最初は、お遊びで始めたオリジナル書体作りも、行雲、海燕(一字有り)、流水、風波(一字、略字有り)、風花、勝仙好、光影、古今、風彩と作りました。
中将棋の字母も2種類作りました。
そしてもう一つ追加出する書体がこちら。
書体名は、『薄明光』(はくめいこう)にしました。
薄明光線と言うが、天使の階段とか、ヤコブの梯子と言う自然現象で、雲の切れ間から、光が射すなんとも幻想的な光景の事です。
書体としては、幻想的とは言い難い文字ですがそれを当てました。
最近は、どちらかと言えば、伝統的な書体が好きなのですが、あえて形を崩してみた書体。
アイデア書きの時は、ちょっと変かなと思いましたが、出来上がってみると案外悪く無いと思います。
字母は、終わりが無いと言いますか、見る度に修正したくなる箇所が出て来ます。
紙に印刷して見たり、画像にしてスマホで見たり、あえて、時間を置いて見たり。
しかし、最後は、こんなものかぁとなります。
字母の制作の工程は、まず、アイデア書きをします。
本当に雑ですが、創作系の書体のアイデア出しならばこのくらいでもOK。行雲や流水は、自筆系の書体でしたので、もう少し丁寧に、そして大量に書きました。
何も無い画面を見て居てもアイデアも出ませんので、文字の作りやアウトラインはやはり書いてみないと出て来ません。
いろいろ書いて居ますと、これは行けそうと言うものが有ります。
その一文字から、他の数種の文字も雰囲気を合わせて書いてみて、良さそうならPCに取り込みます。
PCへの取り込みは、スマホで写真を撮って持って来ます。
スキャナーよりも解像度が高いので、例えば、紙の字母紙をいただいた場合も、スキャナーで画像化せずに写真を撮って取り込みデータ化します。
後は、PC上で修正を加えながら作ります。
筆で書いたものは、雑ですし、自分の癖などが出てしまいますので、修正とアレンジなどを行いながら。
余り良くなかったら、その文字だけもう一度書いて取り込み作成してと言う工程を繰り返します。
字母のデータ化もひと段落ついて、あと数種類さと言う感じでしたので、オリジナル書体を考えてみました。
如何でしようか?