住民が組織した自警団、ギャング団と正面からぶつかってるんだが。

ハイチがこれほど酷い状態だとは、おもってもみなかったです。

ガザに例えると、ハマスに支配されてるパレスチナ人状態ですかねえ。

でもガザでは、ハマスに抵抗するパレスチナ人はいなかった。

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自警団とギャングが衝突 ハイチ首都
3/19(火) 16:15

ポルトープランス(CNN) カリブ海の島国ハイチの首都ポルトープランスにある国際空港の前を通る広い道路は最近、世界滅亡後のような静けさに包まれている。

かつては車や人でにぎわっていた場所は、くすぶるごみの山から煙が立ち上り、苦いにおいが空気中に漂っているだけだ。

近くに警察の装甲車両が止まり、数少ない見張り役の警察官は目出し帽で顔を覆っている。

この通りは、まるで災害後のように、ほとんど放棄されたように見える。

ポルトープランスに住む人々が誰よりもよく知る経験だ。

しかし、今回は街を離れるという選択肢はない。

空港はギャングに包囲され、閉鎖を余儀なくされている。

ギャングの集団は今月に入り、空港や警察署、政府庁舎、刑務所など、ハイチの国家として最後に残ったものに対して、かつてない連携で攻撃を行っている。

長年にわたるギャングの支配と民衆の不安が頂点に達し、ギャングによる攻撃によって、アンリ首相は先週、辞任に追い込まれた。

驚くべき降伏ではあったが、それでも平穏を取り戻すには無駄だったことが判明した。

ポルトープランスのギャングは依然として市内への食料や燃料、水の供給を妨げている。おそらく国家として最後の機能を果たしている国家警察は市内を1区画ずつ取り戻そうと戦っている。

集中的な市街戦が、人間の基本的な絆をそぎ落とすにつれて、街の命そのものが衰えつつあるように見える。

企業や学校は閉鎖されたままで、社会基盤にほころびが生じつつある。

多くの住民は家を出ることを恐れ、孤立している。

自警主義に向かうものもいる。

恐怖や不信、怒りが蔓延(まんえん)し、死は誰の心にも存在している。

ポルトープランスのある地区では18日、群衆が付近のギャングに所属しているとして男性を取り押さえた。

男性は墓地に向かって歩かされた後、殺害され、遺体は路上で燃やされたという。

地元社会の情報筋がCNNに語った。

CNNが確認した映像では、シャッターが閉まった店舗の前の道路で煙を上げる遺体が捉えられ、黒くて濃いすすが一面に広がっていた。

地元の治安関係の情報筋によれば、住民によって殺害された犯罪の容疑者数百人分の遺体が火によって処理されたという。

ギャングは長年にわたり、ポルトープランスの住民を悩ませてきた。

その勢力は近年劇的に拡大し、国連の推計では、現在街の80%がギャングの支配下にある。

自分たちの街が小さくなっていくのを目の当たりにして、多くのハイチ人が「ブワ・カレ」として知られる自警団運動を組織している。

こうした運動では、地域社会が防衛のための委員会を結成し、要塞(ようさい)や監視システム、検問所、パトロールさえ共有するようになった。

しかし、自衛と暴徒の正義の境界線は簡単に越えられる。

国連の2023年10月の報告書によれば、自警団はギャングへの所属や「一般的な犯罪」の嫌疑をかけられた数百人の人々にリンチを行ってきた。

自警団員のひとりは教会の隣にある車で満杯の敷地でCNNの取材に応じた。

安全上の懸念から匿名で語った団員が所属する自警団は、地域を支配下に置こうとするギャングの試みを繰り返し撃退したという。

自警団員によれば、大手企業がある地域を占領し、支配下にあるうちに金の支払いを強制するというのがギャングのやり方だという。

「我々は常に脅迫を受けている。
ギャングは我々を攻撃して、近隣を破壊するという。
そのため、我々は通りを封鎖し、警察が捜査を行う。
車両の捜索に民間人は関与しない」

