第13作は、初代光匠書。
NHK杯などのテレビ棋戦でお馴染みの一字書体です。
今回は、依頼を頂き作成致します。
尚、天童佐藤敬商店様には、作成の許可を頂きました。誠にありがとうございます。
字母を作成する時には、いろいろ悩みました。
参考とした駒は、少しづつ違いがあったり、また、角などに丸みを付けず直線的にするかしないか などです。
最終的には、現行の意匠にして、この書体の良さを損なわず、私らしさも出せる。
そんな字母を目指したつもりです。
恒例の、はじめの一歩
木地は、依頼主様から大振りの国産黄楊との要望でしたので、島黄楊の柾目にしました。
今回お願いした木地師様は、いつも揃いが良いので、特別に厚みを増して作って頂きました。
届いた木地が思いのほかに良かったので、追加でもう1組頼みました。
今回も、ゆっくり丁寧に作りたいと思います。