何度か書いていますが、以前は熱心な中央競馬ファンで、札幌競馬場に入り浸っていたワタクシ。
ただ、中央をやめてしまった今となっては、特段に魅力的な場所ではなく、昨年も一度行っただけ(一年早いねー)。
それでも、今年7月には函館競馬場も久しぶりに行ったし、札幌も見学に行こうとは決めておりました。そう思いながらも最終週になってしまいましたが(^^;

 



自宅から自転車で行けるくらいの距離なのだが、のんびりと11時頃に到着。
まぁ予想通りではあるが、混み混みの場内。

 


私は回数で言えば、そりゃあ改装前のほうが多く行ったことがあるのだが、新スタンドグランドオープン日も、ちゃっかり現地にいた。証拠画像(^^;

 


その時は、初日だもの、混むのは当たり前と思っていた。
だが、翌年、さらにその翌年と、あくまで感覚的にだが、落ち着くどころか混雑度が増す一方。
札幌に住む競馬ファンが急に増えたのか? と思えるほど。

現在の状況からは信じ難いかもしれないが、改装前は重賞のない土曜なら、1Rが終わった後の時間に行っても、普通に指定席に入れた。
開幕週と札幌記念の日だけは混んでいたが、そのほかの日であれば、ストレスを感じずに快適に過ごせたものだ。

それが改装後は、毎日が記念デー状態(-_-;)
そんな急にファンは増えない。キャパシティが変わっただけ。
9時に競馬場に着くようでは明らかに出遅れで、自由席の確保をできるのは、開門前からの行列に加わった者のみ。
まぁコース前の芝生に座り込むとか、「もいわテラス」のどこかに腰掛けるとかは可能だが、晴れれば暑いし、雨が降ったらどうするのさ。
馬券を買うにも穴場が遠く、そこだって行列ができている。

なーんて書いてみたけど、事前に指定席をネット予約して、座ったままスマホで馬券を買えば済む話か。
今はそういう時代みたいだね。



ただそれにしても、リニューアル初日から感じていたことだが、現在の札幌競馬場はデッドスペースがなさすぎる。どこに行っても人が多い。
以前は、どんなに混んでいても、ここなら落ち着いて座れる、という場所があった。たとえコースや穴場から少し遠かったとしても。
函館を訪れた際も、たしかにメインスペースは混んではいたが、少し場所を変えれば、直射日光を浴びずに座って一休みできたものだ。

札幌は、それができない。
全体にだだっ広くて、スタンドのコース側だけでなくパドック側の発売エリアにも多くの席があり、屋外にも置けるかぎりのベンチがあった改装前は、できていたのよ。
ファンの立場からすると、時に有難かったのだが、主催者側が、それを無駄なものと判断したのなら致し方ないかな。
裏を返せば、改修前が良すぎたのだろう。
文句ばっかり言ってるみたいだけど、パークウインズ時も含めれば数百回は入場門をくぐっている競馬場なので、それだけ思い入れが強いということでご容赦ください(^^;

 



4階で行われていた特別展示、「勝馬投票100年の歩み」を見学。
この手の展示ものは結構好き。

 


私が馬券を買える年齢になったのは馬連発売開始後だが、子供のころから競馬新聞は見ていたので、単枠指定はたしかな記憶として残っている。

単勝と複勝と枠連しかなかった当時は、枠連という言葉すら使われずに、連複あるいは連勝式と言っていたはずだが、馬ではなく枠が走る感覚は、現代からすると、かえってバクチ色の強いものにも思える。
ちなみに、フルゲートが10頭のばんえい競馬でも、枠複と馬複が併売されており、同じ組み合わせなら枠複のほうが配当が高くなるケースも結構ある、というのはよく知られた話だが、枠複を一度廃止したことがあるのはご存知だろうか。
2011年8月、三連複および三連単を導入したタイミングで枠複を廃止、9頭以上の競走でも枠複を発売していなかった。
それが2015年4月のワイド導入に合わせて枠複も復活したのだが、ばんえいは三連単よりもワイドのほうが導入が遅かったこともわかる。
中央は、馬連→ワイド→馬単&三連複→三連単の順に増やしたが、
ばんえいは、馬複&馬単→三連複&三連単→ワイド(&枠複復活)と、少し違う。
などと改めて見返していたら、中央のワイド発売開始時に、小錦がキャンペーンキャラクターだったことを思い出してしまった笑(古~い)
それはともかく、ばんえいに関しては、べつに枠複はなくてもいいような気はするけど。



訪問記を書くつもりが、非生産的な昔話が多めの記事となってしまいましたが、なんと次回へ続きます(えっ?!)。
じつは目の前の競馬や馬より見たいものがあって訪れた次第で。
詳しくは次回に書きますが、もっと古い話が増えるかもね~。