様々なブログ等を拝見していると、理系の志望校の少なさを目にします。
例に漏れず、我が子も志望大学は、現段階では、国立大1本、私大1本と少な目です。
***
またしても、娘が「志望校に受からなかったらどうしょう」と小さく丸まってイジけていました。
(これ見よがしではなく、私にバレないよう静かにしているのだけど、逆に異様に静かなのでバレバレなのです)
実は、3月〜6月中旬の3ヶ月半に及ぶコロナ禍による長期自粛期間のときには、このようなことがよくありました。
正直なところ、親的には辟易していたのだけど…
またしても!!
この1週間ほど、学校もなく、予備校もなく、ただ一人でカフェ勉のみ。
どうやら、長期自粛とは行かないまでも、孤独な勉強がテンションを下げ、悲壮感を生むことになったようです…
なので、ちょっと気分を変えようか、と、二人で自粛後初のランチに出かけ、娘の気持ちを聞くことにしました…。
すると「絶対に○○大学(第一志望)に行きたいんだ」と。
なぜその大学が良いか、と、良い面を色々と話してきました。
そして、「○○大に絶対に行きたい、だから、もし合格できなかったら、浪人したい!」
と言い出しました。
つい先日まで、
「絶対に浪人は嫌だ」と言っていたのに!!驚愕
**
娘の志望する学問に強いのは、全国の国立大で「3校」のみ
都内私大でそれを強みとして押し出しているのは「1校」
加えて、娘は「総合大学」というのは譲れない。
(豊富な教養科目、文理や日本外国問わず多様な人(価値観)と出会いたい、という理由)
上記の理由で、自分の学科がメインキャンパスにあることも重要。理系がメインキャンパスから遠いなら、それは単科大と同じだと…。
この志望校の少なさからすると、娘の言うことも納得。
なので、普通に「いいよ」と即答してしまいました。
後から考えて、あれ、普通は却下すべきだったのか?と思ったりしましたが…。
夫に相談してみると、まあ、コロナで来年も授業がどうなるか分からないからいいんじゃないか、と。
そうか、浪人も有りうるのか…
と、途方にくれる、というのか、なんか呆然とした気持ちなり…。
国立一本です!という強気な理系男子さながらに新たなプランを考えないといけないのか…と漠然と思ったりしました。
***
でも、一晩明けて、冷静になって考えると…
いや、それはないな!!…と
勿論、国立一本や浪人がダメというわけではなく…
娘の場合、もし後期までやって不合格なら、もう一年やる!という気持ちには「絶対になってない」と思われるからです。
娘の高校は浪人生が少な目です。大体10%ほど。
それは、中1からゴリゴリに勉強してきて、前倒しの授業。高3ではすでに浪人生のような1年を過ごします。
(高3夏から本気で取り組みました!という部活にかける学校とは違います)
もう受験が終わったときは、出涸らしになっていると思うんですよね。
「もう限界いっぱいやった、これ以上は無理だ…」と。
娘の部活の先輩で、T大目指している方がいました。
校内順位も常に上位、合格確実と言われていたのに、不合格となりマーチに進学しました。
私なんかは、絶対に仮面浪人でしょ、と思ったのですが、その先輩は、そのままその大学で青春を謳歌していたのですよね。
もしかして、やるべきことは全てやった、もういい、と思ったのかもしれません。
娘もきっとそうなると想像できます。
その上、ほどんどの同級生が大学を楽しく謳歌しているときに、一人浪人で耐えられるとは思いません。
なので、国立一本ではなく、現在良い判定が出ている私大は、行きたくなかろうがどうであろうが手を抜かず、確実に取ってもらいます!
…と思うようになりました。
とりあえず、先のことは親が考えるので、本人は目の前のことに集中して取り組んで欲しいものです。
…とか言いつつ、倫理哲学にハマッている娘は、夏休みに「哲学プログラム」に参加するらしい。もはや理系じゃない。