現在乗っているライトエースであるが、普段の整備は自分でやり、できないところや面倒な作業は純正のショップに出して検査のライン通しは自分でやり安く維持している。所謂ユーザ車検である。

 

 今年も車検の時期が到来したが、前ブレーキが僅かに鳴いているので今年はこの辺も含め車検関係全てをディーラーのショップへお願いすることにした。

 車検と関係ない部分も含め不調箇所を申告して見積もりを取ったら整備だけで19万。しかも効かなくなっているクーラーは「ガスが完全に抜けているので治すなら見積もりだけで数万掛かる」と言われてクーラーは諦めることにした。

 頭の痛いことにこの他に自賠・重量税・自動車税・ライン使用料(俗にいう車検代)が5万以上掛かることを考えると入れ替えも視野に入ったが、提示された中古のハイエースは「乗り出し100万」と言われて諦める。30万程度で可能ならまだしも、いつ免許返納が飛んできてもおかしくないのに、100万掛けて入れ替えは無理ですね。

 

 また、今年は950登録をするつもりで書類を揃えてあったので「950登録も代行して貰えないだろうか」とお伺いを立てたら「できない」とのお返事。仕方ない。じゃあどっちみち陸自へ行かなければならないので「車検整備」ではなく、不調箇所と車検相当整備だけお願いして再見積もりとなった。

 不調のブレーキ鳴きのリペアはパッド交換(\17996)必須。ローター交換(\38390)推奨(推奨はするが、必要ではないというのでこれはパス)。

 発煙筒(\913)が期限が切れみたい。気づかなかった。

 なお、給脂ポイント全てへの給脂をお願いしていた件については「昔と違ってベアリング類は全部シールドになっているので、日常の給脂はせず、グリス切れは交換なんですよ。精度もあがってますし。」とのこと。

 

 

 まぁ、この辺迄は普通のやりとりでした。

 

 

 再 見積もりが出てきたらヘッドライトの焦点調整が入っていない。?????

 

 過去に書いたが、ヘッドライトの光軸がズレていて車検に落ちたことがある。最終的に強引に通したが、現状は調整ネジが膠着していて調整が出来ない。当初の19万の概算見積りで「光軸のズレを発見した」というのに再見積もりでは外れているのか不思議だったので先ずこれを問いただした。

 

 なんと、別のところにある車検を通せる指定工場と今話しを勧めている「ディーラー付属の認証工場:以下ココ」は別で、ココでは車検用の書類作成は出来ない・しないので請求もできないというお返事。つまり(「車検」をお願いして指定工場へ出すと)光軸調整という作業の請求はズレているかどうかの確認をせずに、無条件に上がるということ。

 

 実は、車体を12ヶ月保証付いた状態で買って最初の車検の時(つまり保証期間内)に光軸調整2千円余を請求されている。しかも、直後に壁のある駐車場で真っ直ぐ下がった時に光軸がズレているのを発見。請求立てているのに調整していないのか?と確認を試みるもネジが膠着していて調整できない。

 車検は通っているので問題ないのか? と放置していたが後年、光量不足になることで光軸ズレが顕在化、検査落ちになった。落ちた時「膠着していない方は問題なし」と言われたので、光軸がズレたまま調整不可能になっているのに、それを調整したことにして請求を立てているということが明るみに出た格好。

 

 今回の当初見積りはその光軸ズレを発見して直してくれるという見積りではなく、車検整備(指定工場)に出すと光軸調整代とテスター代は必ず請求されるというシステムによるもの。その額約1.5万円。

 

 テスター代は百歩譲っても、ズレたまま調整せずに調整代の請求を上げるのはおかしくないか?

 この点をフロントマンに問い質したところ「光軸はワザとずらして調整しているのはご存知ですか?」と逃げを打つ。「車検は通さない」と陸自のテスターに言われる程ズレていると言っているのに、理解できていないのか? その点をもう一度指摘。

 

 何にしても、その場限りの言い逃れは止めなはれ! 池澤さん。

 

 既に年数も過ぎているので「作業した(光軸調整の請求を上げた)工場に言っておいて欲しい」に対して「分かりました」の返事を貰って鉾は収めた。

 そうは言っても自分で光軸調整をしなければならないので、膠着したネジの解除をお願いしたら「交換です。」と言う。おかしな事を言うな?とは思ったが、どのみち交換ならこっちでやってみて、壊してからでも遅くはない。その旨伝えてこの話は止めにする。

 再見積もりからクーラントの交換(\11536)とウォッシャー液の補充(\550)、フロントグラスの飛び石による傷補修(\19800)は不要として、\31,386を削った。

 

 そんなやり取りがあったので、帰ってきてから修理概算見積書を精査したら他にもありました。


 リヤワイパーラバーの交換(\1485)。リヤウインドウにワイパーが付いていないのに、どうやって交換するんだ?

