まず先に、私の『ラスアイ、よろしく!』団体行動編(?)の番組評……。

 

 

 番組としては、前回と今回とで大きな事件(?)が起きて、面白く(興味深く)なったと思いますが、メンバーが身を削って、というか身を削られて番組を面白くしているようで、その事が不快です……。

 

 

 映像作品たる物、たとえ “ドキュメント” のカテゴリーであってもヤラセは当たり前なのかも知れませんが、映像上の話の流れを見ていても番組制作サイドが話の流れに深く関与しているのは明らかなのに、映像(ナレーション)上はその存在は消されており、“清原監督対メンバー” の構図のみ映し出しています。

 ……まあそこは、今回の企画の宣伝文句にも「アイドルvs77歳名物監督」などという記述が有るくらいだから、“清原監督対メンバー” (“メンバー対清原監督” ?)の構図を前面に出したい! という狙いくらいは分かりますが、視聴者に事実誤認・誤解させてしまうような “演出” は、とても納得出来るものではありません。

 

 視聴者も、今回の長月さんの言動に対して非とする人ばかりか是とする人も、あまりその辺りのところを考慮していないと思しき意見が多い事は残念です。

 もっとよく見て、よく考えれば「この話の流れはおかしい!」と気付き、「では本来どのような話の流れだったのだろう?」と更によく考えれば、真相にたどり着けないまでも少しは番組を見た印象も変わって来るでしょうに……。

 

 まあ、番組制作サイドの、「視聴者に事実誤認・誤解させてしまうような “演出”」が悪いのか、それを見抜けない視聴者が悪いのか、今はその議論はしませんが、そのどちらも、とても疑問に思うところです。

 

 

 

 

 次に、私の清原監督評……。

 

 

 ……と、その前に、私の指導者・教育者の評価方法。(概ねですが……。)

 主に学校の先生をイメージしています。

 トップアスリートやプロの選手に対する監督・コーチなど、指導相手に結果を出させる事が第一の評価基準となる指導者は除く。

 よって、出した結果……全国優勝させた、などは、評価の対象にはしません。

 あくまで指導の過程を見て、評価します……。

 

 

 私は指導者・教育者としての清原監督を全くもって評価しません。

 

 1日、長い時間指導しているであろうにオンエアではその中のほんの一部分しか流れないので、実際にはもっと、私でも評価するに値するような場面も有るのかも知れませんが、オンエア上に無く、想像する事も出来ない事には評価のしようが無いので……。

 

 

 私が指導者・教育者としての清原監督を評価しないポイント。

 

 

① まっ、学校の先生に有りがちですが、「(俺の言う事が)何で分からないんだ! 何で出来ないんだ!」という感じのところ。

 教わる側が、聞く耳を持たないとかやる気が無いとかならばともかく、教わる側が一生懸命に聞いているし、一生懸命にやっているのに、分からない(伝わらない)、出来ない、という事は、専ら指導者側の伝える能力、教える能力不足のせいであろうと思います。

 自分の能力不足を棚に上げて、責任を教わる側に擦り付けているのであって、とても職業指導者(職業教育者)のする事ではないと思います!

 教わる者に伝え、教え、習得させる事が指導者・教育者の仕事であろうに、それが出来ないのならば、根本から “仕事をしていない指導者・教育者” という事になってしまいます。

 

② 今回のオンエアの中で言うと、(これまた、オンエア上では出て来ていないだけで、実際にはちゃんと指導されているのかも知れませんが、)「(横を)揃えなさい!」とか「勝手に歩かない!」とか「ダメだダメだ! やり直し!」とか言っているが、「どこをどのようにして、横を揃えなさい!」とかもっと具体的に、「これこれこのようにしてやりなさい! そうすれば出来るから……。」というような、その指導者ならではの指導テクニックを駆使して習得させない(指導テクニック自体が無い)のならば、極端に言えば誰にでも出来る指導であって、わざわざその指導者に依頼してやって貰う必要もありません! (勿論、現実的のこの競技(?)の指導が出来る(指導経験が有る)指導者が、国内に他にいるのかどうかも知りませんが……。)

 

 特に今回は、期間も短く実質的な指導(練習)時間は更に短い訳だから、余程そういった指導テクニックを駆使して、短期間、短時間で習得させて貰わなければ困るというもの……。(もしも指導テクニック自体を持たないのならば、もうお手上げ……、どうにもこうにもしようもない指導者です。)

 

③ 今回一番、清原監督に「指導者(教育者)なんて、今すぐ辞めちまえ~!」と言いたくなるポイントは、長月さんに対して(関して)の対応です。

 