情報筋によれば、こうした自警団に拘束された人々は、ギャングのスパイだと非難されることが多い。

情報筋によれば、ギャングはバイクに乗ったスパイを送り込み、道路にバリケードがあるかや何人がバリケードにいるのかを確認させるという。

自警団は疑わしい人物がいた場合、事情聴取を行ったり携帯電話を確認したりする。ギャングからのメッセージがあれば、自警団はこの人物を拘束する。

情報筋は「これは戦争ではない」と強調し、そうした地区は自衛をしているだけだとしながらも、これらに司法的な手続きが存在していないことを認めた。

車でわずか5分の場所にある別のコミュニティーは、さらに過酷な状況のなかで必死に団結しようとしている。

そこは暴力や放火によって家を追われた何万人もの市民が集まっている、市内に数十カ所ある難民キャンプのひとつだ。

マリー・モーリスさん(56)はギャングの縄張りがどんどん近づいてくるのを目の当たりにしていた。

2月29日、ギャングの襲撃が迫っているとの警告がもたらされると、モーリスさんは時間を無駄にしなかった。

モーリスさんは全ての荷物をあとに残し、避難所となっている公立学校まで徒歩で1時間近くをかけて避難した。

それから約3週間、避難所の子どもたちは捨てられたホイルやプラスチックで作ったたこを揚げ、空き缶で作ったおもちゃの車を運転して、運転席にはボトルのキャップを置き、乗客として小石を乗せている。

大人たちは正常であるかのように振る舞うものの、虚無感を抱いている。

大人たちは地元の警察と連携して支援団体に食料や水を運ぶよう求めるリーダーを選出したものの、街全体で道路が封鎖されているため、実際には支援はほとんど届いていない。

モーリスさんは、混雑した空間の片隅にある家族の場所を清潔に保とうとし、買い出しに20分かかる水で床をふく。

しかし、モーリスさんの一家は誰も十分な食事が取れず、料理をする空間さえない。

モーリスさんは、キャンディー1個でも食事に数えると語った。

難民キャンプの住民の一部は、日々の生存の難しさだけでなく、自分たちが歓迎されなくなっていることや、近隣住民との関係が悪化していることを自覚していると語った。

部外者の流入がギャングの注目を引くことを恐れ、避難民の移動を懸念する地元住民との衝突も起きている。

国際移住機関(IOM)は資源の減少と暴力の激化による影響を予測しており、ハイチでの不信感の雰囲気が悪化することで、伝統的なセーフティーネットがほころび、人々が行き場を失うと繰り返し警告している
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昨年も、住民がギャング団を襲って、リンチした挙句、殺してます。

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住民らが「ギャング構成員」にリンチ、十数人を殺害 ハイチ首都
2023.04.26 Wed posted at 09:38 

ハイチの首都ポルトープランスで24日、ギャングの構成員とされる十数人が住民から集団リンチを受け、殺害された。

英ロイター通信と仏AFP通信が伝えた映像には、遺体がタイヤに囲まれて焼かれる場面や、近くに集まった群衆の姿が映っている。

住民らは両通信に、死亡したのはギャングの構成員だと主張した。

1人の住民は「午前3時にギャングが侵入してきて銃撃が起きた。

このあたりは平和な地区で、周りの人々もみんな平和的な市民だ」と述べた。

別の住民は、ギャングとみられる集団が午前2時ごろに襲来したと話した。

ハイチ警察の発表によると、警察はこれに先立ち、市内でマイクロバス1台を停止させて捜索し、武器などを押収していた。

「マイクロバスに乗っていた十数人が住民らにリンチされた」という。

15歳の住民はAFP通信に「ギャングが侵入してきたら自分たちで身を守る。
自分たちの武器がある。
なたもある。
相手の武器を奪う。
逃げ出したりしない」と語った。

ポルトープランスではギャングが広い地域を支配し、貧困と人道危機で苦しむ住民らに過激な暴力を加えている。
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もうね、ずーっと市街戦をやってるんですわ。

んで殺されると放ったらかしにされるか、タイヤと一緒にその場で燃やされてしまう。

ハイチは住民とギャングの戦いだが、不良移民と住民の戦いはロンドンでもパリでもストックホルムでも起きてるですよ。


さて川口の自警団は、武器を持ってないけど、どうやって戦うんですかね?


ネット民のコメント

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ハイチの実情を示す貴重な潜入記事だ。
記事では首都の行政機能はほぼマヒ状態で、警察も1地区の奪還に四苦八苦しているところを見ると、すでに劣勢勢力の一つにすぎない。

数多くのギャング支配地域では住民からみかじめ料をとり、検問を作って、その通過にも通行料をとっているのだろう。他方、自警団も住民主体の集団とは言え、常にギャングのスパイや攻撃に気が休まらず、必需品の搬入では通行料を支払わざるをえない状況にあると見られる。

国連のPKFやPKOには期待できない。過去、ソマリアでのPKF派遣の失敗を繰り返す国は現れないだろう。少数の特殊部隊などがハイチ人を訓練してハイチ人が平和を取り戻さねばならないだろう。

もう自分たちで解決も復興も無理でしょうね
国連で多国籍軍を送り込んでギャングに汚職公務員に議員を大掃除して国を管理下において国民全てを教育をしたら道徳の?
まず現代人にしないと助けても何も変わらないよ

教育って本当に大切だと改めて思う。
ここ日本でも、全く常識のない奴や、犯罪を犯すやつ、汚職議員も多いが、そんな奴らばかりで、国が成り立つわけがない。

こうやって国が崩壊して行くんだな無政府状態
武力に勝る方が勢力を増してゆく
ハイチが小さな島であることが唯一の防波堤に

ギャングたちはどうやって生計を立てているんだろう?
犯罪によって略奪した金品はいずれ底をつくと思うんだけど。

ハイチには軍隊は無いのかな? ギャングは国家転覆を図っているのだから軍隊が出動すべきと思うが?

