$バンド-NUTSのブログ

近年のロックンロール・リバイバルを蹴散らす、新感覚アコースティック・パンクバンド!!


TOKYO SICKS

洋輝(Vo/Acoustic Guiter)
神田鉄也(Vo/Acoustic Guiter)
王子(Up-right Bass)

http://tokyo-sicks.com/

みんなで踊って騒げるパーティー・ソングとしてのロックンロール・リバイバルが流行しているが、そろそろ飽きませんか?もちろんロックンロールで踊って騒ぐのは大好きだけど、20代半ばの私からすると正直古くさいし、新鮮味が感じられなかったりする。そんな不満をブッ飛ばしてくれるのがこのTOKYO SICKS。
メンバー全員関西出身で、2007年に東京で結成。アコギ、アップライト・ベース、カホン(サポートメンバーが務める)という、一見ジャズバンドのような編成だが、彼らが鳴らすのはパンク精神みなぎるロックンロールだ。
アコギとは思えない音圧でかき鳴らし、アコギならではの哀愁が漂う、オリジナルのロックンロール。それだけでも十分、他のリバイバルバンドとの差は明らかだが、さらに、彼らの曲にはパンク魂がある。世の中への不満や疑問をストレートにぶつける飾り気のない歌、スタイル。それは聴き手の心を強く打ち、踊って騒ぐだけでは得られない熱いものを響かせる。
とにかくライブがスゴいのでぜひ見て欲しい。6/5に代々木Laboでワンマン・ライブ開催予定。何となく日常に飽き飽きしてる人、社会に不満だらけの人、東京病(TOKYO SICKS)に冒されている地方出身の人、骨の髄までパンクが染み込んだ彼らのライブを見て勇気をもらってください!!
iTunesから音源購入出来ます。


(小野妙子)
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くるり

岸田繁(Vo,G)
佐藤征史(B)

1995年、立命館大学の音楽サークル「ロックコミューン」で結成。1998年「東京」でメジャーデビュー。叙情感溢れる歌詞と多彩な音楽性が特徴。バンド以外にもさまざまなミュージシャンとのコラボでも注目を集めている。当初3人だったメンバーも何度かの増減を繰り返し、現在に至る。
くるりは四季を感じさせるバンドだ。
桜咲くころの淡い初恋を連想させる「春風」、雨の日がバツグンに似合う名曲「ばらの花」、うだる暑さのなか爆音で聞きたい「青い空」、秋の月明かりの下に流れていてほしい「三日月」、凍える都会の冬を唄ったラブソング「カレーの歌」。
彼らの曲は、どれも季節の風景をそのまま切り取ったような曲ばかりだ。くるりを聞けば、一年中どの季節にでも会いにいける。楽しかった思い出も悲しかった別れもすべて、音とともに頭の中に広がっていく。
そしてくるりというバンド自身も四季のように移り変わっている。京都の学生バンドも激しいロックをかき鳴らす夏の時期があった。機械の打ち込みやダンスミュージックに走った秋の時代もあった。ついにはクラシックとロックを融合した壮大な冬の時代に突入。次の季節はどうなるのか。そして発売された最新アルバム『魂のゆくえ』(2009.6/20発売)。なんと初期をほうふつさせるアレンジの少ない純なロックだった。
くるりはくるりに戻ってきた。いや、変化と進化を遂げていたのだが、くるりらしさは前から変わっていなかったのだ。四季が移り変わってまた繰り返すように、くるりはその音楽性を変えているだけかもしれない。
2010年も、くるりは春夏秋冬をたどりながらまた新しい季節を奏でる。


(瀬戸大希)
Revolutionary/9mm Parabellum Bullet

¥2,500 (2010.04.21)
Amazon.co.jp

EP盤『Black Market Blues e.p.』『Cold Edge e.p.』の両作品のタイトル曲と、シングル盤『命ノゼンマイ』の3曲を含む、フルアルバムが完成。その内容は、聴く者全てに噛み付いてくるような攻撃的な物だった。私も一瞬にして噛みつかれ、当分消えそうにない傷を付けられてしまった。

このアルバムは“Lovecall From The World”という49秒の短い曲で幕を開ける。1曲目から激しく掻き鳴らされる歪んだギター、荒々しいシャウト、卓郎の凛とした歌声……。これから始まろうとしている『Ravolutionary』という名の世界に、一瞬にして興味が沸き起こる。

間髪を容れず“Cold Edge”(M-2)に流れ込み、気が付けば興味が沸くどころではなく、どっぷりとその世界にハマッていた。そして、フェスなどで聴いて躍りたくなるナンバー“Black Market Blues”(M-5)では、もう完璧に彼らに狂わされて虜になってしまった。

アルバムの後半は、前半の先鋭な楽曲達と比べて、メロディーを重視した楽曲で固めてあるように感じる。ツインギターの両者が、容赦なく互いの音をぶつけ合い……クラッシュするかと思いきや、荒々しさと美しさを併せ持つハーモニーを生み出す。その絶妙なハーモニーは、卓郎の歌うポップでキャッチーなメロディーを、より鮮明に際立たせる。

そんな今作を締めくくるのは「世界を変えるのさ」と歌う“The Revolutionary”(M-10)。彼らの生み出した今作によって、私の世界は確実に変えられてしまった。

メタルやエモやハードコア、それとは対極的に思われるポップスなど、様々な要素を呑み込んだ彼らの楽曲をジャンルで括るのは難しい。そのようにジャンル分けするのが難しいバンドは今や珍しくはないが、彼らは今作で「9mm Parabellum Bullet」という世界を、より強固に創り上げたようだ。どんなリズムやメロディーも彼らが生み出し、彼らが演奏すれば9mmなのだ。





田中佐代子