を整備できるなど、通信インフラの整備に活躍しています。

それが海の旅へも導入されたのです。

商船三井フェリーの「さんふらわあ さつま」では、スターリンクを使ったインターネットサービスを試験導入。

3月末まで大阪から志布志をつなぐ航路で、スターリンクを使ったインターネット通信ができるように。

ひょっとしたらこれ、大きな変化なのでは? 

だって現代の通信文明から取り残されていた「海の過ごし方」自体が大きく変わる可能性ありますぜ?

…ということを考えたら居ても立っても居られんわけで、気がついたら「さんふらわあ さつま」のチケットを予約していました。

だって、海上でYouTube見られたらアツいよね!

海上インターネットのリアルを発見

「あまりにもデカい…。こんなんもうビルじゃん…地方のイオンじゃん…」

今回搭乗する「さんふらわあ さつま」を目にした僕の感想です。圧倒的なデカさ。もうビル、建造物なんです。サイズ感が。

この視界に収まりきらない巨大な建造物が、海に浮いて人どころか車両まで乗せて波を切るというのですから、人類の科学と移動手段の進歩というのは恐ろしいものです。

さて、この日搭乗ターミナルへは乗船開始時刻より30分ほど早めに到着。

すでに乗船待ちの人々も。船室はまだ空きがある状態でしたが、春休みシーズンなので、学生や家族連れも姿もありました。

その搭乗ターミナルで、まさに今回の旅のテーマを発見。

「船の上は電波が届きにくい環境です」

というお知らせがデカデカと。

やはり外洋に出るとキャリアの通信網が届かなくなるので圏外に。

船内にはWi-Fi環境も整備されていますが、そちらも不通になったり制限があるようです。

やはり海の上はネットが使えないんですね…。

ただしこれは、スターリンク未導入の便向けに作成したもの。

取材をお願いした広報の方にお話を聞いたところ、さんふらわあ さつまはスターリンクによって船内Wi-Fi環境が改善されているのことでした。

期待して…いいの? 期待しちゃうよ。

「さんふらわあ さつま」の船内、豪華すぎ

外観だけだと伝わりにくいと思うので、この船の規模感や部屋の様子などもざっとお伝えしていきます。

こちらは宿泊者向けのエントランス。

「階段付きの客船とかファンタジーでしょう…」と非現実さに驚くばかりですが、天井にはプロジェクターで映像が投影されていて、夜にはプロジェクションマッピングのイベントもあるとのこと。

レストラン前のラウンジスペース。海を眺めながらくつろいだり談笑したりと、極上の時間を過ごせます。

レストランの手前には売店やキッズスペース、ゲームコーナー、同じフロアにはドリンクやカップラーメン、アイスの自動販売機コーナーもあり。

今回泊まったデラックス客室(2~4名)。やや狭めのビジネスホテルといったサイズ感ですね。部屋にはシャワー・トイレ・冷蔵庫も付いています。

また、船内には海を眺めながら入れる大浴場も用意されているなど、ほんとホテルと同じレベルの環境。気を抜くとこれが船であることを忘れそうになります。

甲板も開放されています。

奥にあるZガンダム(MSZ-006)の先端みたいなモノは煙突とのこと。

出航後はわずかに煙が出ていました。船ってほんと煙だして走るんですねー。

夜間になるとネットから断絶。

だが、我々にはスターリンクがある

戻ってこちらは船内。

天井や壁面など、いたるところにWi-Fiアクセスポイントが設置されていて、ほぼWi-Fiで埋め尽くされています。

このアクセスポイント大本の回線がスターリンクへつながっており、宇宙空間を舞う人口衛星からインターネットを享受できるというわけです。

船内Wi-Fiを利用するには、専用のアクセスポイントに接続して、ポータルサイトから「インターネット接続」ボタンを押せばOK。

回線チェックアプリで接続回線を確認してみたところ、ちゃんと「SpaceX Starlink」と表示されていました。イーロン・マスクありがとう…!

