ハロンズ釧路を出て、次に向かうは網走場外発売所(アプスポット網走)。
六時間半かけて釧路まで来て、滞在時間は40分程度。
まあ仕方ない。今回はそういう旅だ。
ほぼ中間地点、弟子屈(てしかが)のあたりで、日が落ち始めてきた。
おっと、輓馬場!?
看板に誘われ、細い脇道を進んで行くと……。
薄暗いくせに逆光で、私のスマホでは見にくい写真しか撮れなかったのだが、スターティングゲートと二つの山があるのが、おわかりになるだろうか。
草ばん馬のレース場。
そういえば「摩周湖ばん馬大会」って聞いたことがあるな。ここでやっているのか。
私は、草ばん馬というものを一度も見たことがない。
理由は単純で、ばんえい競馬の開催日に行われているから。
一度は行きたいなと思いながらも、帯広を優先してしまう。
もっとも、昨年は草ばん馬大会が軒並み中止となってしまったわけだが。
それにしても、まさか今回、こういった形で草ばん馬の会場を初めて見ることになろうとは、思ってもいなかった。
これが旅の面白いところだよね。
(2019年の模様を伝える動画を見つけたので貼っておきます)
国道に戻り、改めて網走へ向かう。
15分ほど車を走らせたところで……。
さらに暗くなっているので、ここも写真ではわかりにくいが、食事中のお馬さんがいっぱい。
車から降り、少し近づいてみる。
この二頭は親子だろうか。
スマホで写真を撮る不審者の姿に気付いたのか、トコトコと近寄ってきた二頭。気になるよな。ゴメンな。
川湯パーク牧場。
先ほどの「摩周湖ばん馬大会」の動画内で、主催者として紹介されていた長谷川義信氏が経営している。
乗馬体験などができる、いわゆる観光牧場ではあるが、ばんえい競馬にも生産馬を送り込んでいる。
ここの牧場では、軽種の牝馬に重種の牡馬を付けることを昔から行っており、生産馬であるホクショウサスケ、ホクショウマックス、ホクショウモモの兄妹には(何代も前だが)サラブレッドの血も流れている、というのは有名な話。
楽しい寄り道をしてしまったぶん、網走へ入る頃にはもう真っ暗。
目的地であるアプスポット網走は、本日の宿から歩いて行ける場所にあり、まずチェックインを済ませる。
札幌を出発してから約10時間。釧路を回ってくると、これくらいの走行距離になってしまう。
いよいよ、アプスポット網走へ。
2010年9月開設。
アーケードの下に店舗の入り口が並ぶ、昔ながらの商店街の一角にある。
商店街全体の名称が「アプト・フォー」。そこにあるアプスポット。発売所名は公募により決められたらしい(アプはアイヌ語で流氷の意味)。
これは旭川競馬場かな? 勝ったのは、細川弘則の5番か、尾ヶ瀬馨の7番か。今から十数年前のばんえい競馬。
上の5枚の写真は翌日に撮ったもの。
夜に行くと、周りの店がシャッターを下ろしている中で、外の歩道まで漏れる照明が目立ち、すぐに場所がわかった。
外観からある程度想像できたが、非常にコンパクトな造り。直営場外の中では、床面積が一番狭いのではないだろうか。
先客二名。そこから一人去り、私とこのオヤジさん↑の二人きりになってしまったw
三連単が導入されたのは、2011年のこと。
それからずっと貼りっ放しなのだろうか。べつにいいけど。
知らなかったが、浦和に網走市出身の騎手がいるんだね。
すぐに覚えてもらえそうな、なかなかインパクトのある名前。
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さぁ、問題はこれから。
引き続き佐賀競馬に挑む。
この日の佐賀は12レース制。10レースの発走前に着いた時点で、もう最後まで居座る気満々だったw
謙虚に複勝の気持ちはどこへやら、馬複に切り替えた10レースは、全然惜しくもない1着3着(-"-)
今回は各発売所で馬券を買うことを自分に義務付けている。
お金を落とすことが重要なのであり、当たり外れは関係ない。初見で勝てるほど甘くない、と思うくらいの馬券キャリアもある。
でも、買うからには真剣勝負。二つ外して俄然闘志が湧いてきた。
絶対当てたると気合十分に次の11レースの出馬表を見つめる。
距離900mのスプリント戦、12頭立て。
……えっ、頭数多くない?(ばんえい脳)
出端を挫かれそうになりながらも、スマホを縦にし横にし、タップし拡大し……を繰り返しながら検討に没入する。幸い、周りは静かだ。
【テンに速い(3)モーモーブラックがこの条件ならスピードで圧倒。距離は短いほうが合う(8)シゲルテンチョウ、距離微妙も力ある(2)シゲルチョウサヤク、九日厩舎の同馬主二頭が本線。穴で狙えば叩いて絞れた(6)リンノテセウスか】
ほら、それっぽいこと言えるくらいになったw
最終も当たったよ〜 馬複やっすww
不思議なもので、ばんえいなら3倍の馬複なんぞ最初から見切ってしまうのだが、今日は当たればそれだけで舞い上がる。
うんうん、素直に喜ぶ純粋な心はまだ残っているようだ(賭金に濃淡をつけてるあたりはヤラシイが(^^;)
まぁ、たまにやると平地競馬も面白い。十分に楽しませていただきました!
コンビニで酎ハイと惣菜を買って宿に戻ったが、飲み始めても普段より酔いが回るのが遅かった。
いつもと違う思考回路を使ったせいで、脳が興奮していたのだろうねw
さぁ一晩休んで、次は北見へっ