 これは先程の “番組評” で言っている事と関連しますが、オンエア上は何故か突然、清原監督が長月さんを呼び付けて、話を訊く感じになっていますけど、実際には、フツーに考えて、清原監督が番組制作サイドの人間から、「長月が何か不満が有るようなので、話を訊いてやってくれ!」と要請(というか指示?)されたので、それに従ってその通りに長月さんを呼び付けて、話を訊く形になっていたのでしょう。

 

 長月さんは自分の正直な気持ちを、一生懸命に伝えようとしたと思います。

 しかし私から見ても、決して旨く説明は出来ていなかったと思います。

 実際、清原監督は理解出来ていなかったようですが、逆に、「ラストアイドル」と「バンドワゴン」の成り立ちやら、長月さんの心情やらを、全く事情を知らない人に旨く説明出来る人がいるのでしょうか?

 

 さてここで清原監督は、どうも自分の知らない(理解出来ない)世界の話だ、という事には気付いたようでした。

 ところが、その点には気付きながら、この事案を一般論(通常用いている自論)を振り回して処理してしまいました。

 本来ならば指導者・教育者たる者、自分の知らない(理解出来ない)世界の話だ、という事に気付いた時点で、この事案は一般論(自論)では処理出来ない(してはいけない)ケースであるという事に、気付かなければならなかったと思います。

 

 この後、清原監督はオンエア上で有ったような言動を取る訳ですが、全くもって間違っています!

 本人に全くそのような気持ちが無かったにしても、結果として清原監督のした事は、皆の前で長月さん一人を吊し上げて、指導者によるパワハラ、いじめを行った以外の何物でもありません!

 感情的になった?!

 そりゃ、指導者・教育者だって人間ですから万に一つも感情的になってはいけないとは言いませんし、良いも悪いも、実際感情的になってしまう事も有るでしょう。

 それでも、まあ指導者・教育者として、許される範囲の事と許されない事とが有ると思います。

 でもあれはやっちゃダメな方でしょう!

 指導者と指導を受ける者の立場は、少なくとも日本では圧倒的に指導者の方が力が強いのですから、あれは全くもって指導者によるパワハラ、いじめです!

 そんな事をしてしまう人を、私は絶対に指導者・教育者としては認めません!

 

 ではあの場合、清原監督はどうすべきだったかと言うと……。

 

 そもそも、自分の意思では無かったにしても、まず長月さんから彼女の気持ちを訊いた訳ですよね?

 (長月さんも、LaLuceのメンバーと話がしたいと言っていましたが、)何故他のメンバーには「あなた(達)はどう思っているのか?」と訊かなかったのか? 聞く耳を持たなかったのか? と思います。

 (個別に呼び付けるのではなく、皆の前に行った時に、)まずはその、LaLuceの他の4人に訊き、そして他のメンバーにも訊いてみるべきだったのではないでしょうか?

 或いは、(貴重な練習時間を潰したくは無いでしょうが、)5分なり10分なりを与えて、「皆さんで話し合って下さい。そして皆さんで、バンドワゴンを歌うのか、中止するのか決めて下さい。」としたら良かったのではありませんか?

 これらの事をすれば、長月さん一人を吊し上げて、指導者によるパワハラ、いじめの形になる事を回避する事は出来たはずです。

それが出来ない人を、私は断じて指導者・教育者として認める事は出来ないのです。

 

 

 

 ただ、清原監督が感情的になった、という理由は、私には単に長月さんに対して腹を立てたというよりも、もともと「バンドワゴン」を使ったパフォーマンスをして欲しい、という番組制作サイドからの要望(指示?)でやり始めたのに、何やらメンバーからごちゃごちゃ言われて出来なくなってしまったではないか? という番組制作サイドへの、「話が違うじゃないか!」という怒りのようにも思えました……。

 

 

 

 それと、清原監督に対して、指導者・教育者としては全否定的な私ですが、あくまで指導者・教育者としては、という話であって、人としての清原監督を全否定などしてはおらず、人間性、人柄はそれなりに評価しています。

 

 

 

 

 

 長月 翠さんの言動について……。

 

 

 まず、“プライド” という言葉(単語)について……。

 少なくともオンエア上、長月さんは “プライド” などという言葉は使ってません!