ハイチの紛争はCNNくらいしかニュースで見る事がない。
日本のマスコミは大谷を追いかけるのに忙しいらしい。

自由に振る舞う国民の行き先が、こういう国だったらどう思います?

国の8割がギャングに支配されているって、もう国家崩壊してるじゃん。なんでそんな状況になってしまったんや。国の元首が無能だったのかも。シムシティーやって勉強していれば、こんなことにはならなかったのに。

アメリカに頼んで兵士を派遣してもらいアメリカの統治下に 国民は喜びます

いま西アフリカ旧フランス植民地で起きている混乱の100年先をいっているのがハイチ。

フランスの植民地支配からハイチが独立する時、フランスはオランダ同様にハイチ新政府に要求して賠償金を要求した。ハイチにとっては天文学的な借金で独立後にインフラ整備も出来ないハイチは売るものがないから森林等を壊滅的に伐採したり工面はしたけど国家予算の半分とか賠償金に充てていたけどかなりの時間を要した。
21世紀になってフランスは返金はしたけど、あの地震で国全体が壊滅していたし元々教育もインフラ整備が出来ていなかったから産業も育たずまあ悲惨な状況は続くよな。

ハイチは現代化された部族社会のような国だから、「アフリカで起きている部族間の争い」のような争いがいつ起きてもおかしくないような状況ではあった。その争いは銃器をもった政府と政府に反感を持つギャング集団の争いだからなおのこと惨い。奴隷としてフランス人に使われていた黒人が見よう見まねで成立した独立国家ではあるが、今まで維持できていたのが奇跡に近い。

貧しい国は圧政支配か治安が悪いか、いずれかの傾向があると思う。ハイチは以前から圧政や治安の悪化が繰り返されてきた、そんな印象しかない。
秘密警察がまるで暴力団化したトントン・マクートが国を荒廃させ、負の連鎖がハイチの風土として定着している。それを踏まえても今はかなり酷い状況だと思われる。

正直、救いようがないからね。
資金と治安部隊を投入して一時的な平穏を得られても、その後に「持続的な平穏」を得られる産業と財源が、あの国には無い。
要は、骨髄異常で造血能力を失った患者みたいなもので、永遠に輸血をする必要がある。
カリブ海事情に詳しくない自分なんかは、いっそ隣国ドミニカと合併した方が幸せになるんじゃ無いかとも思うが、まぁそれはそれで両国民は納得せんだろうしね。

昔見た「ミラクルバナナ」って映画でハイチを知りました。治安や風邪を引いただけでも命に関わるというのが半信半疑でしたが、それどころではないのが現状なんですかね。地震もありましたしね。なかなか現状は変わらないでしょうが、せめて子供には未来、夢を持てるようにさせてあげられないものですかね。

ハイチは典型的な欧米植民地だったため、戦略的に国民への教育が行われていない。戦時中の日本がやった植民地政策とは真逆である。
今後も独立を保つのは現状難しい気がする。隣国と合併するなり、旧宗主国のフランスが責任を持って管理し次世代への教育を施し、将来に向けた政策をとるしかないと思う。

かえって人口規模の小さいマルティニークやセントビンセント及びグレナディーンのような小島嶼国の方が裕福で治安も安定していますね 未来のハイチは統一国家たり得るのか、或いは各都市ごとに高度な自治権を持たせて(実態はギャングの縄張りに過ぎませんが)都市連合のような国家に再編されていくのかもしれません

何だかこう言う国はどんな支援をしても無駄のように思えてしまう。国を良くしようとする自浄能力がほとんどない。もう好き勝手すればいいとさえ思ってしまう。いきら外から手を貸しても結局自国民が立ち上がらない限りはどうにもならないが、その素地がほとんどない。

昔、米国のとあるリトルハイチのやや近くに住んでた事が有るけれど、なんとも言えない怖さが有った。もうずっとずっと前から壊れてるんだよ。米国に刃を向けない限りは、半永久的にずっとギリギリって感じが続くんだと思う。

悲惨な状態です。ギャングとありますが、組織化しているのかどうかも気になります。
ただただカオスな状況になっているのだとしたらこの先にこの国がどうなるのか、また他国へ影響はないのか気になります