なお、出航間近は陸地のそばを航行するので、キャリアの4G/5G回線も利用できます。

船内Wi-Fiはスターリンクの回線を利用者全員でシェアしているため、利用者の多い時間帯はどうしても遅くなりがち。

陸地近くではキャリア回線の方が快適に利用できる印象です。

この日の航路では深夜~早朝。

陸地から遠ざかったあたりで、キャリアの回線が受信できなくなりました。

アンテナは0本か1本。こうなるとモバイルデータ通信は完全に使えません。

でも、船内Wi-Fi(スターリンク)につなげばYouTubeだって見られちゃうんだなぁこれが。

YouTube再生は陸地で再生しているのとほぼ同じ感覚ですね。

倍速再生もシークも問題ありません。

この時の通信速度を計測してみたところ40Mbps前後。

4Kなどの高ビットレート動画ではない限り問題ない速度ですね。

深夜になって利用者が少なくなったといえど、船全体を1つのスターリンク回線でシェアしている条件下でこの速度。

スターリンク優秀だなぁ。

もちろん、ノートPCを開いてのノマドワークもOK。

船内Wi-Fiが混んでいる時間帯は正直快適とは言えないレベルの速度ですけど、「通信できなかった」が改善されただけで、素晴らしい進歩。

今回はMacBookに加えてApple Vision Proを持ち込みましたが、フェリーの中ではほぼ陸地と変わらずトラッキングも正確。

画面を空間に浮かべて効率よく利用できました。

Apple Vision Proの優秀なパススルー表示のおかげで、客船の中という非現実感をヴァーチャルではなく、リアルで感じられるのもまた気持ちよくてキーボードを叩く指も弾みがち。

ワーケーションの環境としては、最高だなこれは。

「インターネットができる」だけではなかった

また、今回の取材では「さんふらわあ さつま」で働く方の現場の声も聞くことができました。

スターリンクの導入は、船内のサービスや船員の日常へもポジティブな影響が多々あったようです。

船内サービスが向上した

船内ではレストランや売店があり、食事からお土産まで、さまざまなものが購入できます。

意外に思うかもしれませんが、まず影響があったのがこうした部分。

「通信が必要になるクレジット端末の決済がスムーズになりました。

これまでは決済処理が遅かったりエラーになるといったトラブルもあったのですが、スターリンク導入後はそうしたトラブルは一度もありません」

これ、利用者にとってはめちゃくちゃ安心できるアップデートですねー。

いまやキャッシュレスな時代ですし、なにより端末でエラーになった日には「えっ、引き落としどうなった?」とか不安になっちゃう。

それが起こらないってだけで嬉しい。

また、情報のリアルタイム性が確保されたことで、業務そのものにもいい影響が。

「PCがネットにつながるようになったので、お客様から現地の情報を聞かれたときも、検索してスムーズにお伝えできるようになっています」

「業務面でも、時間によってはメールも送れないレベルでしたが、今では添付ファイルを付けて送受信もできます。
業務上で時間的制約やストレスに感じていた部分が、大幅に緩和されたと感じています」

ああ、メールを送ることすらできなかったと…(ごくり)。

もうこれだけで、どれほど厳しい制限下での業務だったのか想像できますね…。

「今手元でできることをやるしかない」みたいな状況が改善されたのは、ものすごい効率化になっていそう。

船員の福利厚生としての側面も

また、スターリンクは業務だけでなく、休養時間中の船員にとっても大きな変化があった模様。

「以前は休養中と言えば、テレビ(BS放送)が主な娯楽だったんです。

でも、今では陸地と同じように個々の端末で好きなコンテンツを楽しめています。

スターリンク導入は乗組員の福利厚生や若い人材の獲得という視点でも高い価値があったと思います」

確かにネットが生活の一部となっている若い層にとって、「インターネットに繋がる」は最低限の権利とも言えます。

そう考えると、スターリンクは福利厚生としても大事な役割を果たしているわけですね。

この「さんふらわ さつま」のスターリンクは現在試験導入段階。現状では回線が混み合っている時間帯があるなど、まだ課題もあると思うのですが…

「これまでほぼゼロだったものが、使えるようになったことに本当にびっくりしています」

と、ニコニコしながら語ってくれた現場の生の声が心に刺さってですね…。

話を聞いているうちに、僕らも笑顔になっちゃった。インターネット最高だね。

波止場を越えたインターネットフロンティア

かくして衛星通信網の急速な発展により、移動体における最後の通信フロンティアも開かれつつある。

そんな新時代の到来を実感させられた船上ネット体験でした。

海のど真ん中、これまでメールも飛んでいかなかったインターネットから隔離された場所で、いきなりYouTube見られるようになったんですから、さすがにスターリンクがゲームチェンジャーすぎる。

