みなさん熱心に受験しました。
キャリア4年半の◯山さんが39歳ながら昇段10人組手に果敢に挑まれて、見事完遂!他の受験者や応援の方達は感動しきりでした。
動画はフェースブックの道場生向けに全てアップロードしました。ここでは10人目を公開。
今まで幾多の10人組手を見て来ましたが、そのどれもが感動的で見学者の心を揺さぶります。
ある有名格闘家が、ほかの有名な中年になっても真摯に現役選手で試合をしている選手を例に「なぜみんなが◯◯選手に感情移入するのか?それはまだ自己否定を続けているからだと思います。俺はまだまだダメだ、もっと強くなろうとしてるからだと」と話をしていたのを思い出しました。
本気で行う10人組手は理不尽です。かわるがわる連続で実力が自分よりも上か、拮抗している対戦相手と戦わなければいけません。
スタミナ疲弊も激しく、ダメージも相当に負うので必ず負けが続きます。
しかし、その極限の中で何を出せるか?どこまで踏ん張れるか?
それはなんだか人生のように感じるのです。
あらゆる人に公平に死はやって来ます。
いつかは死んでしまうのに、最後は死に勝利して誰も永遠の命など得れないのに、より良い幸せな人生を送れるように人はもがきます。
それを心のどこかで10人組手に感じるのかもしれません。
倒されても倒されても立ち上がって希望を捨てずにやり抜く姿。
それに勇気づけられるのでは無いでしょうか。
ある意味足るを知る知って、選手生活にはピリオドを打ちましたが、少し自己否定をして打ち込んで見ようと思っているこの頃です。
やはり武道の指導は良いものです。教えるだけではなくて様々な気づきをくれます。
◯山さん、素晴らしい気合いでした!
アメリカに行っても頑張ってください。また、お会いしましょう!
こちら打ち上げ!お疲れ様でした!