振り返り始めます2017 | 聞きっぱなし言いっぱなし食べっぱなし

振り返り始めます2017

 

今年も残り2カ月になってしまうので、今年やったことを写真や動画を交えて少しづつ思い返してみます。

 

振り返るのは男の性、YAZAWAの歌詞だってほぼ100パーセント過去の話理論に基づいています。

 

青森の八戸、数年前に蕎麦屋の店主、しんちゃんから1通のファンメールがやってきたことがきっかけで始まった交流は、ブルームーンカルテットのライブ盤を八戸で作ったり、ワタクシの手料理アカウント「富永飲食組合」を実演したり、それはそれは行くたびに楽しいことを繰り返してきたわけですが、かねてより興味のあった、市民劇というにはアートがネヴィルしている、いや、アートがガーファンクルしている、ようするにアートがブレイキーする「トルホヴォッコ」という絵本を実演するお芝居にブルームーンカルテットで参加するにまでなりました。

夕方からは本題の「トルホヴォッコ組曲」を行うんですが、昼間から南郷のホールの敷地内で露店やライブで飲めや歌えやの大宴会、そんな中、ソールブランチカフェのたくちゃんとYAMが中心にやっているzodian nova pop-machine&contemporary systemの演奏にも参加させてもらいました。

以前からソールブランチでライブ後に打ち上げのときには皆でジャムっていたのですが、この日は八戸出身のトランペットの類家くんも参加ということで素晴らしくオリジナルなサブトーンスタイルのトランペットを聴かせてくれました。 それにしてもこのバンド、zodiacはカッコよすぎます。ジャンルの垣根を越えて会話する感じが癖になります、また混ぜてもらいたいなぁと思いました!動画は、かまやつさんの「どうにかなるさ」

 

小宮山雄飛くんとは、たぶん最初はクラリネットの安藤(カセットコンロス)

の紹介だったかな、以後録音やテレビなんかにも呼んでくれるようになって、この前は富山県氷見のワイナリー「says farm」のイベントに行ってきました。ホフディランの名曲「欲望」をクリーントーンのギターで演奏するのもまた新鮮。カレーに精通している雄飛くん、帰りにはパキスタン人居住区にディープなカレーツアーを開催してくれて盛り上がりました!

 

MITCH ALL STARSと北陸ツアーも行ってきました。大好きなもっきりやのステージに6人乗るとなかなかの密度ですが、客席も超過密で、白熱していました。この日は、トロンボーンの北原雅彦さんも参加で豪華な3管編成、そして移動の車中でのなんとも形容しがたい上品なトークセッションもこのバンドの1,2を争う魅力で、どこからが音楽で、どこからが会話なのかボーダーが見えないアクティヴなツアーでした。ついついお酒が進むバンド、というか、ワタクシは、なんでだろう、MITCHの顔を見たら飲みたくなるという習性があるので、たぶんMITCHもそうなんだと思っています。

 

 

新しい出会いといえば、今年初共演となったスーマーさんは素晴らしかったですね!

ギターやバンジョーで弾き語りなんだけど、独自の日本語詞なんだけど、なんていうかフォークじゃない

感じ。広義なアメリカ伝統音楽をさらっと演奏していて、楽器と声が1つになっているこの空気。まさに人馬一体とはこのことかと思いました。野毛のドルフィーでブルームーンカルテットとジョイントライブ、初共演に興味を持っていた人が多かったのかこちらも大盛況で、言葉にするなら、ライクーダーの「JAZZ」というアルバムみたいなことになりました。車でツアーしているところ、立ち飲み屋が好きなところ、本番ギリギリまで飲んでいるところ、何かと共通点の多いスーマーさんとはこれから面白いことをいろいろやっていきたいなぁと、また仲間が増えて嬉しいですね。

 

