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湘南で吹き荒れる、一陣の風。

湘南乃風

RED RICE(DJ・リーダー)
HAN-KUN(DJ)
SHOCK-EYE(DJ)
若旦那(DJ)

http://www.134r.com/top.html

湘南から、一陣の風が吹き荒れている。

レゲエのシーンといえば、大阪と名古屋、神奈川の三本柱。その中でも最もホットな現場・神奈川は湘南で、メンバー4人が出会った。
新人たちが集うDUB MIX(『DUB』=リミックスの原点とも言われている、レゲエ独特の文化。曲の一部に極端なエフェクトをかけたり、トラックの抜き差しによって変化をつける技術)テープ集に参加したRED RICEとHAN-KUN、SHOCK-EYEが出会い、お互いのレゲエに対する強い志を確認。そしてSHOCK-EYEは、中学~高校の知り合いで、レゲエ・バーを経営していた若旦那と、偶然茅ヶ崎で再会を果たす。
こうして彼ら4人は、湘南から日本へ、一筋の強烈な風を吹かすこととなる。
 
アンダーグラウンドを愛する傾向にあるレゲエのシーンで、あえてメジャーに行った理由。それは他でもない、自分たちの愛するレゲエをもっと知ってもらうため。そのためにJ-POPを取り入れ、日本人に聞きやすい『ジャパレゲ』を作り続けているのだ。一部では『湘南の曲はレゲエじゃない』『アレでレゲエを名乗らないで欲しい』という声もある。しかし、それはひとえに、レゲエを浸透させたい一心でのことだが、その道は並大抵なものではない。

ミドルテンポのバラードや、わかりやすいアップテンポな楽曲が好まれやすい現代の日本の音楽シーンとレゲエの独特のノリがマッチせず、なかなか受け入れてもらえなかった。そのため彼らは、まずレゲエという言葉を広げることを選んだ。日本人に合うようにPOP要素を取り入れ、『ゴリゴリなレゲエ』のみを歌ってきた先人たちとは違う道を選んだ。もちろん、それは彼らが本来やりたいレゲエではない。それは楽曲や歌詞の端々に感じられ、特に『JOKER』の冒頭部分には顕著に現れている。
 
そんな彼らの、文字通り身を裂かれるような努力が今、徐々に実を結び始めている。レゲエという言葉はジャマイカから遠く離れた日本にも浸透し始め、CDショップや音楽のダウンロードコーナーでは『レゲエコーナー』が設置されるまでに至った。

湘南乃風の楽曲も、それに釣られたように変化を見せているようにも感じる。少しずつだが、『覇王樹(サボテン)』のカップリング『Bombo claat』など、POP感がまったくない『レゲエ』が収録されるようになってきたのだ。恐らく彼らは、第二段階に入ったのだと筆者は思う。言葉は十分に浸透した。次は、今度こそ自分たちが愛した『REGGAE』を広げようとしているのではないか。自分たちは何を言われても構わない。ただ、愛したレゲエを知って欲しい。そんな彼らは、かつて義の武将と評価された相模の国の武将・北条早雲の意志を継ぐ真の男と呼べるだろう。

(YUH)
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小林太郎 SHORT LIVE ACT “Orkonpood Carnival”
2010.5.22 新宿タワーレコード屋上ライブスペース


SET LIST

1.ドラグスタ
2.リバース
3.新曲
4.安田さん
5.美紗子ちゃん
(encore)
6.ソフィー


あのスイッチは一体なんなんだろう? カート・コバーンをよく引き合いに出される小林太郎だが、鋭い目つきで歌い叫ぶ姿は、もはやカート以上に暴力的で攻撃的だ。しかし音が止んだ途端、「いえ~い」なんて腑抜けなMCをかますフニャフニャの草食系男子に変わってしまう。まったく別人としか思えない。あまりにも見事にバチバチと切り替わるON/OFFにとまどいつつも、ONモード全開の男くさいステージは、惚れてしまいそうなくらい最高にカッコ良かった。

いまどきフライングVなんて……と思っていたが、細身の彼の体にそれはとてもよく似合っていた。重圧ギターがうねる「ドラグスタ」、しっとり聴かせる「美紗子ちゃん」。CDの期待を裏切らない演奏に鳥肌が立ち、思わずニヤッとしてしまった。アルバムを聴いてても思うが、彼のリズムや間の取り方は本当に気持ちがいい。この日披露されたブルース・ロック調の新曲も、そんなセンスの良さが抜群に発揮されていた。
インストア・ライブということと、ちょいちょい挟まれるゆるいMCとのギャップに、客席の反応も少々控えめではあった。だが、荒々しくギターをかき鳴らし、叫びを上げる彼の姿に、間違いなく誰もが圧倒されたはずだ。久々に心の底から震えたライブだった。

終演後、サプライズで行われた抽選会(なんとサイン入りフライングVをプレゼント!!)&握手会。そこにいたのはやはり、さっきまで長髪を振り乱して歌っていたロックな男ではなく、人懐っこい笑顔をした普通の19歳の少年だった。

(小野妙子)
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自然への回帰。生命力溢れる壮大なアース・ミュージック

マーラー

子安竜惺(ex.音座)

http://ma-ra.adlf.jp/


「マーラー」とはインドの言葉で「煩悩」を意味し、また「マー(魔)」と「ラー(エジプト神話の太陽神)」という対極の存在を表す。オリジナルメンバーは彼のみで、2010年2月より活動を開始。生楽器にこだわり、アコースティックギター、鍵盤ハーモニカ、カホン、ジャンベに加え、段ボールやその辺のガラクタまでをも楽器として使用し、さらにヴォーカルも務めるマルチ・プレイヤー。

やわらかいオーガニック・サウンドに民族音楽の要素が融合した彼の曲は、目を閉じると、果てしなく広がる壮大な大自然の光景がハッキリと映し出される。鳥がさえずる森の清々しい空気。灼熱の太陽が照りつける大地。そこには、単にヒーリング・ミュージックとしての心地よさだけではなく、力強い生命のエネルギーが満ち溢れている。

利便性を追求し続ける現代社会に対して、「何か大事なことを忘れていませんか?」と、地球が本来あるべき姿で問いかける彼の音世界。日々仕事に追われ、人生や人間関係に疲れている人はぜひ彼の音楽に触れてみてほしい。肩の力を抜いて大自然の空気を吸い込めばきっと、見失っていた何かを取り戻し、生きる活力が全身にみなぎってくるはず。

今夏、1stEP『完璧な世界』をリリースする予定。また、今ならオフィシャルサイトへメールをすると無料で楽曲配信されるので、この機会にぜひ聴いてみてください!!

(小野妙子)

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1stEP『完璧な世界』(今夏発売予定)