12月は期末試験があります。

中間のときとは形相は異なり、今回の皆んなの必死ぶりは凄まじいようです。

 

そのためか娘も毎日必死で、まだ試験が始まっていないというのに、疲れすぎて勉強ができないと弱音も…。

持ちこたえられるのか…汗。

 

 

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娘の高校では、高2からクラスが文理に分かれます。

 

「理系クラスと文系クラスとでは別の学校と思うくらい雰囲気が違う」

という話を高1の頃から聞いていましたが、まさに、それが顕著になってきたようです。

 

娘の学年の場合(学年によって違う)、文系クラス(3クラス)、理系クラス(2クラス)、そして、文理混合が1クラス、という割り振りになりました。

 

娘は理系クラスで、T大、医学部、難関大志望も多め。

そのせいか、『休み時間や昼休みも常に勉強』『ひたすら勉強』です。

 

文系クラスは休み時間は勉強している子は一人もおらず、皆んな楽しくはっちゃけているそうです(笑)。

(勿論、T大や難関大志望も多いんですけどね。数3があるかないかの違いが大きいのかな?)

 

文理混合クラスでは、理系の子が、文系がうるさくて勉強に集中できない、と不満を爆発させ…。

 

文系クラスの子は、理系クラスの雰囲気が怖くて教室に近寄れない、と言い…。

なんか凄いことになってます…汗。

 

 

娘が高1前半の頃、医学部志望組など周りの勉強への必死な取り組みを見て、

「折角の楽しい高校生活のはずなのに勉強ばかりなんて辛すぎる!」

と、かなりのプレッシャーを感じていました。

 

勉強だけでなくもっと遊びを優先したい、でも、周りが必死に勉強しているのをみると、やらなくちゃいけない気持ちになる、といった心境でしょうか…。

 

 

それがそれが、高2になり…

「今のクラスの雰囲気がすごく良い!!」

と言うのです。

クラス替えしないで欲しい!と願うまでに。

 

「今の皆んながモーレツに勉強を頑張っている雰囲気が心地良い!」らしい…。

 

いやー、変われば変わるものですね…(笑)。

 

 

 

 

学校選びのとき世間でよく言われるのは…

 

「環境は重要。子供は周りに影響されるので、勉強するのが当たり前の雰囲気があるほうが良い」

というのがあります。

 

私自身は、それがあまりピンとこず、勉強する環境ではなく崩壊しているのはナシ…だけど、まあ、必死に勉強する子もいるし、はっちゃけている子もいるしでOK。

基本、中学受験させる親は教育熱心だし、最後には帳尻あわせてくる、なのでそこは特に気にしない、と思っていました。

 

ただ、娘の様子を見ていると、

「勉強熱心な子が多いほうが居心地いいんだね、環境ってとても重要なんだね」

ということに初めて気づかされました。

 

やたら「環境環境」と言う親たちの気持ちが、初めて分かった気がしました。

 

 

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その一方、別な面も気づかされました。

その環境が居心地が良いとは思わない子もいる…ということに…。

 

実は、高校になってから学校を辞める子がちょこちょこ出はじめたんです。

特に、高2の11月が辞めるのには最後のタイミングだそうで(内申の面で)、通信高校へ移る子が数名います。

 

娘の学校は、中学から高校にあがるとき制約なしで全員があがれます、そして、留年もありません。

(高校にあがるタイミングで辞めたのは4名だけでした。更に上の高校を目指して辞めた子も含みます)

 

なので、もう少し頑張れば、という気持ちと、もっと早く決断しても良かったのでは、という気持ちが入り混じり複雑な気持ちになります…。

 

結果論ではありますが、中学から高校にあがるときに転校した子が英断だったようにも感じてしまいます。

 

 

実は、我が子は一般的ではない方法で受験しています。

中学受験塾の先生からは、入学してからついていけなくなる、と言われたことも。

 

なので、内心ずっとヒヤヒヤしていたんですよね…。

この学校が合わないと思ってしまうことが怖かったんだと思います。

 

勉強では確実に上位はキープできないだろうから、娘の得意とすることを伸ばしていきたいと思っていました。

それが、今、現実となり、自信もつけることが出来、そして、予備校をうまく活用し、勉強もうまく軌道に乗せることができています。

 

 

以前、娘にこう言ったことがあります。

「今、数学ができているのは、ママが早めにあなたに合う良い予備校を探し出したからだよね、ママのおかげでしょ」と。

すると、娘は、

「いやいや、私がその予備校で頑張ったからだよ!私のおかげだよ!」と。

 

その言葉を聞いたとき、本当にそのとおりだと思いましたね。バカなことを言ってしまったな、と反省しました。

 

それは親の努力ではなく、勉強好きだったり、好奇心旺盛で物怖じせず、挑戦好きだった娘の頑張りに尽きます。

 

 

今、娘は良い状態にあるけど、さもすれば、そうじゃなかったかもしれない…。

辞めていく子たちとは、背中合わせというのか、表裏一体というのか…。

つまり、他人事とは思えないものがあるのです…。

 

そして、理系を選んだものの数3が出来なくて、高3からの進路変更に悩む子たちもいました。

もしかしたら、この学校ではなく、もっと進度が遅い学校だったら、うまく波に乗れ、勉強もできるほうで、自信がついていたかもしれません…。

 

 

娘がこの環境に合っていたのか、合わせていったのかは分かりませんが…汗。

現時点では、合っていた、と思うことが出来ているのは幸いです。

娘の頑張りに感謝するしかありません。