坂本愛江とブルームーンカルテット、もはや恒例行事となりつつある高円寺フェス中通りミュージックストリートでの演奏。ブルーグラスやカントリー&ウェスタンといったフィールドで活動している愛江ちゃんとのコラボは、快活さやストレートメロディの素晴らしさに顔がニヤけてしまいます。この日は彼女とハンクウィリアムスの名曲「ジャンバラヤ」を演奏したんですが、この曲はワタクシの好きなニューオリンズの黒人系ミュージシャンもよく演奏していて、そんな感じでリズムを組み立てていって、それに彼女のストレート歌唱を乗っけてもらいました。

前出のスーマーさんもそうなんですが、こういったコーヒーに上質なフレッシュを注いてやがて混じりあうような、そんな素敵な音楽になりました。極東アジアでこんなことやってるのをハンクウィリアムスに見てほしかったなw。

 

久しぶりにnoonと共演しました。デビュー作からしばらく数年はそうとうご一緒してきたシンガーなんですが、バンドが忙しくなったり、なかなかタイミングが合わずに数年ご無沙汰していたので嬉しかったですね。

JAZZとかそういうことでなく、きちんと「歌」を大事にしているシンガーが大好きなんですが、その歌もさらに磨きがかかっていて、且つ新鮮というか歌う喜びが溢れだしているような、すごくいい感じでやってるなぁと思いました。

この日は、またまた野毛のドルフィーで、しかもベースがまたまた工藤精。この数年、一番一緒に演奏しているベーシストですね、ダントツに。顔まで似てきました。精のゴリゴリスタイルがあってこその楽しいトリオになっています、また遠からずやりたいですね。

 

akiko

のクリスマスアルバムが11月1日にリリースされました,

ワタクシ全曲参加しまして、ウクレレとガットギターを弾いています。今年の春ごろに録音したんですが、

小編成で、歌と楽器の質感、隙間を大事に演奏しました。

akikoとああしようこうしようと試しながら作り上げたので、単に録音に呼ばれたような感覚ではなく凄く愛着のある作品になりました。

ワタクシ普段は、ライブ演奏などの時系列上に存在する、時間とともに過ぎてゆく音楽を愛しているので録音とかも得意だけど実はあまり大事に考えないようなところがあるんですが、このアルバムは自然と制作に引き込まれるようなところがあって、co producerとして選曲、アレンジ、テイク選びやミックスまでも意見出したりしています。なんか新しい感覚を手に入れた気分です。まぁ、そんなことよりクリスマスソングを演奏するのはほんと楽しいです。名曲だらけ。akikoの素晴らしい音楽の世界を覗いてみてほしいです。

 Have Yourself a Merry Little Christmas

2017.11.01 On Sale!
POCS-1655 / ¥2,200 (tax ex.) 収録曲
1. I’ll Be Home for Christmas
2. Here Comes Santa Claus
3. Blue Christmas
4. Baby, It’s Cold Outside
5. Christmas Time is Here
6. All I Want for Christmas is You
7. Ave Maria
8. Christmas Wishes
9. Happy Xmas (War is Over)
10. Have Yourself a Merry Little Christmas

https://www.akiko-jazz.com/news

http://www.universal-music.co.jp/akiko/products/pocs-1655/

 

 

SKAFLAMESのヴォーカル伊勢浩和さんと昨年末から「伊勢トリオ」というのをたまにやっています。

大きなワタクシからしてもさらに大きな伊勢さんは歌のスケールも大きくて、ここではスカの曲やアレンジではなく、ジャズやシャンソン、そして昭和の時代の歌謡曲などありとあらゆる「いい曲」をなるべくシンプルに演奏しています。特にワタクシは彼の歌う「愛の賛歌」が大好きで、いつもご一緒するのが楽しみで、それは演奏だけでもなく、よく食べよく飲む宴な一日も大きな魅力。この日は足利で行われたイベントCLUB SKA、ゲストライブで演奏した時のものです。来年もたくさんやりたいですね。

 

 

と、今年の音楽活動をたどってみましたが、他にも書けること書けないことたくさんありますが一旦退散。

そういえば12月発売のリットーミュージック「ウクレレマガジンWINTER」に書き下ろしソロウクレレアレンジを8曲公開の予定です。お楽しみに~。