 この後、気がついて欲しいという気持ちも込めて何度か見積りのやり直しが発生するようにしたが、結局気づいて呉れなかった。(善意に解釈すれば・・・)

 

 追記 11 / 08 17:30

 帰宅後ライトの取付構造を確認したところ交換部品はネジだけだと分かったので、工賃が掛かるにしても面倒なので交換をお願いすることにして電話。

 「ライトのアッセンブリ交換になります」おい!いい加減にしろよ。ネジだけの交換で済むと具体的な構造を説明しているのに頑なにライトアッセンブリの交換を主張する。しかも作業をするとボルトが折れる可能性があるのでアッセンブリ交換が絶対に必要だと言い張る。膠着しているのだから折れるのは普通のことだし、折れたボルトにキリ揉んでエキストラクタを打ち込めばいい極めて一般的な整備内容だろうと指摘しても聞き入れて呉れない。じゃ、そちらの考える整備とこちらが要求する整備について其々部品と工賃の見積りを出すようにお願いしたら「図を見たらボルトだけの交換も可能です」とその場ですぐに返事をしてくる。分解図を見て分かっていながらいい加減な嘘をついているのがバレバレですよ 池澤さん。

 折返しでボルト交換の見積りを返して来たが、左右でボルトとバネ6本の交換が必要で約6千円、その他に工賃12.6k円という。膠着しているのは1本だけなので、バネはそのまま再利用、ボルト一本は支給すると言ったら、外してから適合しないのでは困るので二本だけでも用意しましょう・・・って、ボルト一本だけの部品設定があるんじゃないか! 値段は二本で約800円ですと返してくる。本当に勘弁して欲しい。加えて「ココは認証工場なので光軸調整はしません」だって。フロントマンとして整備手順というものを把握していないのか?それとも、自社の工場では作業しても確認をしないと宣言しているのか?

 不本意ながら、この件の原因についてもう一度蒸し返したら「違う話だ(俺に言うな)」と仰る。原因になった車検工場に話は通してくれている約束なので、次回担当者の名前を聞いて、必要ならそちらへ電話しよう。

 

 同時にエンジンルーム(\3960)と下回り(\5170)のスチーム洗浄は不要と連絡(計\9,080削減)

 

 色々削って\190kの当初概算見積もりが\67k迄低下。これにライトの整備費用が\13k程乗って\80kってところか。

 反省点は、車検通っているからと安心せずに、気づいた時にキチンと主張すべきだった。チャンスは

 1.買った時の保証でクレームを付ける。

    これは気付いたのがチョット遅かったので無理か?

 2.作業していないのが明白なのでクレームにする。

 3.整備に付いていた保証を適用する。

といったところだろうか。

 

 最大の失敗はデーラー系列の工場だからと盲信し放置したこと。過剰整備ですらない、架空請求ヤラズブッタクリの罪は重いよ。

 

 

 

 

 追記 11 / 10 13:30

 一般的に税金も車検も訴訟も、そういったものは本人とプロしかできないという原則のハズだし、プロがやったら書類を本人に交付する義務がある筈だよな? と思い至って指定工場と認証工場の違いについて調べてみた。

 

 平たい言い方をすれば、民間車検場と(単なる)整備工場。

 

 共に他人の車を整備できるプロであり、有資格者。加えて、民間車検場は国に代わって車検というお墨付きを与える権限を持つ位に素晴らしい工場。

 

 そんな工場が、架空整備ですか?

 

 

 

 

 追記 11 / 12 17:30

 13:30に持ち込んで、仕上がり17:00。

 

 「架空整備」についてはネジを触っていれば整備代金が発生する、触らなければ省いて請求書を上げると言う。曰く上下のアジャストだけしたんでしょう。

 それっておかしくないか? テスター当ててズレてたならX軸Y軸共に測定値は出ている筈で、それをY軸だけ調整して、(膠着している)x軸は無視するか?

 今回の膠着解除の値引きというご提案を頂いた。しかし、下位のショップが上位のショップの尻拭いをするというのはおかしな話なので、「整備をした府中テクノセンターから回答を頂きたい。謝ったり、尻拭いをするなら府中の方からが筋だ」として、有り難いお申し出ではあるが、一旦お断りをした。

 なお、光軸ずれは当初保証にも車検整備の保証にも含まれないということ・・・らしい。じゃ、膠着は?