少し前にたまたま『ハイチ革命の世界史-奴隷たちがきりひらいた近代』(浜忠雄、2023年)という本を読みました。今もどんどん状況が悪くなっているのですね。同じ島の中で国境を接する隣国・ドミニカ共和国との関係はどうなのでしょうか。国際的な介入があった方が良いのでしょうか、いろいろと難しそうですね。

嘗ての西欧の植民地だった国家は、 独立後も貧しく大変な状況が続くことが多いようだ。これは、まず宗主国が責任を持つことだ。国連が援助する前に、何とかするしかない。うまくいかない国民国家に中露の様な国家が介入し、自分たちのお仲間に入れる事もある。そうそう、世界各国は他の国民国家の面倒など見られたものではない。限界がある。

ハイチもそうだがアフリカもどうせ支援しても無駄に終わることが多いのだから、日本政府はお金を出さないで欲しい
ビジネスチャンスがあると思う企業だけが勝手に進出して、現地で開発すればよい

昔の欧米植民地はひどく搾取され、宗主国から独立しても貧しい国がある。
かたや日本はどうか。植民地と言っても搾取の対象どころかインフラや教育に投資し、日本の1地域のように扱ってきた。戦後もODAもあり。
恩を忘れている国もあるようだが。

治安危機と言えば、埼玉県の、どこだっけ
危険だとか、問題だぁとか言うと、人種差別とかで、提訴される場所があったな
静岡県の方で、若い子が湖に沈められてたりとか日本国内も犯罪など、治安が悪くなってきている
他国のことだと安心はできないな

イスラエルとパレスチナの紛争の原因がイギリスにあるように、ハイチや北アフリカ諸国の混乱の原因はフランスにあるんだよね。
これらを放棄して知らん顔できるくらいの厚顔さがなくては常任理事国は務まらないんだなあ。

現代で貧しく治安まで乱れた国の多数は欧米からの植民地支配や奴隷支配等の迫害を受け、教育も受けていない支援も無い状態のまま無責任に放置されたものだ。
その原因を作った国は皆それなりに潤っており、まさに強盗の城。
世界中を引っ掻き回し奪い、殺して奴隷にした時代を栄光、大航海と呼び自画自賛しているが、大後悔する時期が来ている。

大統領がおらず、元首を代行していた首相が先日国外脱出し辞任した。
PKOなどをしようにも、要請・許可する元首がいないため外国の軍事力を送り込む正当性が無い。
はっきり言ってもう手の打ちようがない。

応仁の乱の頃の京都もこんな感じだったのだろう。
信長、秀吉、家康と稀代の英雄たちがいなかったら、今の日本もこうなっていたかもしれない。

教育が行き届いてない国で民主主義は成立しない。
民度が下がると日本もそうなるので気を付けないとね。
ネット民の声に振り回されるような世論では民主主義は崩壊しかねないよ。

こんなニュースを見るたびに、誰が武器を渡しているのと思う。武器や砲弾を売ることを規制しない以上戦争も治安の悪化も食い止められないと思う。

日本だってこのまま移民優遇政策していれば明日は我が身。既に犯罪者さえ無罪放免不起訴を見ると恐ろしい。日本を崩壊させようとする外国勢力に権力者が手を貸しているようにしか見えない今日この頃だ

まぁ…。
ギャングが支配してるんですかね?まるでどこぞの世紀末の国のようだ。日本の最も治安の悪いところさえ、外国の人にとっては治安がいいと思うらしいですからね。
国連は介入しないのかな?このままでは忍びない。

将来の日本がこうならないとも限らない。
貧しく成りゆく国、日本も心配。
ハイチと云えば、中野(元は新宿)に珈琲とドライカレーの店「カフェハイチ」があり、美味しくて安いので良いイメージしかないが。

神が本当にいたらこんな事にはなってないだろ。
宗教をえらく信じる所ほど犯罪率が高かったり、戦争していたり、差別がひどかったり、貧富の差が大きかったりとさんざんたる有様だよね。

核戦争後の世紀末の無法な荒野を恐怖と暴力で治めた拳王様や悪党を地獄に葬り去り愛の力で平和を取り戻したケンシロウが現れてくれたら、彼の国は治まる筈だ。

アフガニスタンのタリバンのようでは困るけど宗教で何とかならないのかね。暴力や汚職が蔓延り教育水準も低いようでは糸口が宗教しか思い付かない。

エスパニョーラ島。
一方のドミニカ共和国は発展しつつあるのに、もう一方のハイチはなんでこんなに悲惨なんだろう?
隣同士の国々なのに韓国と北朝鮮くらい差があるよね。
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