 使っていたのは清原監督とナレーション上だけです。

 長月さんが言っていない事(言葉)を取り上げて、長月さんが批判されています。

 

 

 オンエア上は無くとも、もしかしたら長月さん自身も “プライド” という言葉を使っていた可能性は無くはありません。

 だったとしても、“プライド” という言葉とはちょっと意味合いが違うものなのではないか、と思います。

 

 

 嫌な事、納得の行かない事をしなければならなかったり、理不尽な扱いを受けたりする事は世の常で、どこの世界でも当然有る事ではありますが、(その世界に詳しい訳でもない私が言うのも何ですが、傍から見た限りでも、)芸能界、特にアイドル業界ではそういった事が顕著だと思います。

 “ラストアイドル” の座を勝ち取ってから長月さん(他のメンバーも)は、「話が違う!」とか「それはおかしい!」とか、納得の行かない事が多々有った事と思います。

 それでも結局のところ、アイドルに上(運営・所属事務所)からの指示・決定事項に対しての拒否権は事実上無く、言われた事に従うしかありません。

 本人達も、納得の行かない事に言いなりにならざるを得ない中で、「自分達はただの操り人形か?!」という思いに駆られる事も有るでしょう。

 

 彼女達は特殊な世界に身を置いています。

 ともすれば、自分が自分である事が判らなくなってしまうような激流の中で必死にもがいています。

 

 自分の意思に反して運営・所属事務所の言いなりになるしかない中でも、「私は私なのか?」「アイドル長月 翠は本当に長月 翠なのか?」そんな自問をしながら、自分が自分でいられるよう、自分自身を見失わないよう、自分自身(のアイデンティティー)を守る為の唯一の、自分にとって譲れない意思(心の支え、最後の砦)として、「バンドワゴンは、他の人に歌われたくない(歌わせない)!」という思いを持ち続けているとすれば、それは有っても無くても良いような “プライド” などという物ではなく、芸能界で生きて行く為のもっと切実な事……、喩えるなら激流の中、少女がその激流に飲み込まれまいと、必死に “何か” にしがみついている状態……の、そのしがみついている “何か” だと思います。

 たとえそれが一般的な正論であったとしても、その少女に「これこれ、お嬢さん! それにしがみついていてはいけませんよ!」と言って、力ずくでもしがみついている “何か” から、少女を引き剥がそうとするのですか?

 私にはとてもそんな事は出来ません。

 今、その “何か” (「バンドワゴンは、他の人に歌われたくない(歌わせない)!」という思い)から無理やりに引き剥がせば、彼女は激流に飲み込まれて自分自身(のアイデンティティー)を失ってしまうかも知れません!

 仮にその思いが間違っている物だったとしても、今は、今は……! 彼女から取り上げてはいけない物だと思います!

 今、彼女のこの思いを尊重してあげる事は、大袈裟に言えば人命救助的行為なのです。

 

 

 世の中、正論だけで旨く行く訳ではありません。

 だから、仮に清原監督の言う事が一般論としての正論であったとしても、それに黙って従う事が最善の事とは限らないのです。

 

 
 
 ……次回予告で、LaLuceメンバー(鈴木さんでしたか?)が、「どうする?」とか言っているシーンが有りましたが、単に「皆のいる所へ戻ろうか?」と言っているだけでしょうか?
 それともLaLuceメンバー5人の気持ちが確認出来た事で安心し、もう一度「皆でバンドワゴン」をやろうか? という気持ちになっていたのでしょうか……?
 
 もしもそういう流れになるのならば尚更、清原監督はメンバー間で話し合わせるべきだった、という話になりますが……。
 
 
 
 
 
 
 最後に、少し余談になりますが……。
 
 前回の安田 愛里さんの引退騒動(?)、そして今回の長月さんを見て、たらればになりますが、「LaLuceに吉崎 綾さんが残っていてくれたらなあ……。少しは違ったんじゃないのかなあ……。」という気持ちになりました。
 
 LaLuceから突然、吉崎 綾さんと古賀 哉子さんという年長の二人が卒業してしまった時、私は「LaLuceは大丈夫か?!」と心配になりましたが、直後のAbemaでのプロデューサーバトルを見ると、二人が抜けた穴を感じさせないような様子だったので、取り敢えず安心したのですが、やはり精神的支柱を失っていた事は大きかったのかな? と思いました。
 
 いつも近くで、笑顔で「大丈夫だよ!」と言ってくれるお姉さんがいたら、自分も「大丈夫だ!」という気持ちになれるでしょうからね……。
 
 吉崎さんも古賀さんも、たまにLaLuceメンバーの事をツイートしたり、メンバーと絡んだりしています。
 「ラスアイ、よろしく!」も見てくれているとは思いますが、前回、今回の事は、少なくとも公開の場では一切触れていないようです。
 でも恐らくは心配して、個人的にはメールを送るなり電話するなりはしてくれているとは思います……。
 
 
 ……本当にたらればになってしまいますが、二人が残っていてくれた場合には、ラストアイドル内でのLaLuceの存在感など、違った結果になっていたのではないか、と思う事が今になっていろいろあります……。