なにより、その環境を改善できる手段を、サービスのため、いまを働く人々のため、そして未来の人材のために導入しようと働きかけた人たちがいる。というのがまたロマンチックだなぁ…って。

おかげで、こんなに美しい夕日を海の上から共有できたのです。

インターネットってすばらしいね。
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「通信が必要になるクレジット端末の決済」

これは大きいよね。

買い物やホテル・交通機関の予約・決済ができますから。

新幹線もWIFIが使えないエリアがありますけど、あれは改善すべきだと思う。

使用中に、突然WIFIがキレちゃうのはつらいです。


自衛隊の護衛艦の場合は、どうなるんですかねえ。

うっかりつなぐと、位置が確定されちゃうでしょうし。

そこは発信はできないけど、受信はできるだけでも随分と違う気がしますけど、場合に寄り自動的に発信されちゃうものもあります。


なので、発信を止める仕組みが、必要かもしれないですね。

どこかの港に入港した場合、艦長の判断で発信も可能にすればいいのかも。

メールやチャット、SNSでの会話もしたいでしょうから。


さて取り残されるのは、潜水艦乗りですかねえ。

入港時くらいは、ネットにつなげてあげてもいいかもしれないね。

ただ、どこの港に入港したかも知られたくないのが潜水艦です。


ネット民のコメント

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昔から衛星経由のネット通信はありましたが、導入がかなりの高コストでしたからね。
サービスとして提供してたのは、航空機くらいかな。
個人だと衛星電話とかでありましたね。
それがStarlinkが出てきて、一気に価格破壊が始まった感じです。

何年か前に東久フェリーを利用しました
船内の設備は想像以上に良かったのですが
ネット環境が悪いのだけはやはり不便でした(外洋だとほぼ不通)
まあ1日や2日ぐらいなら我慢出来ますがね

別のフェリーでやっぱり海上は電波弱いんだなぁ…と、感じた事があります。暇に感じる時間が生まれますが、その分早く寝たり、デッキに出てみようと思ったりするので、それはそれでと醍醐味だったりしますよね〜♪

東京九州フェリーでしたがやはりブツブツきれるどころか全く繋がらないことのほうが多かったような。ところどころ、潮岬や室戸岬で4Gが繋がったのにはびっくりした。
デジタル・デトックスにはもってこいなんだろうけど、やはりつながるに越したことはない。

志布志航路での導入なんですね。
別府航路の方が利用者も多いのでそっちの方が需要がありそうに思いますが人気がない方にテコ入れしたいということでしょうか。
私が利用した時は真っ直ぐ歩けないほど揺れていた日だったのでその日にまた当たってしまうとネットサーフィン所ではなさそうです。

電波のない環境でのんびり本を読んだり海を眺めたりするのも非日常間があって好きでしたが、やっぱり使えた方が何かと便利ですよね
特に日常的にフェリーを利用するトラックドライバーや船員の方にとってはありがたいのではないでしょうか

さんふらわあ志布志航路は2011年にJAXAとの共同研究で国産衛星きずなとの高速通信によりweb会議の実証実験を行っています
この時は上りが19Mbps、下りが114Mbpsでした
ただこの後国産の衛星通信は採算が見込めないとして中止になったので、一般旅客が利用可能になるまで10年以上かかってしまいました

インマルサットやイリジウム、OceanBBとかで業務系の通信は昔からできてたのよね?
ほっそい帯域だから、WAN高速化装置とかを入れて使ってたはず
しかしユーザーがYoutube見れるくらいの帯域が使えるのはすごい時代だわね

苫小牧に行くさんふらわーも売店で交通系のカード使えるけど、陸から離れると使えなくなるのですよね、こういった設備備わるとうれしいですよね。

スターリンクの移動契約が出た時フェリー行けるかなと思ったけど,業務用だからかちょっと時間かかりましたね
寝てる間に移動出来るが価値なので、そんなに通信使わないけど、ちょっと調べ物したい時にありがたいよね
今までも通信出来たけど制約が多かったし。

余計な情報が多い。エッセイでももう少しすっきりさせないとね。
タイトルからスターリンクという手段を使うことは容易に推察することは出来るのだが本文はスターリンクにフォーカスと言うよりもさんふらわあの詳細レポートだった。
だとするならばフェリーの進化やフェリー旅にフォーカスした見出しの方がしっくりくる。