 

 最終的な回答は「府中テクノセンターという整備工場はなくなり、当時を知る人も居ないので、回答不可能」というもの。話の端々から感じられるのは上下の調整をした記録は残っている。なので請求を上げた。車検に通す義務はあっても、ドンピシャに合わせる義務を負っている訳じゃない。

 歯医者のパノラマみたいな言い分は勘弁して欲しいな。

 テスター当ててY軸をドンピシャに合わせたと善意に解釈しても、ズレているとテスターに言われているx軸を放置して請求を建てるか?そんな請求が上がっていたらドンピシャに合わせていると思わないか?普通。それを膠着しているし、ズレていると分かっているが、車検は通るからと放置して技術料の請求???

 

 勘弁してよ

 

 ネッツトヨタ東京株式会社府中テクノセンター さん

 

 実名出していいのかって?

 

 一応出していいのか問うたが、既に消滅した会社だからか、実名出すことは止められなかった。

 

 

 修理上がりに光軸の確認をしたら、派手にズレている。左側がドンドン左へ開いてゆく。測定器がないから簡易に合わせたとかでもなく、警察に止められる次元で狂いまくり。これはまずいよ、って洗車場を使って調整。プラスドライバーを貸して欲しいと言ったら「ない」って言ってロングの小さいマイナスドライバを貸してくれました。仕方ない、自分のを使おう。

 

 最終的に並行だけほぼ合わせる。横で立って見ていた整備担当者に「これで通りますかね?」と問うたら「微妙(無理でしょう)」との返事。まぁ、最終的にテスター屋に持ち込むことになるのでしょうし、警察に止められなければいいか。

 

 

 リヤウインドウのワイパーは結局見積りでは最後まで削られないままでした。途中で担当者がフロントから工場側に変わり、整備の手を動かした人が請求書を作ったことで請求書には上がりませんでしたが、仮に担当がそのままフロントの池澤さんで、コッチが気づかなければ・・・っていうのは言い過ぎですかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書いたけど、保留にしてある メモ

 当初見積りで、タイヤローテとタイヤ残り溝の確認、空気圧調整が共に\0で計上されているが「新品に交換してから1000kmも走っていないので必要ない、整備記録見てくれてないの?」と指摘したら12ヶ月点検が\22k安くなった。安く見せる方便なのか、沢山請求するための技なのか、どちらにせよ、工数に相当する請求は(隠れていても)立っているということですね。

 

 エンジンオイルとフィルターの交換は思いの外安い。オイル\1000/L*3.3L, フィルタ\1100、工賃\2640。

 

 ブレーキフルード交換は工賃が結構高い(\7150)のにフルード自体は思いの外安い(\2000/L*0.5L)

 

 給油リッドのバネ取り付けは取れた部品を支給したのに部品代が上がっている。何故? 問い質したら壊れていたから。????? だとしてもそれを言わずに勝手注文した上に捨てるなよ。工賃\1100は高いなぁ。

 と、思ったら部品はグローブボックスの中に入っていたし、壊れていなかった。おいおい!

 

 定期点検時に必要な洗浄パーツ(\3483、数量0.2)って何? 壱単位で\17kもする。

 

 

 

 

 従来沢山あった認証工場が指定工場に切り替わっていっている中、府中テクノセンターは稼働率を維持できなくなり、廃止となった。喜多見は未だ認証工場なので、指定工場に出すためのフロントエンドをやっている。現在の喜多見が出しているのは教育訓練施設として稼働している(指定資格持ち)工場。ただ、喜多見としても依頼を出しっぱなしではなく、帰ってきた車体の納品は喜多見で再確認をしている、とのこと。(だったら、スリップや光軸も見れるんじゃないの? と突っ込んだら、光軸は別の工場へ持って行っているんだって。)

 

 前回は交換した部品を「これだけ交換しました」って見せてくれて、その上で「捨てておきます」だったのに、今回はそれがない。

 

 

 ブレーキパッドの「少なめ」っていうのがどの程度なのかを確認したかったし、膠着していたボルトの状況も確認したかったが、一体なぜそうなったんでしょうかね。

 

 

 

PS 今回の学び

 光軸調整っていうのは点検記録整備簿に載らない整備なのである意味やり放題ってことなんだろうと思った次第。

 あと、テスター代高い!