今日も必然的に仕事へ行く為に定時起床


いつもと同じようにベーカリーを食して戦闘スーツに身を固め車へ向かう







あれ?




鍵…






どこだっけ…








あ…




昨日実は母親とディナーへ行ったのだが

その時家の鍵を閉める為に自分の鍵を使ったのだ




その鍵を母親の車に置いたままにしてしまったのだ



母親は7時に家を出て行ってしまった


終わった…




出勤時間まで残り15分

職場まで車で行くとジャスト15分




無理でしょー(笑)






方法を考える





バス?





いや、待ってる間に遅刻するしバスは怖いから乗れない

お金の払い方知らないし(笑)



ならタクシー?





VIPすぎるだろ…




ばぁちゃんだ!







あ、免許ないか…














チャリ?(笑)





キター('∀')ー!





チャリに駆け寄る

スタンドを下ろす




ハイ、空気ない!




エアーポンプを探す





約5分後






倉庫から発見





筋番を思わせる手早い上下運動




補充完了






チャリを勢いづけ一気に飛び乗り、ついにここからチャリティタイムトライアルが始まりました!


まずは、長い下り坂!



勢いに乗っているBAN選手には障害物に含まれないようだ!


下り坂を味方にし、車以上のスピードが出るー!




さぁ、下り坂を終わるとすぐ交差点を左に急カーブだ!




一歩間違えれば事故間違いなしだろう!



だが野生児出身BAN選手!




そんな下手はこかないだろー!



さぁ残り10メートルでカーブだ!



さすがにBAN選手!



ブレーキをかけずにカーブを曲がるつもりか!





いやー!



どうやらブレーキが効かない模様だー!



さぁ、どんな小技を披露するのかーー!?






おっと、大胆な行動にでたー!






左足を地面に擦り







ここは必殺左足軸ドリフトだー!!!





決まったー!!





手に汗を握ってますねー山下さん?



山下:そうですね、やはりあのカーブはBAN選手でも少しビビったようですね、川島さん?





川島:あー、そうですか


さぁ、中継を続けます!




さぁ次は緩やかな長い上り坂だ


案外ここは負担が大きいんですよね、山下さん?



山下:そうですね、やはりレース始まってすぐに上り坂は嫌がらせですねー、川島さん?




川島:あー、そうですね



おっと!BAN選手、やはりここも気合いを見せたー!

上り坂を立ち漕ぎせずに真顔でスイスイと進んでいきます!


まだまだ体力は衰えていないようだー!



さぁ、坂を終えると次はトンネルだ!


歩行者用スペースがほぼない状態で無事トンネルをこえる事ができるのかー!?



山下:やはり地元ってこともあり怯えて走るどころかタバコ吸いながら悠々と走っていますねー




川島:ハイ、ありがと


さぁ、トンネルをこえると再び下り坂だ~!

だが先程とは違います!




道が二択になっています!


左は道は広いがガタガタ道で、電信柱が障害物で何本もたっています!

右はトンネルと同じ幅しかない通路で 赤信号で車が止まると身動きが取れなくなりタイムロスに繋がります!


さぁ、BAN選手はいったいどちらを選ぶのかー!?





山下:いや、ここは間違いなく左が無難でしょう。

右はデメリットが大きいですからね




川島:と、思うやろ?


BAN選手は勿論期待を裏切り右を走り始めたー!!


どうやら信号が赤になるタイミングを把握しているようだー!

ただ者じゃないぞー!BAN選手ー!



山下:まぁたまにそういう人もいますよね




川島:たまにな。

さぁ難無くクリアしたBAN選手は住宅街エリアに突入!



ここは時間を縮めたいところ!



さぁBAN選手が立ち上がったー!



出るか出るかー!?
立ち漕ぎかー!?






おー!なんとジュースの自動販売機の前で止まってMatchを買ったー!



山下:喉が乾いたのでしょうね?


川島:見たらわかるて


さぁ少し口に含んだままチャリを再び発進させましたー!


ここは少しタイムロスに繋がりましたねー山下?



山下:だって飲みたかったんだし仕方ないよ



川島:もうお前帰れや


さぁ、住宅街を抜けてシーサイドロードに差し掛かります!

ここからは精神的に辛い同じ景色がずっと続く道デス!
BAN選手どうでるのか~!?




山下:僕もう帰った方がいい?



川島:おつかれー


おっと、BAN選手大胆な行動にでましたー!

農家の人の敷地内を優雅に走り抜け
シーサイドロードの走行を止めました!

どうやら中道を選んだようでつねー!




山下:噛むなよ



川島:っさい




さぁ、残り1キロをきりました!


職場まであと少し、ここで一気にタイムを縮めたい!




おっと、再びタバコを吸いはじめたー!


どうやら急いでいないようだー!



大丈夫なのかー?!



山下:別に僕ら関係ないし、ほっておけよ



川島:お前の嫁蹴散らすぞわえ



さぁ最終Point、ここをまっすぐ突き進めばゴールです!

おっと、目の前は赤信号です!


なんとゴール目前でタイムロスは辛い!!






ああーーーっと、BAN選手!
和歌山市で最も交通量の多い国体道路をチャリで信号無視をしたーー!!




最後の最後までやってくれました!!



さあタイムカードを打ち込めばタイムトライアルは終わりです!!


チャリを置いて事務所まで走る!



ってか今更走るかー~!





流石はBAN選手、どんなに急いでいるときもみんなに笑顔で挨拶をする

やっぱり違いますねー!


山下:いや、一般社会では当たり前だろ




川島:ハイ、タイムカードを打ちましたー!


さぁ到着時刻は…





10時3分!



おしい!!
が、早過ぎるだろー!!

車より早い!




凄すぎるーー!!!






といった出勤時の出来事でした。