子供の頃 父親が毎年夏になるとキャンプに連れてってくれた。


父親が新しく買ってくるキャンプ用品などに心が踊った。


バーナーの火力。

ランタンの明るさ。


普段、決して父とは仲が良かったことはなかったが、キャンプの時だけは尊敬して父を見ていた記憶がある。


(キャンプのときだけだ。それ以外は子供たちから金を借りパチンコに行ったり自営の店の金に手をつけて破産したりと、とにかくとんでもない父親だった。母を泣かし、遺産はなにも残さず死んでいった。許せん。)



二つ年上の兄は 中学生の終わりぐらいから椎名誠の本を読み漁り始めた。


私も影響を受け本を手に取り読んでいた。


椎名誠さんは仲間と一緒に世界中を旅され、その手記にまた私はワクワクしたものだった。


兄は高校に入ると、自分でキャンプ道具を揃え始め、冬の鹿児島の山奥に友達と篭りだした。


豚汁を作った、カレーを作った、などという兄の話を羨ましく思い、同じ二つ年上の人たちより遥かに大人に見えた。

きっと山奥で焼酎も呑んでいたことだろう。あの当時の鹿児島の男子高校生なんてみんなそんなもんだ。

(そんな兄は今 鹿児島で燦燦舎という小さな出版社を営んでます。本をなんでもいいんで買ってください!悪いことはしておりません!)



旅は人を大きくさせる。


どんな旅でもいい。


知らないバスに乗り、

知らない町に降りるだけでもいいだろう。


つまらない社員旅行だってなにか見たことない景色が待っていることだろう。


旅は人を大きくさせてくれるのだ。



「宇宙よりも遠い場所」というアニメをご存知ですか?(「宇宙」と書いて、「そら」と読みます)


4人のまったく接点のなかった女の子たちが


南極を目指す旅に出る話。


2018年の冬アニメ。


とある人から「面白いと思いますよ」と勧められてなんとなく見始めた。


1 オープニングテーマの映像の中で主人公がぐるりと視点を回転させる演出から心を掴まれ始めた。


4人の女の子たちは、決して性格の良い子達ではなく


自分の正義を貫くために他人を振り回したり


10代ながら達観した目で人間関係を見つめてもいるがそれはただの自己防衛だったり


空気の読めなさから実は大事な友人を傷つけていたり


バカにされた相手を見返すためだけに動いたり


過去に辛い接し方をしてきた相手の謝罪を受け止めず、突き放したり(ここまで書いて誰も魅力的に見えなくなってきた!)


凸凹が補いあって大きな〇を作るのが私はチームだと思っている。


性格の悪い4人は、4人で一つの大きな〇になっていった。


それもどんどんと周りの大人の南極観測員を巻き込む〇だ。


水彩絵の具のような色使いの絵。

コミカルなセリフまわし。


日本を離れ南極へと進む荒々しい描写でもそれは変わらない。


朴訥で牧歌的で、


なのに感じさせるリアリティがあった。


僕たちが知らない南極での生活の細かな話がきっとそうさせたんだろう。


地球の緯度で変わる波の荒さもこの作品のおかげで知った。


「叫ぶ60度」では僕も一緒に船酔いをした。


砕氷船が氷を砕き前進するシーンでは僕も拳を握り応援した。


海水風呂で頭がギシギシになったことも良い思い出だ。


苦楽を共にしたとはまさにこのことだ。(大丈夫か。だいぶ気持ち悪くないか、私よ。)


アニメを見ながらいつしか僕は、4人と共に旅をしていたのかもしれない。


でも思い返せば昔からそうだった。


「西遊記」では三蔵法師と一緒にたしかに僕は天竺にお経を取りに行ったし、


ジョジョの奇妙な冒険では承太郎たちと一緒にエジプトへと旅もした。

あのとき飲んだ甘いチャイや、異国のトイレで右往左往したこともよく覚えている。


進撃の巨人ではエレンやアルミンと一緒に壁から出て海も見に行ったし、(しょっぱかったよねー)


最近なら彼方のアストラではB5班のみんなと一緒にアストラを目指した。


あの時、一歩踏み出して兄と一緒にキャンプに行けなかった僕は、


家族をほっぽりだして、有り金握りしめて東北などに行く勇気もない僕は、


アニメや漫画で、旅をさせてもらってるのだ。


とりわけいい旅をさせてくれたアニメ・漫画のことは忘れることはない。


「宇宙よりも遠い場所」は、40手前になった私を確かに南極に連れてってくれた。


僕の南極は一体どこだろうか。


まだ見ぬ芸人人生の目的地が、きっとそこだ。

目的地は決めてるんだ。


そこにたどり着いたとき、私は「宇宙よりも遠い場所」の4人にこう言ってやるのだ。


「残念だったな。私は今、〇〇だ。」と。


キマリちゃーーーん!LINE教えてくれーーー!!!


(意味わかんない人は、最終話まで見てね!めちゃくちゃめちゃくちゃ面白いよ!)



ここまで読んだあなた!


絶対ここ、きてね!


ここも一つの南極かも知んないぞ!


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◆2019年11月10日(日)14時〜 


◆踊れる!アニソンDJイベント「アニソンディスコ〜うれしい!たのしい!いっぱいちゅき!」




◆会場 渋谷WOMB

◆料金

・前売り 3,000円 /メール予約 3,400円 /当日3,900円

・高校生以下    前売り1,200円 /メール予約1,400円 /当日1,900円

・小学生未満 無料

(全て1ドリンク別途)


(全て1ドリンク別)

( イープラス、アニソンディスコ出演会場での手売り、チケットさめしま にて発売中。)

(入場順は来場順となります)



【ゲストアーティスト】

saya/38 (宇宙よりも遠い場所 主題歌・挿入歌 歌唱)


【ゲスト PERFORMANCE & DJ & VJ

※50音順


RWKU × COLLABO LIVE


OHASHI DISCO

ゲッツ  

DJ急行

DJ HACK 

Bくま

POGI 


ScreenSaver




その他詳細▼https://ameblo.jp/anisondisco/entry-12524090721.html