なるほど、スターリンクなら船でネットが繋がるのか!たまに使う瀬戸内海航路ですら航海中はほとんど圏外になってたし船でネットが繋がらないのは当たり前だと思ってたが、一般人でも衛星通信を利用出来るとか、時代は進化するんだねぇ

飛行機とおなじシステムは使えなかったんだ。
それはともかく、昔のガラケー時代に大洗から苫小牧のフェリーで三陸沖辺りで電波が届かなくなると多くの人がホッとしたようなうれしそうな顔しながらアンテナが立たないのを確認してた。

これまでは陸地から離れるとモバイルデータ通信(セルラー通信)できなかったと最初の方で書かれてるのに、↓の部分だけを読むと不安定ながらも幾らかは繋がってはいたかのようにも見える。どっちやねん???
「通信が必要になるクレジット端末の決済がスムーズになりました。

昨年シンガポールでクルーズ船に乗りましたが、ネット環境はかなりひどかったです。
地上キャリアの電波は届かず、船で用意してたWi-Fi繋いでも超低速(^^ゞ
衛星通信なんてけっこう昔からあるのに全然普及してなかったんですね

以前、タンカーが、Wi-Fi探すのに、陸に近寄りすぎて座礁しましたが、
イーロン・マスクのスターリンクが、やはり革命起こしましたね。洋上、山脈、何処からでも空が有る所なら通信可能となりました。おかげで助かる人も多いでしょう。イーロン・マスク、まだまだ、革命起こしてください!

フェリーの中で、誰にでも出来る内職があれば人はどういう行動をとるのか。
退屈であるし小銭を稼ごうとするのか、それとも今まで通り寝転がってみたり甲板をウロウロしながら時間を潰すのか。
ベーシックインカムの実証実験にならないか、と思います。

フェリーの車室は完売御礼なのに、安値で乗れる客室はガラガラだそうで。
ネットが使えるなら移動手段としての人気もアップ?港まで遠いしネットは使えて当たり前ということで期待薄な気がします。

スターリンクって月あたり使用量の上限とか、月あたりの使用料は安くて無制限になるものなんでしょうか?ここが解消しないと恩恵があるのは旅客船だけだったり、大手の大型商船止まりだったりになります。会社は業務上必要な分しかおカネを出そうとはしません。数人で運航する小型貨物船は、いつも蚊帳の外です。

決済サービスとか船員さんの業務の改善が出来たのは大きな前進だと思います。
ですが1個人としては、わざわざ船に乗ってまでYouTube見たいとは思いません。

圏外だからこそスマホを手離して楽しむことができるのも船旅の魅力だと思うけどね。

船旅、大好きなんですが、ほんの半日のネット不通はむしろデジタルデトックスだと思いますけどね。

太平洋フェリーで名古屋〜仙台間はドコモであれば結構電波入ってたな
auは入りがイマイチのときが多かった

航行中の船にドローンでピザ配達の近未来が…って一瞬思ったが船内にピザ釜設置すれば良いので却下

別にノンビリクルーズするのにたまにはスマホのない生活送ればいいんだよ。そんなに何日も使えないわけじゃないのに

たかがそんな程度で革命とか思ってるから、進歩の足かせになってるんだろうなぁ
常に、え、まだ出来てないの?って姿勢じゃないと

稀に特別な機器を介すことなく自分の頭のみで(変な?)電波を受送信している人もいます。

仕事でよくフェリー使ってたけど、電波ないと仕事から切り離されていいんだよ

飛行機で使えるので、当然フェリーでも使えると思ってました。

地震の通信障害の対策にも活躍してましたね。SL。

そりゃ繋がるだろ、位で驚きはない。他国のでかいクルーズ船に乗ってみ?

逆にLINEから解放される時間が減ったというデメリットも。

フェリー乗船中は、デジタルデトックス出来て良かった。

豪華フェリーの船旅時くらいデジタルデトックスでいいじゃない

ついに繋がってしまったのか…
繋がってたらアクセスしてしまうのが人間

MAP上の現在地表示は海の上になるのか。

さんふらわあ 乗ってYouTube・・家と同じやん
旅行中ぐらいスマホ時間 減らせ
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がんばれ日本!

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